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無くした心の剣  作者: 黒白
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森。見る限り森。

目が覚めた。.......ここは何処だ?辺りを見渡すと森である。何故自分が森に居るのか考えてみる。記憶がない。ふむ。これは俗に言う記憶喪失か。珍しい経験だな〜.......って違うわい!!かなり大変な事だ!!!まじでどうしよう。確か記憶喪失って何か切っ掛けが大切なんだっけ?

「グゥルルル。」

とりあえず森を出よう。

今更ながら自分の持ち物を確認した。うん。期待してなかったけどね。何も持ってないんだ。あったのはこの体と着ている服のみだ。服はズボンにシャツ、外套だ。俺記憶喪失前何やってたんだ?こんな装備でなんで森の中で居たんだ?とりあえず適当に森を歩く。

〈???〉

「もうすぐ街に着きます。」

「今回の護衛は割と安全だったな。」

「気を抜くと危ないですよ?リーダー。」

「大丈夫だろ?ここら辺強い魔物が出ねーし。」

「リーダー.......それフラグです。」

「平気平気。」

「そんな事また言っちゃって。リーダーがそんな事言う時って大体悪い事が起きる予兆じゃないですか。」

「さすがにこのゴルド周辺には強くてCクラスの魔物しか聞いた事ないぜ?」

「皆ー。またリーダーが何時もアレ言い始めたから警戒してー。」

「ちょ!?」

「ゴガァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」

「!?」

〈森〉

あー迷ったー。なんなんだろうね?進んでも森。曲がっても森。視界に入るのは目に優しい緑ばかり。なんか聞いた事あるけど切り株で方角が分かるらしいけど。切り株ねぇし。あ〜なんか適当に歩いてたら街に着かないかな?

?なんか獣の叫び声?いや違うな。奇怪な物の叫び声が聴こえる。小さいけど人の声が聴こえる。.......人?人!?人がいるなら街とかに案内して貰えるのでは?そうと決まれば人助けに行くぞ!!!まぁ戦えるか分からないけど。でも危ないと言う気持ちがないって言うか不安がない。何故だろう?

何かがぶつかる音が近づいていく。森を抜けた先には武器を持った5人。(魔法使い的なのもいる)馬車を守るように戦っている。馬車に乗ってる男は落とした商売品を集め逃げる準備をしている。命あっての商売だと思うがな。5人が戦っている相手は.......よく分からん。悪魔の仮面を付けた巨大な化け物と言ったところか。大きさは3メートル。大きな爪があり、魔法を使う。爪は.......鋭そうだ。剣士?の持っている剣、業物かな?それを一刀両断している。助けに行く?いや素手で勝てる相手じゃないだろ!?せめて剣があればな〜。?なんで俺の手に剣があるんだ?デカい。ロングソード?両手に持つような剣を片手で持ってる。!!やばい。剣士の男が死ぬ。助けないと!

〈護衛パーティ〜〉

「俺の剣が折れるんじゃなくて切れた!?」

「リーダー!!これやばいよ!」

「早く逃げないと!」

「それをしたいが護衛対象がな。」

商人を見ると焦りながら落とした商品を馬車に詰めていた。

「お前達!私が逃げるまで囮になれ!!」

「それで死んだらどうするの!?早く逃げないと!」

「うるさい!!貴様らは私が雇ったんだ!どう使おうが勝手だ!!もし囮が出来ないのなら逃げた先で貴様らが無能だったと言いふらしてやる!!」

受けた依頼が悪かったとしか言いようがない。この男は商人の中でもかなり権力を持っている。そして人柄が良い。だから俺達はこの依頼を受けた。だが人はピンチの時こそ本来の性格をさらけ出す。この男の性格を見抜けなかった俺のミスだ。もし俺達のパーティの信用が無くなったらこの先破滅しか待ってない。クソ。八方塞がりだな。

「お前ら俺が突撃したら逃げろ。」

「リーダー!?そんな折れた剣で何が出来るのさ!」

「囮にはなれる。さぁ行け!!!」

皆死ぬよりマシだ。あの男はもう逃げている。この場に居るのは俺達だけだ。足でまといが居ないならあいつらでも逃げ切れる筈だ。俺はここで死ぬ。それでいい。あいつらを守れるなら。

〈記憶喪失者〉

「ふッ!」

俺は化け物爪を弾く。間に合った。すごいな。この剣相当な業物だ。これなら。

「ゼァッ!」

おもっきり斬りつける。化け物の腕を切り取った。

「ゴガァ!?」

化け物は距離を取り、魔法を使った。炸裂系の魔法だろう。ならそのまま斬るだけだ。神経を張り詰める。そして集中する。.......ここだ。

「ガァ.......?」

魔法ごと化け物を斬り裂いた。化け物はその現実を受け止められないらしい。

ふぅ。戦闘が終わった。ん?俺って戦えたっけ?そもそもこの剣どこから出したんだ?それに何故俺は魔法ごと剣で斬り裂いたんだ?普通は爆発するんじゃないのか?戦闘の時だけとても冷静だった。それに魔法も見ただけでどの魔法か分かった。謎だ.......。俺は一体何者なんだ。

黒白です。新しく書きました。出来は.......まぁあれですね。とくに言うことは無いです。見てくれている人がいるなら見てくださりありがとうございました。

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