中学校1年生…ウソつきしかいない
一気に中学生まで飛ばしたけれど、小学校の事を書き終えたわけではない。記憶に強く残ってるものをまずは書いた。
中学1年。学校が変わり大きな変化。別の小学校から来た面倒なグループに目をつけられた。それは決してイジメとは違う性質のものだっただろう。大人しく抵抗しない相手をおもちゃとした下らない遊びの一環。
宮崎が嫌がっているのをわかって汚いあだ名をつけその名でしか呼ばない。そのあだ名が教室に広まり、教師まで使う。教師など所詮人間の成りそこない、仕方のないことかもしれない。
そのクラスはあまりにも忘れ物が多く、この1週間に忘れ物が合計20個超えたら連帯責任で全員校庭10周などというバカげた事を言い出したのもこの教師だ。そこに教育としての意味などどこにもない。
金曜日時点で19個。そして土曜日で20個。奇跡的に20以内に収まった。わけがない。忘れ物があった事をクラスの誰もが知っている。ただその時の日直が忘れ物の数をでたらめに報告しただけだ。
どれだけ教師が愚かであろうと忘れ物が多い事は事実、そしてどれだけ下らなかろうと本当に嫌なら教師が言い出した時点で善力で反対すればよかったこと。宮崎はその場で報告がデタラメであることを指摘する。クラス全員というわけではなかっただろう。ただ、多くの生徒が宮崎がウソをついていると主張する。そんなウソをついて宮沢に何の得があるというのか。
「空気の読めない人間になる」それが何なのか「ウソつきよりましだ」宮沢は言い返す。どんなにクソな教師であろうと、それでもこの土曜日になっていきなり忘れ物が1個に抑えられたなどとそんな奇跡が起きたわけがない事、宮沢がウソを言う理由などない事ぐらいわかるはずだと思っていた。けれど下されたジャッジは「忘れ物は20個で収まった」。…だったら最初からそんな事言い出さなければいい。生徒にウソをつかせてまで20個以内に収めた事にして何の意味がある。一体何がしたかったのか。
宮沢はこのクラスと教師に一切期待することやめた。
宮沢を恨むのは筋違いだと今でも思うんだ、忘れ物をした奴が悪いんだろ?それを指摘したヤツじゃなくて。教師はこのまま罰を実行すると宮沢が恨まれると判断したのかもしれないけど、その判断が「誤り」なんだという事すらわからないなら人にものなんて教えるな。教師は性犯罪者とクズばかりだ。