025-奇獣の森へ
ユークの町を昼過ぎに出て今は奇獣の森をめざし歩いている
「都市に行く前に奇獣の森に行こうと思うんだが奇獣の森に行った事ある?」
「はぁ~? シュンあんた本気?」
「うん 本気だが 何かまずいか?」
「まずいかって・・・・・・問題ありすぎでしょ!」
「あそこに住む獣はそこらの獣とは桁違いに強いんだよ」
「貴族が守護の子種を採取するのに戦士を100人単位で投入する場所だよ」
「私達だけで行くって死にに行くようなものでしょ?」
「そおかな? アウラの言ってる100人の戦士って覚醒出来る奴らか?」
「覚醒なんて一部の貴族と王族ぐだいで一般の戦士が使えるわけないよ!」
「シュンて な~んも知らないんだ」
「あ~悪かったな この世界の常識を俺は知らないからな チッツ!」( ̄s ̄;
「あ~ シュンがすねた!かわい~~♪」
「ステラ~ お前はどう思う?」
「私ですか?」
「私は行っても死ぬ事はないと思うので大丈夫でしょうが・・・」
「シュン達は・・・・・・・・ なんとも言えませんね・・・・」
「ミューとミミル それにガウはどう思う?」
「私はシュンさんが行くのでしたら付いてきますよ」
「ミミルもがんばっる・・・・・やばくなったらシュンに~が助けてくれるよね?」
「俺はこの中じゃ一番弱いからもっと強くなりたいが 俺が奇獣の森で・・・・」
「絶対行きたく無いって者はいないみたいだな」
「それなら 行くとしますか!」
「は~ シュンが行きたいって言ったら 反対できる者はいないと思うよ」
「そおみたいだな 行きたく無いと思ったら行かなくていいんだぞ」
「行くも 行かないも各自で決めたらいい事だから」
「行かないって事で 俺がお前達に危害を加えたりする事とかしないしね」
「どおせ 私が行かないって言ってもシュンは行くんでしょ」
「そおだな 俺は行こうと思ってるから行くが それってやっぱ 変?」
「変じゃないけどさ~ それって・・・・・」
「・・・・・・・・・・」
「うん?どおしたアウラ・・・」?c(゜.゜*)??。。。
「私は シュンと一緒に居たいが危険な事は避けたい」
「うわ~ も~私なに言ってるのよ・・・・」
「そおだな俺もアウラ! 君とずっと一緒に居たいと思ってる」
「それに 今ここに居るみんなとも一緒に居たいとも思ってる」
「でも 俺はこの世界のあちこちを見てみたいんだ」
「その中で自分が気に入った場所で 生活したいんだ」
「う~ その生活場所になんで奇獣の森が入ってるのよ」
「村とか町でいいじゃん も~シュンは やっぱり・・・・」
「変か・・・そろそろ奇獣の森が見えてきたな今日はこの辺で野営としますか」
夕食も終わり・・・みんな今はゆっくりお茶を飲んだりして過ごしている
「シュンさん ちょっと話ししてもいいかな?」
「ミュー 話ってなんだい?」
「アウラがさっき言ってたことなんだけど・・・・・」
「うぅん~?」
「私もミミルもアウラと同じ思いです・・・・」
「シュンさんと離れたくない・・それとシュンさんに危険な事をしてほしくない・・」
「アウラもそれが言いたかったんだと思います・・・・」
「うん 俺もその気持ちは分ってる・・・いや分って無いのかもしれないが・・」
「お前達も俺の気持が分ってるから強引に止める事はしないんだよな?」
「そおですね・・・・・・・」
「もし強引に止めたら シュンさんが私たちを避ける様になる気がして・・・」
「そおだね よく俺のこと分ってるみたいだ」
「仮にミューが俺を力ずくで止める事が出来たなら 俺を止めるか?」
「う~ん?難しい質問ですね・・・・」
「ミューは覚醒2を使えるよね」
「覚醒したら俺を力ずくで止める事が出来るのでは?」
「あ~ そおでした 覚醒を使ったら出来るかもしれませんが・・・・・・」
「シュンさんを覚醒まで使って止める事はしたく無いです・・・」
「ありがとう ミューやっぱりミューも俺が思ってる心の持ち主みたいだな」
「ミミルも黙って聞いてたけど ミミルは俺を力ずくでも止めたいか?」
「ミミルもミューさんと同じで力ずくで止める事はやりたくないです・・・」
「そおか ミミルも同じかそおだよな ガウもステラもたぶん同じだと思う」
「そおじゃなきゃ 昼間の話のときになんらかのトラブルが有っただろうしな」
「みんなの俺を思い遣る気持は分ってるから ありがとう」
「でも俺は明日は奇獣の森に行くよ 途中で逃げ帰る事になるかもしれないが それでも行きたいんだ 2人とも ごめんよ こんな俺で・・・」(^^)ニコ
「・・・・・・・・・そおいうわがままなシュンも魅力の一部ですしね」(*´ェ`*)ポッ
「けどシュンに~明日 奇獣の森に入ったら危険だと感じたら私達にかまわず逃げてくださいね!」
「あ~わかった でもそんな状況に成る前にみんなと一緒に逃げような」(^^)ニコ
「見張りは俺がしとくから2人もそろそろ寝たほうがいいぞ」
「はい では寝ますシュンさん おやすみ」
「シュンに~ おやすみ」
「2人とも おやすみ」
俺は今夜も眠れそおに無いな・・・・・・・
この世界に来て眠ったのって・・・そおだ 守護王とかと戦ったあの時か・・・
そんな事を考えてるうちに夜が明け
皆と一緒に奇獣の森に入って行った
「アウラ? 俺を守ろうと力んでるのは嬉しいが」
「そんなに 殺気をはなってると敵を引き付けるんじゃね?」
「もう少し肩の力抜いて 周りの気配を感じ取る事に集中してほしいな」
「も~ シュンは 私が絶対守るから!」
「シュンは 安心して私の後ろから付いて来たらい~の!」
「返事は!!!!」(`-´メ) がぉう~~!
「はい・はい」r(≧ω≦*)あちゃ~
おっと この先に一匹奇獣が居るな・・・・・
「だれか この先に敵の存在を感じ取れる者はいるか?」
「まだ 何も感じませんね」
「ステラもまだか・・・・・」
「このまま進むと 一匹の敵に会うが敵の存在を感じたら黙って手を上げてくれ」
それから しばらく進み 1/3ぐらい近ずくと ステラが手を上げた
「ステラ 敵の存在に築いたみたいだが どんな感じで気が付いたんだ?」
「なんと言いますか いやな感覚がこの先から 一点から感じる気が・・・・」
「なるほど そおいう感じでか」
「敵もこっちに気が付いたみたいだ」
「俺達の左側に回り出した」
「あわてず このまま直進してくれ」
「シュンは そこまで分るのか・・・・・お前を敵にまわすと策も役にたたないな」
敵は ブラックベアーか・・・・・
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ブラックベアー 奇獣 ♀ 《32歳》
【称号】内陸巳の守護獣
【状況】空腹・凶暴・衰弱
【戦闘力】 Cp290,040
【スキル】3 肉体強化・牙強化・表皮強化
《守護種》
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ガウが Cp 6,090《E+1》
アウラがCp 6,180《E+3》
ミューがCp 6,000《E+2》
ミミルがCp 5,640《E+2》
ステラがCp24,225《E+3》
あと俺がCp21,125《E+6》
ガウは覚醒しても勝ち目はなさそおだがアウラ・ミュー・ミミルは
2段階の覚醒で問題なさそおだな
「みんな覚醒準備だ 覚醒2に!」
「ガウ お前はまだ勝てそおにないが盾役として 頑張ってみるか?」
「お~ 試してみるぜ!」
「わかった ほかのみんなはガウの右側に移動して」
「敵が着たら ガウから離れ敵に即対応できる様心がけてくれ!」
「ガウは敵を防いでみてくれ たぶん 吹っ飛ばされて終わるとおもうがw」
「死に掛けても俺が回復してすぐ戦える様にしてやるから心配するな」(^^)ニコ
「シュン あんた~なんて残酷な奴だ」r(≧ω≦*)
「ガウが やりたいってんだから問題ないんじゃね?」
「シュン・・・・・・回復大丈夫なんだよな?」
「あ~ 一撃で逝かなかったらすぐに回復してやるから安心して やられたらいいぜ」(^^)ニコ
「・・・・・・・・・・・・・・・」
「5・4・3・・・・・」
『ドゴ~~~~ン!』
ガウが吹っ飛んだ やっぱ予想通りか><
『ドガガガ~~~ドッタ!』
「ガウ!」
「グググッグ・・・ゲッホ!・・」
復活しろ~~ガウ!
ガウに片手を添え・・・ガウの体を光が包み・・・
「ガウ 治ったな いつでも戦えるから・・・・・戦闘に復帰してこい」
アウラ達は敵と間合いを取り冷静に戦ってるみたいだな
これなら負ける事はないな・・・
スタタタッタ・・・・・ザック・・
だが奇獣もねばるな
『ガウ~ゥッ!』 ドドドドド・・・・・スッカ!
ステラが気合を入れ奇獣との間合いを詰め切りつけ即距離をとったか
キエーィ~!・・ズシュ! スタタタッタ・・・・・
奇獣もガンバてるなw
『ガル~ゥ!・・・』
アウラ・ミュー・ミミルの連撃が
スタタタッタ・・・・・ザック・・ズシュ・・シュッパ!
スタタタッタ・・・・・ズサ・・クシュ・・ザック!
スタタタッタ・・・・・シュッパ・・ズシュ・・ザック!
これで決まったようだな・・・・
ギィ~ィ・・・・・・ドゴゴゴッ!
「やった 倒したぞ 奇獣を私達が倒した!」
「やりましたね!」
「すごい でしゅ!」
「倒せたな・・」
「倒せたな おめでとう」
「シュン これ倒したの私達だから私達が貰ってもいいんだよね?」
「あ~君達が倒した獲物だから君達の物でいいんじゃないかな?」
「やった~ これでまたお金が増えるね みんなで解体しましょ」
うわ~ 本来ならあ~やって皮・牙・子種を取り出すんだ
かなりグロイ・・・・彼女達は普通の顔でやってるから平気なんだろうな
その後も《守護種》を狩りつつ森の奥に進むと
今度は4体の反応が・・・・・
「つぎは 4体だが・・・・いけそおか?」
「大丈夫です! 覚醒3を使わせてください!」
「ステラが先鋒で行くのか?」
「はい 私が敵に突っ込み1~2体は倒してみせます!」
「勇ましくなったな」
「ステラ今度も俺に盾役をさせてもらえないか!」
「抑える事は出来なと思うが徐々にだが防ぐこつが見えてきた気がして・・・」
「わかった ガウが盾で防いで押し負けたら私が突っ込んで行く」
「それで やってみないか?」
「アウラ・ミュー・ミミルは それでOK?」
「うん 私達は3人で連携しながら残った獲物を倒すよ!」
「話はきまったな敵はこっちにきずいて二匹が左右に別れ」
「正面に2匹が待ち構えてるから」
前方の敵は
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ブラックウルフ 奇獣 ♂ 《13歳》
【称号】内陸巳の守護獣
【状況】空腹・凶暴・衰弱
【戦闘力】 Cp153,600《E+1》
【スキル】3 威圧・肉体強化・俊敏強化
《従者種》
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ブラックウルフ 奇獣 ♀ 《20歳》
【称号】内陸巳の守護獣
【状況】空腹・凶暴・衰弱
【戦闘力】 Cp184,000
【スキル】2 肉体強化・俊敏強化
《守護種》
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左右のは《守護種》だな・・・・
「ステラ前方の一匹は《従者種》持ちだ」
「今までの敵よりさらに強い 気を抜くな」
「あ~ わかってる 一匹だけ殺気が桁違いだな・・」
そこまで感じ取れるなら大丈夫みたいだな
「来るぞ!」
『ドゴ~~~~ン!』
『ズズッズッズッズ・・・・・・ズッズ!』
押し負けはしたが 飛ばされずにに踏ん張ったな
ガウもこの短時間ですごい成長をみせてるな
ステラが高速ダッシュで《従者種》に斬撃を放った
ドッ! ピューン・・・・・スタタッ・・ザック・・ズシュ・・シュッパ!
スタタッ・・・ハァッ!・・・ブン!ドゴーン・・・ズッゴッゴッゴゴー・・・・
ステラの居合というか あの一撃はすごいな一瞬にすべての力を出す感じで
つぎは アウラ達の連撃が炸裂した・・・
スタタタッタ・・・・・ザック・・ズシュ・・シュッパ!
スタタタッタ・・・・・ズサ・・クシュ・・ザック!
スタタタッタ・・・・・シュッパ・・ズシュ・・ザック!
3人の反応もいいね
『ガゴン!』
『ズッズ』
「うがぁ~~ッ!」
ガウも敵の力の向きを変えて盾で防ぐようになってきたな
この分なら《貴族種》も倒せそおだな
今日はここまでにしてこの先で野営とするか




