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金色の螺旋  作者: 亜薇
第五章 天海の鵬翼
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第五章のあらすじ・登場人物

【「第五章 天海てんかい鵬翼ほうよく」のあらすじ】

 国境の街、白林はくりんにやって来た麗蘭たち。

 妖が蔓延はびこ琅華山ろうかさんを背にした白林は、強力な神人軍と堅牢な城壁を誇る城塞都市。今は茗との戦の準備に追われ、厳戒態勢が敷かれていた。


 蘢は白林城に滞在している上官、瑛睡えいすい公に会いに行く。瑛睡に旅の報告をした蘢は、魔国の王子であり神の血を引く『昊天君こうてんくん』が仲間に加わること、既に彼が白林にやって来ていることをを知らされる。

 先に宿へと入っていた麗蘭と優花は、別れの前の最後の一時を共に過ごしていた。すると突然、明らかに自然のものではない雷が轟き、琅華山に近い西側の城壁が崩れたとの騒ぎを聞き付ける。瑠璃が黒神の力を借りて稲妻を落とし、城壁を崩して妖の大群を呼び寄せたのだった。 


 西の城門へと駆け付けた麗蘭は、妖たちが心を失い本能のままに人間をむ惨状を目の当たりにする。人々を守りながら妖異を狩る中、麗蘭は自分に放たれた一矢から瑠璃の存在を感じ取る。

 麗蘭が瑠璃に気を取られていると、不意に見知らぬ美しい青年が現れる。彼こそが昊天君と呼ばれる半神半魔の公子、魁斗であった。

 其の後瑛睡が送った援軍により事態は収拾され、駆け付けた蘢、そして魁斗と共に宿へと帰る麗蘭。魁斗が恵帝の依頼を受け、蘭麗救出を助けに来たと知り、新たな仲間として彼を迎えるのだった。

 白林を襲った妖たちが黒神に操られていること、其の元凶となる神力の源が琅華山にあることを見破った麗蘭たちは、彼の山を越えて茗に入国することを決める。


 翌朝、瑛睡と優花に見送られ、麗蘭、蘢、魁斗の三人は琅華山へと出立する。

 麗蘭と優花にとって二度目の、暫しの別れであった。



【「第五章 天海の鵬翼」の主な登場人物】

清麗蘭せいれいらん

 妖たちと戦い、白林の人々を守ろうと奮戦する。

 黒神と瑠璃の影に気付く。


蒼稀蘢そうきりょう

 白林城で瑛睡えいすいに会う。

  

伯優花はくゆうか

 長時間変化していたため疲労し、宿で休んでいる。

 親友麗蘭を思い、別れを惜しみながらも笑顔で送り出す。


伸魁斗しんかいと

昊天君こうてんくん』と呼ばれる青年。先代魔王を父に、闘神を母に持ち、聖と魔の力を併せ持つ稀少な存在。

 王の最有力候補であったが兄に其の位を譲り、国を出奔して数年間人界を旅していた。恵帝に恩が有るらしく、彼女に依頼されて麗蘭たちの仲間に加わる。

 言動から黒神に恨みを持っていることが窺え、茗にも何かしら因縁が有るようだが、詳細は不明。


瑛睡えいすい

 聖安禁軍の頂点に立つ上将軍で、蘢の上官。

 国境視察に白林に滞在していたところ、久しぶりに蘢と会う。

 

清蘭麗せいらんれい

 謎の少年によって聖安と茗が再び戦争を始めることを知らされ、心を乱される。


◆白虎(紫暗しあん

 蘭麗に近付いている人ならざる気配に勘付くが、実態を掴めていない。


晶瑠璃しょうるり

 黒神から神剣を貸し与えられ、琅華山の妖たちを狂わせ白林を襲わせる。


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