第三章のあらすじ・登場人物
【「第三章 竜の化身」のあらすじ】
海賊を討伐し、茗に向けて海路を行く準備を進めていた麗蘭たち。商船に乗り商人たちに紛れて茗入りする計画であったが、茗が聖安船の入国許可を取消したため不可能になってしまう。
珠帝は「茗の水軍船を聖安軍が不当に拿捕した」「自軍の訓練中であった玄武を聖安軍が殺害した」と偽り言い掛かりをつけ、聖安を政治的に挑発したのだ。更に、蘢が捕らえた海賊たちは、一夜にして何者かに皆殺しにされ口封じされていた。
陸の道を行かざるを得なくなった麗蘭たちが次に向かったのは、泉栄。偶然優花と再会を果たし、彼女が風友のお遣いで訪れていた紀佑の屋敷に泊まることになる。
会話の中で、紀佑の亡き夫は禁軍少将であり蘢の恩人であったこと、蘢が戦場で少将の命を救ったことなどが明らかになる。
一夜明け、麗蘭と蘢、そして優花が出発した後、紀佑は謎の男に襲われ術を掛けられ、麗蘭たちの名を読まれてしまう。此の男は茗の四神の一人『青竜』で、隨加にて海賊を殲滅した張本人であった。彼は珠帝の命を受け、聖安の真の第一公主であり光龍である麗蘭を追っていた。
青竜に追いつかれ対峙した麗蘭は、彼の左眼に千五百年前の光龍『奈雷』が封じた怪物『金竜』が縛されていることに気付く。『光龍』としての使命を果たすため自分独りで戦おうとする麗蘭だったが、青竜は余りに強く歯が立たない。蘢が重傷を負わされ危機に陥るも、大鷲に変化した優花に助けられ何とか逃げ果せるのだった。
【「第三章 竜の化身」の主な登場人物】
◇清麗蘭
蘢や玄武の強さを目の当たりにし、自分の弱さに焦燥する。
紀佑の屋敷に泊めてもらい、再会した優花と語り合うことで、少しだけ明るさを取り戻す。
青竜と対峙し、魂に刻まれた前世の記憶を甦らせる。
◇蒼稀蘢
紀佑がかつて世話になった劉少将の妻であることに気付く。
麗蘭を助けようと青竜に挑むも敗れ、重傷を負う。
◇伯優花
泉栄で麗蘭と再会。紀佑が入手した新型連弩の設計図を預かるため、風友の遣いとして訪れていた。
◇劉紀佑
亡き劉少将の妻で、実家は大きな武器商。
◇劉啓雲
紀佑の一人息子。
父の命を救ったという蘢に会い、尊敬し、自分も軍人になりたいと思うようになる。
◆青竜
『四神』の一人で、茗の上将軍。人界最強の神人と謳われている。左眼に『金竜』を宿しており、人並み外れた力を有している。
珠帝の命により麗蘭を探しつつ、隨加の海賊を全滅させた。
◆朱雀(紅燐)
隨加にて青竜と会い、『魔の王子』を探すために再び別れる。




