026-奇獣の森②
みんな疲れたみたいで今は静かにぼ~としてるな
この先は 貴族種と王族種が出てくるはずだが
敵の数しだいでは撤退も考えてた方がいいかもな・・・・・
「ステラ 今日の戦闘の手応えはどおだった?」
「まだ あの程度なら問題無く倒せると思うが」
「そおか なら明日はもう少し先に進むか・・・・」
「シュン 私には、かなりキツイ戦いだったよ」
「ミュー・ミミルそれにガウはどおだった?」
「私も同じです かなりきつい戦いでした」
「ミミルも皆がいるから それないり戦えましたが自分の弱さに涙が出ちゃいました」
「おれも一人じゃ勝つ事は出来ないし たぶん死んでたと思う・・・」
「そおだな ガウがここに一人で来てたら間違いなくあの世行きだったろうな」
「シュン てめ~! なら何で俺をこの場所に連れてきたんだ!」
「なんでって お前が行くって言ったんじゃなかったか?」
「俺は お前の意思でここに来たと思ってたが違ったのか?」
「そおだ 俺はもっと強くなりたいから来たが 皆の足を引っ張ってばかりで・・」
「それがどおした?」
「誰かお前に足手まといだから付いて来るなとか言ったやつが居たか?」
「いや・・・・そんな事言うのは誰も居なかったが・・・・・」
「なら問題ないだろ?」
「お前達4人は 気を使いすぎ・・・・・」
「いや 違うな・・・・他人の目を気にするタイプ?そんな感じかな 俺からみたら」
「アウラ・ミュー・ミミルもガウと同じ感じに俺からは見える」
「ま~ そんな4人だから今まで貧民区でもお互い助け合って生きてこれたのだとも思うが・・・」
「ガウ・・・・・俺に遠慮は要らないからこれ以上お前と一緒に進むと俺自身も危険だと思ったら 俺は迷わずお前にこの先は足手まといになるから付いて来るな!てハッキリ言うから 俺には強さを求める事で遠慮はしなくていいよ」
「ただ お前がこれより危険な思いをしてまで強くならなくてもいいと思うなら」
「今からでも この森の外まで一緒に戻ってやるが どおする?」
「シュン・・・あんた私達にそこまで奢れる力は無いでしょ!」
「ステラに模擬戦で負けた事わすれたの!」(`-´メ)ムカーッ!
「あ~ ステラに模擬戦で負けたな それがどおした? アウラ」
「あんたは 私達にそこまで奢れる力は無いってことじゃないの!」(`-´メ)ムカーッ!
「どおして そおなる?」
「アウラ? ステラはお前達とどんな関係なんだ?」
「俺は ガウ・アウラ・ミュー・ミミルの4人に言ってたと思うんだが」
「元々のメンバーじゃないが 今はステラも仲間だ」(`-´メ)ムカーッ!
「じゃ~ 俺は? 仲間? それとも仲間では無いと?」
「シュンのことは仲間・・いやそれ以上に大事に私は思っていた」
「だが 今のシュンは最低だよ 私たちのことを見下して」
「そんなシュンは大嫌いだ!」(`-´メ)ムカーッ!
「そおか 俺が嫌いになったか・・・・・」
「俺は今でもお前のことも好きだし ガウ・ミュー・ミミルも好きだ」
「俺にとっちゃ 4人共かけがえのない存在だから」
「俺の事が嫌になって一緒に居たく無いならそれでもかまわない」
「これから森の外まで 送って行こうか?」
「森から出たら4人でも危険な事はそおそお無いと思うから」
「シュン! 貴様って奴は・・・・・・・・」
この後誰も口を開こうとせず時間だけが過ぎって行った
「シュン・・・・・・・・・・・」
「うん? あ~ ステラか・・・・・」
「アウラだと思ったか?」
「ま~な その呼び方 アウラもするから・・・・・」
「そおだな 確かに紛らわしいかもな 声質の口調も似てるとこあるしな・・」
「ま~ そおだが冷静に聞き分けたら分ることだから気にしなくていいよ」
「ありがとう シュン 私も アウラと同じ扱いをしてくれて・・・」
「シュン お前さきの言葉はアウラに あ~言われてもしかたないと思う」
「お前は弱くは無い」
「だか そこまで強いわけでも無いと思うんだ」
「ステラも俺のこと このメンバーの中でどんぐりの背比べだと思ってるのか?」
「彼ら4人よりは シュンは強い・・・」
「だが首都に行ったら私より強い者が大勢居ると思う」
「・・・・・・・・・・」
「それだけか? 俺に言いたい事は?」
「あ~ あとはお前が彼らと今後どお接して行くか お前が決めたらいいがな・・」
「ステラ・・・・俺は変わらないと思うよ」
「ステラも俺がいやになったら去っていいから俺に変に気を使わなくていいからな」
「シュン お前もっと素直になったらどおだ?」
「俺はいったって素直だ お前達と価値観が違うだけだと俺は思う」
「だから お前も自分が思った通りにしてくれ」
「も~この話はやめよう 明日は俺はこの先に進む」
「俺は今夜も眠ることは出来ないから見張りしとくから安心して寝てくれ」
「ステラ おやすみ」
「・・・・・・・・・・・」
「おやすみ シュン」
トボトボトボ・・・・・
行ったか・・・・・・・・・みんな俺の事思って言ってるのは分ってるが
俺は俺が進みたいように進む
俺のこういう性格も俺だ! 生意気だ 自己中心だと言われようが
俺はこの性格・・・・考え方を今は替える気はないから
夜明けが近いな 今夜も眠る事は出来なかったな
今日は彼らがこのまま進むならじっくり行くが
彼らが去るなら森の外まで一緒に行ってから森の中心まで一気に行ってみるか
「シュン・・・・・」
「今朝は早いな? どおしたガウ?」
「俺は もっと強くなりたい・・・・・・」
「そおか ならこのまま一緒に森の中心に向かって行けるとこまで行こう」
「おれが居たら みんなが危険になると シュンが判断したら」
「迷わず 俺を切り捨ててくれ!」
「あ~ 心配するな俺はお前達と違って冷徹だから・・・」
「じゃ~ 装備とか しっかり準備しといてくれ!」
「あ~ そおしとくぜ!」
テクテクテク・・・・
ガウは進むことを選んだみたいだな・・・・・・・・・
朝飯の準備にとりかかるか
ひさしぶりに あの喫茶店のモーニングにするかな・・・・・・
「シュン これ美味しいね!」
「シュン 旅やめて私と食堂やろうよ」
「シュンが料理作ったら お客が殺到するの間違いないから」
「そおしよ~~よ」o(^o^)o バクバク・・・!
「そおだな この世界を見終わったら」
「アウラと宿でもやって生活するのもありだな」(^^)ニコ
「ぶ~~ぅ シュンはまだ旅をつづけるんだ~~」(  ̄っ ̄)ムゥ
「アウラ・・・お前達は今日はどおするんだ? 決まったか」
「森を出たいなら送って行くが」
「ぶ~~ぅ シュンのいけず・・・・一緒に行くに決まってるでしょ」(`-´メ) プンッ
「ミューとミミルは?」
「一緒に行きます」
「シュンに~と どこまでも!」
「ステラは行くよな?」
「私はシューの従者だ! あたりまえだ!」
「じゃ~ 行くとしますか」(^^)ニコ
しばらくは《守護種》《従者種》のみで
特に危ない事も無く森の中央近くへと進んでいた
そろそろかな・・・・・
今度の敵は・・・
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レッグコング 奇獣 ♀ 《36歳》
【称号】内陸巳の守護獣
【状況】《CpE+2》発情・狂乱
【戦闘力】 Cp339,200《E+2》
【スキル】5 威圧・肉体強化・脚力強化・牙強化
《貴族種》
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一体は離れて行くみたいだな・・・・
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レッグコング 奇獣 ♂ 《25歳》
【称号】内陸巳の守護獣
【状況】《CpE+2》恐怖・逃避
【戦闘力】 Cp280,000《E+2》
【スキル】5 威圧・肉体強化・脚力強化・敏捷強化牙強化
《貴族種》
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「つぎの敵は《貴族種》みたいだ」
「かなり興奮状態みたいだから 最初から全力で行ってくれ」
「シュン 了解した!」
「あ~わかったぜ!」
「私たちも気合を入れて連撃するよ!」
「はい!」
「やります~!」
《貴族種》雄叫びを上げてるなかなり怒ってるみたいだな
『ギヤァ~~~~ォ~! ウギャ~~ォ!』
『グルルル~~~~ゥ! グルルルゥ!』
「来るぞ!」
ステラが高速ダシュで斬撃を放つが
ドッ! スタタタッタ・・・・・シュッー!グァン! ズザッザッザッ!
「くっそ! 普通の攻撃じゃ薄皮程度か・・・・」
つづいてガウが奇獣の動きを封じ様と突っ込んで行った
「今度は俺が押さえに ウガ~ァ!」
『ドッゴン!・・・・・・』
「ウギャ~~!・・・・」
『ブオオン!』
『ドドドッドッド・・・・・・・』
「グッハ! くそお・・・・」
はじき飛ばされる事なく敵の攻撃を押されながらも盾ごと地面を滑る感じで持ちこたえたな
それお見届けアウラ達の連撃が
「私たちも行くよ!」
「ヒィー!」
『シュッパ!・・・・・・・』
「フゥー!」
『ズッサ!・・・・・・』
「ミィャー!」
『シュッシュン!』
『ウギャ~~! グルルル~~~~ゥ!』
『ブオオン! ドドッドッド! ドッゴン!!』
「きゃ~・・・」
「うぐぐ・・・・」
「ひや~・・」
連撃の後の回避がまだ甘いな アウラ・ミュー・ミミル 朝練に鬼ごっこを追加してみようかな?
「貴様! ハァ~~ァッ!」
「シュン!ドゴン! ドドドッド・・・・・』
ステラの懇親の一撃が入ったな これでやったか?
『ギヤァ~~~~ゥ!』
『グルルル~~~~ゥ!』
さすが《貴族種》だな しぶといな・・・・・・
「シュンやばいよ 私たちじゃ手に負えない」
「ここは一先ず撤退しよう」
「アウラ!危険だと自分で判断したらそれ以上戦う事はするな!」
「自分の身が危険だと思ったら迷わず逃げるんだぞ」
「俺は 奴を倒す!」
「ステラは どおする?」
「私も あの一撃で倒せない相手にはこれ以上は・・・・」
「そおか 分った なら俺が行ってくる」
「シュン やめろ!」
「シュン だめ!行かないで」
「シュンさん・・・」
「シュンに~」
「シュン! お前・・・」
「ステラ・アウラ・ミュー・ミミル・ガウ ・・・・」
「心配しなくていいから 俺の実力を見せるいい機会だ」
「良くみといてくれ・・・」
「これが 俺の力だ!」
俺は一気に気合を入れ 敵の目の前まで瞬時に移動し急停止し
「ウォォォ~!」
『ドゴン!・・・スタタタ・・・ザザッ!』
気合を入れ懇親の一撃を放った
「ハ~ァ! セヤッ!」
『ドゴン!・・・バキバキ・・・ドパン・・・ガサガサ・・・ドゴ!』
《貴族種》は俺の一撃ではじき飛ばされ その後には道が出来ていた
「・・・・・・・・・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・・」
「・・・・シュン お前・・・・・やっぱ変だ・・・・」
「そおだな 俺も何でこんな力を持ってるのかわかってないしな」
「先に進むぞ」
「これより先は 俺が先頭で行くから」
「俺が負けると感じたら 迷わず逃げてくれ」
「いいな!」
「・・・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・」
「・・・・・・・」
「あ~ わかってるさ!」
ガウ 友は同姓がいいな お前だけが俺に今は返事してくれてるしなw
この後は 7体の《貴族種》と7体の《王族種》を倒し森の中心まで来た
「ここがこの森の中心みたいだな・・・」
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アームコング 奇獣 ♂ 《108歳》
【称号】内陸巳の守護獣王
【状況】《CpE+3》警戒
【戦闘力】 Cp877,600《E+3》
【スキル】5 威圧・知性強化・肉体強化・腕力強化・牙強化
《王族種》
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「数十年ぶりだな人がここまで来たのは」
「ここに何を求めて来た!」
「奇獣って人の言葉が話せるのか?」
「現に話したから話せるみたいだが・・・・・」
「ここに何を求めて来た!」
この奇獣も人の話を聞かないタイプみたいだな・・・
「何をか・・・・・」
「自分の力を求め それと俺の安住の地がここにあるか見に来ただけだが」
「なぜ そんな事を聞きたいんだ? ここに来た俺たちの理由を」
「何を隠そうとしてるんだ? 内陸巳の守護獣王さんよ」
「この地は 我らが祖先が眠る神聖な場所だ!」
「貴様ら軟弱な人が来て良い場所じゃ無いのだ」
「そおか 祖先の墓か ここは・・・」
「俺の 安住の地にはなりそおにないか」
「待って! 貴様 このまま去るのか?」
「あ~ この森の主にも会えたし この森の状況も分ったから 帰るわ」
「さ~次は人の町に行こう その後は首都が近いから首都に行くか」
「貴様・・・・・・・・・・」
「うん? 何か様か?」
「力を求めて来たと言ったが それはいいのか?」
「ここに来るまで お前の仲間と戦わせてもらったし それなりに鍛えられたから」
「おもしろい奴だな お前!」
「気に入った お前達に我が力を授けよう!」
お~俺の体が光を帯びだした・・・皆もか・・・・
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シュン・ガトウ 《超人》 原人 ♂ 《25才 》
【称号】 《ジョーカー》《ジャックポット》 《超人》 風来人
【状況】 *****
【戦闘力】 Cp44,132《E+7》
【スキル】6 《超人》 霊妙術・耐性術・強化術・格闘術・忍術・剣術
《守護E+1》
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なんか 増えたな強くなれたなら それでいいかw




