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1 蒼き月
あおきつき
そまるわがてを
うつせみの
たれそしるらむ
わがおもひかな
……………………
蒼き月
染まるわが手を
うつせみの
誰そ知るらむ
わが想ひかな
…………
創作活動をしているとふと心が病む瞬間がありませんか?
涙ぐみつつ夜空の月を眺めていて
ふと手をみると月の光に蒼く染まる
あなたの心に寄り添いたい
あなたの気持ちにそっと触れたい
日々の感情が息づく、心の調べ
喜びも、哀しみも、悔しさも、病む心も、恋も――
嬉しく病んで泣いて恋をして
胸のざわめきを歌に託したい
ざわめく心、ゆれる想いを五七五七七の調べに託して
感じるままに、泣くままにつづりたい
心に触れて震わせて そんな共鳴する言の葉を探してさまよって