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022-ユークの牢で


『ガチャガチャ・・ギギギギィ~・・』

「ここに入れ!」


「・・・・・・・・・・・・・」


『ガシャン・・ガチャガチャ』


「兵士は行ったみたいだな・・・ここが牢か」


「シュン!これから私達どおなるの ステラが言ってたみたいになっちゃうの?」


「アウラ 落ち着け 大丈夫 なんとかなるさ!」


ほかにもこの牢に入れられてる者達が・・・・・


「昨日は助けていただき ありがとうぞざいました・・・・」


ユーリアさん・・・それに昨日の兵士も・・・・


「どおしてユーリアさん達までここに?」


「あのあと私たちは城内に連れて行かれ これで安心だと思っていたのですが」

「この様な姿に人前でされた事が私が嫁ぐ町の貴族に知れたと父が激怒して

私達に貴族としての価値が無くなったと言い・・・この様なことに・・・」

「私たちは終わりです・・・・」


「この町じゃ自分の娘にまでこんなひどい事をするのが普通なの?」


「父も跡継ぎに男の子がほしいみたいですが私を含め娘ばかり生まれ嫁に出せる年齢になるとみんな他所に嫁がされています」

「私の場合は昨日の件で嫁に出すことが出来なくなったので原人の♀奴隷として他所の町に売る事にしたのでしょう・・・」


「なんか平然と話してるが人前で賊に服を剥ぎ取られ恥を晒したので嫁に貰うのは断られたとしても嫁に出せないから娘を奴隷として売るって おかしくないか?」

「ユーリアさん あんたのお母さんは反対とか抗議とかしなかったのか?」


「母達は 父や私達が普段生活してる場所とは違う部屋で生活してますので今回の事も知らないでしょうし私を生んだ母達には何の権力もありません子を産むための道具ぐらいにしか父は考えてませんし 体面上の母は私達を嫌ってるので助けてくれるとは思えません」


この町の代表達を始末しても問題なさそおだな・・・・


「ユーリアさん ほかの貴族で助けてくれそうな方もいないのですか?」


「今は 居ません父の考え方を受け入れる事が出来なかった貴族は全員貴族の身分を剥奪されてしまったので・・・・」


「そおですか 貴族を剥奪された方達は今もこの町に居るのですか?」


「今残ってるのは獣人の方が町外れに数名と原人は私達の生みの母達だけだと思います」


「そおですか いろいろ教えてくれてありがとうございました」

「ユーリアさん この町の貴族を・・・あなたの父親もですが 僕は嫌いです」

「しばらくしたら 僕達はあなたの父親の前に呼び出されあなたと同じ様な待遇にしようとするでしょう」

「でも 僕はそれには従いません!」

「そおなれば お互い戦うことになると思うので僕は今後の作戦を彼らと話し合うつもりですので 席を外してもらえませんか」


「父達と戦うと・・・・」

「殺されてしまいます!」

「兵士は皆さんと互角かもしれませんが 父や今の貴族数人は 従者の子種を取り込んでいますので あなた達では絶対に勝つことは出来ないのです」

「今は耐えて チャンスを待つ方が得策だと思います」

「どーか早まらないでください!」


「ユーリアさん あなたも彼らを倒すチャンスを待っているのですか?」


「そおです この町の大勢の人がそお思って耐えてるはずです」

「ですので シュンさん達もその時まで耐えてください」

「獣人街の元貴族がいまもひそかに準備をしてるはずですので それまで耐えてください」


「・・・・・・・・・・・・・・」

「さっき言ってた 従者の子種とは奇獣から取れる小石みたいな物のことですか?」


「たぶん そおだと思います実物を見た事がないのでなんとも言えませんが」

「ただ 以前はこの二人の兵士より弱かった父が 従者の子種を体内に取り込み 1段階の覚醒を使えるようになり 10人がかりでも父に勝てる者は居ないのです」


「そおでしたか でも心配しないでください」

「ステラ ちょっと見せてやってくれ」


「シュン!・・・なぜ私に・・・」


「ステラ 君は 1段階の覚醒を使えるだろ?」


「なぜ それを知ってる!・・・・・」


「模擬戦の時 ステラは使う気は無かったみたいだが発動してたからな ステラが覚醒できるのは知ってるんだ」

「それと アウラ!・ミュー!・ミミル!お前達も覚醒は出来るから ステラの覚醒を見てお前達も自在に覚醒できる様にしといてくれ!」

「ステラ みせてくれ!」


「私が覚醒出来る事を シュンは分かってたとは・・・・」

「では・・・」


「ハァ~~ァッ!・・・・・・」


今までとは桁違いの力を感じるな


「ステラ 解除していいぞ」

「アウラ・ミュー・ミミル わかったか?」


「ステラ すごい・・・・覚醒した瞬間から私動けなくなったよ」

「すごい 私も使えるなら すごい・・・」

「ミミルも出来るの?」


「シュン 俺は覚醒できないのか?」


「ガウ 今のお前には出来ないみたいだな そのうちお前にも出来る素質はつくから ガンバレよ」


「3人共 覚醒してみな」


3人が目をきらきらさせながら覚醒しようと試行錯誤はじめた


「ステラ お前は今3段階覚醒できる様になってるから 3段階の覚醒を練習してみて」


「えぇ! うそでしょ? 3段階なんて王族のごく一部の実力者しか出来ない事ですよ それがなぜ私に出来ると?」


「昨日までは1段階までだったが 今日からは3段階覚醒出来るから嘘だとおもうなら試してみて」


「そおだな・・・・・・・・・・・・」

「ハァ~~ァッ!・・・ハァ~~ァッ! お~!これは・・・ ハァ~~ァッ!」

「ほんとうに3段階覚醒したぞ シュン!」


「出来たね おめでとう」


「ヒィ~ィ!・・・」

「フゥ~ッ!・・・」

「ミィャ~ッ!・・」


「三人も覚醒のやり方をマスターしたみたいだね おめでとう」

「3人は もう一段そのまま覚醒してみて」


「ヒィ~ィ!・・・」

「フゥ~ッ!・・・」

「ミィャ~ッ!・・」


「出来たね 3人は2段階まで覚醒できるから 状況に応じて使いこなす様に練習しといてくれ」


「ユーリアさん 僕達の力わかったかな?」

「この町の貴族なら ステラ一人でも全滅できると思うがどおかな?」



「・・・・・・・・・・・・・・」

「あなた達は首都からの査察者とかですか? 尋常ではない力の方達ばかりで・・・・」

「ぜひとも私達に力を貸してください」


「とにかく この後あなたの父親達が僕達を束縛しようとしたら 反撃にでます その事は 納得してもらえたみたいですね」



予想通り地下牢から出された後は広間に連れて行かれ

代表含め11人の貴族が俺達を見下している


「貴様ら今日からこの町の民として迎え入れよう」

「そしてこの町の兵士として仕事も与えよう」

「私達に感謝をするのだ! 日に2回食事が取れるんだから」

「その首輪をつけるのだ この町の兵士の証としてな わあっはっは~」


「断らせてもらう!」

「おまえら腐れ貴族が治める町の民になる気は無い!」


「貴様~ ふざけた事を そいつを押さえつけろ!」


兵士たちが俺を押さえつけようと動き出したとき

彼らの首輪が外れるイメージをし・・・


「ウオオオオ~~~~~オッ!」


すると兵士達の首輪が

   ガシャ・・・コトン!  ガシャ・・・コトン!  ガシャ・・・カラン!

    ガシャ・・・コトン!  ガシャ・・・コトン!  ガシャ・・・カラン!

      ガシャ・・・コトン!  ガシャ・・・コトン!  ガシャ・・・カラン!


すべての首輪が外れた


「これで 君達を束縛していた器具は外れた」

「あとは 君達の意思だ自分の意思で俺たちを捕らえ様とするなら俺たちは敵とみなし おそって来る者は全員殺すから その覚悟でかかってこい!」


俺はイメージ収納からみんなの武器を出し彼らに投げ渡した


「みんな 受け取れ!」


「貴様どこに武器を隠し持っていたんだ」

「さ~兵士よ 彼らを取り押さえるんだ 首輪が外れても俺たちの命令が聞けない者は俺たちが切り殺す さ~行け!」


「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」


兵士達は考えているみたいだな 号令と同時に飛び掛って来る者はいない


「ステラ! 代表以外の貴族を全員抹殺しろ!」


「はい!ハァ~ァッ!ハァ~ァッ!ハァ~ァッ!」


スタタタッタ・・・・・

      スタタタッタ・・・・・

          ドッ! ピューン・・・・・

             ザック・・ズシュ・・シュッパ・・・ズサ・・クシュ・・ザック・・


「シュン! 終わったぞ」


ステラが代表以外の貴族を倒し今は代表を無力化したうえで床に踏みつけ平伏す体制にさせ首筋に剣をあてながた 俺をみている


「ステラ よくやった」

「兵士のみなさん 元代表を捕縛して下さい」


ガタガタ・・・ザワザワ・・・・


捕縛を終えた兵士の一人が

「これでよろしいでしょうか シュン様」


「大丈夫だろう」

「ステラ 見張り頼むな こいつが変な動きをしたら殺していいから頼むよ」


「わかっている」


「アウラ お前たちは兵士を連れて地下牢に行って ユーリアさん達を開放してきてくれ 兵士の方はまだ状況を理解してない兵士が襲い掛からないよう説得してください お願いします」

「アウラそれと ユーリアさんに町外れの元貴族の方達に連絡がとれるなら こちらにすぐ来るよう伝えてくれと言ってくれ」


「うん わかった ユーリアさん達を開放してここに戻ってくるから」


「あ~頼むよ」


「代表のおっさんあんたをこれからどおしようかね?」

「奴隷にして売るかな?」


「金なら好きなだけくれてやる だからまて!」


「へ~ 金は沢山持ってるてことか?」


「あ~ わしの部屋に大金があるからそれを全部やるから見逃してくれ!」


「そおだな じゃ幾らあるのか見せてもらうか そこまで案内してくれ」


これはすごいね 彼の部屋に入ると豪華な品々それだけでもすごいのに

隠し部屋があり そこには金貨の山があった


「ほ~これはすごいな よくもま~こんな大金集めたな」

「これって 娘達を売った金か?」


「それも多少はあるが この町では塩が取れるからそっちの方が大きい」

「ここにある金を全部くれてやる だから俺を解放してこの町から出て行ってくれ」


「あなた! この金は私の物ですあなたはここで死になさい!」

「ひや~~~~ッ!・・・・」


「おまえ・・おれを殺そうと・・・ おまえに妻の座をやったのに・・・この腐れが」


なんか夫婦喧嘩が始まった?

いやちがうな お互い欲の塊同士の奪い合いだな・・・・


「ほかには無いのか?」

「これで 全部か? たったこんだけか?・・・・・」


「いや まだある」

「こいつの部屋にも」


「あんた~私の**********」

この女うるさいから口ふさいで縛り上げておとなしくしてもらった


「ほかには ないのか?」


こおやって 彼が思い出せる隠し財産をすべて出させたところで

アウラ達もユーリアさんや生みのお母さんそのほかにも理不尽に囚われていた者たちを開放して広間に戻ってきていた


「アウラ 開放は終わったみたいだな」

「こっちも 代表が持ってる隠し財産を全部いまここに運ばせてるからもう少しで終わる」

「ユーリアさん 連絡はとれましたか?」


「はい 牢に一緒にいた兵に頼みましたのでこちらに来ると思います」


「そおですか 彼らか来るのを待つとしますか」

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