ひまわりのようなあの子
私はある日太陽のような花を見た
私はその日初めて踏み入れた場所に緊張していた。
でも、その時たまたま近くにいたあの子は私の方へ振り返って言葉をかけてくれた。
その言葉と一緒に付けてくれたあの子の笑顔が眩しくて可愛くて複雑に絡まっていた私の心が少しだけ軽くなった気がした。
それから、あの子は私とずっと一緒にいてくれた。
休憩時間も遊ぶ時もあの子はずっと私の近くにいてくれた。
そして、あの子とはずっと一緒だ。出会った日から今までずっと。
あの子といられることはとても楽しいし、何よりあの子の笑顔が見れてとても幸せだ。本当に。
それから、私もあの子も体が大きくなって、心も成長した。
でも、神様は少しだけ意地悪なの。
私の体が心が成長すると、醜い心も成長させるの。
私はあの子と私を比べて、私がどれだけダメな人間なのかを理解した。
そして、
私は
あの子のことを憎んでしまった。
あの子は優しくて可愛くて明るくて、本当に憧れる存在。尊敬すべき存在なのに。
そんな大事なことを忘れて、私はいけない、ダメな感情を持ってしまった。
それに気づいた時、私はなんて醜い存在なんだと思った。
私はそれを償うように、すごくたくさん謝ったいっぱいいっぱい心の中で。
頭の中で考えるのは醜くて最低な私と明るくて純粋で優しいあの子。
たくさん、いろんなことを比べてしまって私は生きる気力も無くなった。
そんなある日、私は大勢の人がいる前で本当に恥ずかしいことをしてしまったのだ。
周りの人はこんな私のことを期待してくれたのに、私はそれを返せないどころか失敗をしてそのことを他人のせいにして。
本当に恥ずかしかった。もう、人の顔すら見れなかった。
もしかしたら、こんなに考えていたのは私だけかもしれない。
でも、私はそんなことをしてしまった、考えてしまった自分が恥ずかしくて情けなくて泣きそうになった。
でもね、やっぱりこういう時に優しく気遣ってくれるんだよね。
あなたは。
あなたはお疲れってハイタッチしてくれて。どうだった?って聞いてくれて。
それで、あなたの純粋な笑顔も見せてくれて。
本当に救われたんだ。
すごく感動して泣きそうになちゃった。
あの時と変わらない明るいあなたの笑顔に。
そして、あなたはやっぱり優しいなって。思ったんだ。
あなたのことを私は憎んでたのに。きっとその事にあなたは気づいていただろうに。
そんなことを感じさせないあなたの笑顔をこんな私に見せてくれて。嬉しかった。本当に。
ありがとう。
あなたは私にとってかけがえのない大切な人。
あなたと出会えて本当に良かったと思っている。
あなたがいなければ今頃私は今、ここにはいられなかったかもしれない。
その点については少し意地悪な神様には感謝しなきゃいけないかもしれないね。
私とあなたは今はまだ顔を合わせることはできるけれど、それがずっと続くことはきっとありえない。
でも、いつかあなたと別れる時がきたらその時には必ずあなたに伝える。
ありがとうって。
でも、まだ今はそんなことよりも今を大事にしていきたいなって思う。
その時が来たらその時考えればいいから。
でも、もし今のようにあなたと毎日会うことができなくなったら
きっと私はあなたとまたいつか会えることを願うだろう。
少しだけ意地悪な神様を信じて。
そして、もしあなたに会うことができたら。
私はもう一回あの笑顔を見られるように願うと思う。
太陽のように明るくて純粋でまっすぐな
ひまわりのような笑顔を
ひまわりのようなあの子 完
風月うらら
どうだったでしょうか?
思ったより短かったでしょうか?
すいません。本当はこのような作者回みたいなのは書きたくなかったのですが、初投稿だったので書くことにしました。
実はこのお話は実話です。(薄々気づいた方もいらしゃったかもしれませんが)
どんな人とどんな人との話かは、ご想像にお任せします!
このお話が少しでもあなたの心に残ればな。と、思っています!
もしご感想や誤字脱字などがあれば書いていただければありがたいです。
私はまだ小説自体あまり書いたことがなくまだまだ未熟なので疑問に思うことがたくさんあったと思いますが、、、。
(あまりないことを願います泣)
私自身まだ学生なので厳しいお言葉はなるべく控えてくれれば嬉しいです。すいません。
テストが終わり落ち着いてきたので、この短編以外に新しいライトノベル的なのものをかこうと思っています!
なので上がったときには読んでいただければありがたいです。
最後になりますが、ここまで読んでいただき本当にありがとうございました。
本当に感謝しかないです!
では、またどこかで会いましょう!
私の作品があなたの心に少しでも残りますように。