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無くした心の剣  作者: 黒白
2/4

街!入門!!

〈5人パーティーのリーダー〉

俺は目を疑った。俺を助けてくれただろう男が俺達を圧倒していた化け物を2太刀で倒した。俺達のパーティーランクはBだ。おそらくこの化け物はAランクに相当する化け物だろう。こんな魔物は見たことない。だがそれ以上におかしいのはこの男だ。俺のミスリルの剣を斬ったあの化け物を2太刀で倒すとは。しかもこの男は魔法すら斬った。魔法は斬れる。確かに斬れる。だが斬った後は魔術式が無くなり、残った魔力が暴走して爆発する筈だ。だが爆発していない。どういう事だ?とにかくこの男は信用できるのか?俺は見極めないといけない。

〈記憶喪失者〉

「助力感謝する。」

ぼーとしていたリーダーであろう男が俺に礼を言ってきた。さてどうするべきだろう?

1.......人助けに礼なんて要らない。

2.......怪我はなかったか?

3.......次はテメェの番だァァァ!ヒャッハァァァァァァ!

うん普通に2だな。

「怪我はなかったか?」

「あぁ.......大した傷は無い。」

「よかった。」

本当によかった。こいつに聞けば街が分かるだろう。

「リーダー!!やっぱり見捨てられませ.......あれ?」

リーダーの男が逃がした奴らが戻ってきたな。

「リーダー倒したんですか?」

「いや。この男が倒した。」

「この男が?何も武器とか持ってないし。あんな化け物倒せるなら異名を持ってるはずだよ?」

「確かにな。だがこんな男見たことがない。ん?武器は持ってたはずだが?」

「ねぇねぇ君。君は何処から来たの?」

盗賊っぽい女が話しかけてきたな。正直に言うか。嘘ついても得は無いだろうし。

「分からない。目が覚めたら森の中に居て、音を頼りに来たら君たちのリーダーが化け物と戦ってたから助けたんだ。」

「分からないって?記憶喪失ってこと?」

「多分。」

「ねぇ。話を聞いてたけどもしかして魔法剣が使えるの?」

魔法使いの少女な聞いてきた。

「なんか剣があればって思ったら出てきた。」

本当だ。あれは一体なんだったんだ?不思議だな。

「ともあれここに居るのは危険だ。ゴルドの街に向かうぞ。」

「分かりましたリーダー。」

「君はどうするんだ?」

「ついて行ってもいいんですか?」

「あぁ。大丈夫だ。まぁお礼だと思ってくれ。ちゃんとしたお礼は街に着いたらする。」

正直これだけでも有難い。

俺達が移動しようとすると倒した化け物が立ち上がった。

「ッ.......こいつまだ!」

「リーダー!!!」

だが化け物は襲わなかった。霧になった。そして俺の方に向かってきた。

「!?」

唐突だった。霧は俺の中に吸い込まれた。

「がァ.......」

激痛が走った。意識が耐えられない。意識が.......はなれ.......て.......く.......

〈5人のパーティ〉

「!?大丈夫か!!!」

化け物が急に立ち上がったと思ったら霧になり、この男に吸い込まれた。

「リーダー!どうしますか!」

正直どうすればいいのか分からない。

「ライリ。何か分かるか?」

「魔法で調べましたが特に異常はないようです。」

大丈夫なのか?とりあえずゴルドの街に行こう。

〈?〉

俺はどうしたんだ。ここは何処だ。!?何かが流れ込んでくる。これは.......記憶?.......。俺の名前はヨウだ。しかしなぜ急に記憶が.......。あいつか。あの化け物。あいつが記憶を持っているのか?名前の他にあの剣の出し方や剣技を思い出した。当分の目的はあの化け物の調査だな.......

〈ゴルドの街近く〉

「ん.......」

「目が覚めたか。」

あの男が俺を背負っている。

「あぁ.......ありがと。」

「大丈夫だったか?あの化け物が取り憑いたと思ったが。」

「いや大丈夫だ。」

「もうそろそろ俺達の番だ。」

「うん?」

〈街入口〉

「身分証を」

5人のパーティーの人たちが何かカードを出してる。

「誓の剣の方たちですね。.......はいもう大丈夫です。ところでそちらの方は身分証を出していないんですが?」

「こいつは記憶喪失らしいんでな。何も持ってないらしい。」

「それは本当ですか?」

「はいそうです。気づいたら森の中にいました。」

うん。森怖かった。

「.......はい。名前を教えて頂けますか?」

「ヨウです。」

「.......了解です。この後街の市役所に寄って行ってください。」

「いや大丈夫だ。こいつは冒険者登録させる。」

?????

「かしこまりました。では通って大丈夫です。」

「なぁ。なんで冒険者登録させるんだ?」

「身分証明書を作るためだな。あとお前は戦闘が出来るんだろ?こっちの方がいいと思ったからだ。」

助かる。多分戦闘以外出来ないだろうし。

「そんな簡単に作れるのか?」

「いや普通は作れない。だがたまに居るんだ。身分証明書を持ってない奴が。」

ふーん。そうなのか。ん?まてよ。

「嘘つけば身分証明書が何個でも作れるのじゃないか。」

「そこは大丈夫だ。1回登録するとこのゴルバルド国の中ではもう作れない。魔道具に記録されるからな。」

「ふむふむ。」

「さて。ようこそゴルドの街へ。」

なんか長くなりました。黒白です。ストーリーはぐだるかもしれませんが大目に見てくれると助かります。

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