HHKB購入レポート
なろうに投稿している皆さん! キーボードは何を使っていますか?
HHKBを買ったのでそのレビューをしようと思います。
まずHHKBとはなんぞや? という話。
HHKBはハッピーハッキングキーボードの略で正式名称「Happy Hacking Keyboard」です。
ハッキングとは言っても別に他のPCにカチャカチャ、ターン! で進入する奴じゃないです。
侵入したりデータを盗んだりするのはクラッキングです。
で、なろうに書き込むことを趣味としているならキーボードにはこだわりたいところ……
私はデスクトップではreal Forceを使用しているのですが……いかんせんこれはUSB接続なんです……
今これを書いているのはMacBook、うーん、これにはUSBポートが一つしかありません、しかもその一つは電源も兼ねています。
そんなとき悪魔的ひらめき! HHKBはBluetoothバージョンあったよね?
気付くが早いかAmazonでポチっていました。
実のところBluetooth接続のきメカニカルキーボードは持っています……持っているんですが……うるさい……
うるさいんですよね青軸って。
青軸というのは普通の人がイメージするハッカーがやかましくキーボードを叩いてるときの音がします(伝わるかな?)
こんなもんパブリックスペースで使ったら近くの人が激おこでしょう。
そこで! 静電容量無接点方式のキーボードが登場するわけですよ! ええ、ドーンと!
問題はお値段、変態キーボードを使ってない普通の人からすれば驚きの3万5千円!
高いですね、しかし! このキーボードは耐久性が非常に高い!
なんと同じ方式を採用しているreal forceは私が麦茶を思いっきりぶっかけた事故から生還しました! 乾かせば使える! 素敵!
というわけでHHKBを本日お迎えしました。
もしこの文を読んでHHKBを買おうと思った方がいると嬉しいですが……これはいかんせん玄人向きですね。
残念ながら初心者向けとはお世辞にも言いがたいです。
まずファンクションキーが存在しない、キーボードの上部にある12個くらいのFキーです、あれがない。
まずそこでアレを使ってカナ変換をしていた人がふるいにかけられます。
あ! ちゃんとFnキーと数字キーの組み合わせでファンクションキーの機能は呼び出せます、ただ多用するなら独立している方が嬉しいでしょう?
あとカーソルキーが無いです、上下左右の移動はFnキーとの組み合わせでできます。
プロフェッショナルという名前だけあって、カーソルキーで移動なんて邪道だ! emacsかviを使えという意味なのでしょうか?
いないと思いますがタッチタイピングができない方はほぼ門前払いです、最低限アルファベットはキーボードを見ないで打てないとまともに使える製品じゃないです。
ちなみにUS配列だと左上がEscキーになっています「`」は右上についているのでAltと組み合わせて日本語と英語を切り替えていたならIMEの設定を変えるか慣れましょう。
そうまでして使う価値があるかと言えば……あります。
プログラマなどを目指している方でキーボードにこだわりたいならこれかreal forceでしょう、それかお好みでメカニカル。
伊達に「一生使える」と言っているわけでは無く耐久力は非常に高く、またメカニカルの宿命であるチャタリングも起きません。
とはいえ接続インターフェースがUSBかBluetoothなのでそこの変更があると少し困るかもしれません。
とはいえUSBは私が初めて買った自分用のPCからついていて、かれこれ十年ではきかない年数変わりなく続いているものなのでそれほど心配は要らないかもしれません。
そして無線器機の宿命であるバッテリーですがHHKBでは単三乾電池を使用します。
え? 今どき充電池じゃないの? と思われそうですが一般的に寿命が長いリチウムイオン電池でも数百回も充電すれば大幅に劣化しますので長く使うなら乾電池の方が安上がりと言うことでしょう。
リチウムイオン電池も交換できる物はありますがけっこう値が張ります、その辺コミでの単三乾電池なのでしょう。
イマイチポイントとしては「コンパクトが売りですが机は大きいの推奨」です。
キーが少なく一見狭いデスクにもおけるように思いますがそれは罠です。
このキーボード、大分キーが高いのでパームレストを置くか、肘くらいまで机に置けないと逆に疲れてしまいます。
また超個人的なことなのですが一太郎を使っているとファンクションキーで三点リーダーやダッシュを入力できるので多用する方はFnキーに慣れるしかありません。
この辺はあんまり文章を書くのに作られたものではない印象ですね、プログラマ向けといった感じです。
お値段については静電容量無接点方式はこのくらいすると思っておいた方がいいです、そういうものです。
あまり欠点に思う人はいないと思いますがAの横がCtrlです、私は標準でレジストリを書き換えてCaps LockをCtrlとして使っていたので違和感ゼロですが慣れないとCtrlを押しに小指が左下で空を切るかもしれません。
盲点としてノートPCに繋ぐ場合キーボードが手前に置くと思うのでマウスが必要です、タッチパッドは使わないものと思いましょう、いちいちキーボードをこえて手を伸ばすのは面倒なので安い奴でいいのでマウスを用意することをお勧めします。
総評としてはエンジニア必携、物書きなら好みに応じてと言ったところですかね。
せっかくの無線接続ですが、コイツが真の力を発揮するのはデスクトップだと思っています、ある程度広い机があった方がいいですね。
流石にどんな打ち心地か分かんないものに五桁の金額は払えない方が多いでしょう。
秋葉原とうなら試し打ちができるショップもあるでしょうが街の電気屋さんに置いているようなものではありません。
では試せないかというと実は身近に試せるところがあります。
それは……銀行のATMです!
耐久力が高いのでATMへの採用実績が多数あります。
メカニカルだとチャタリングを起こしたときお客さんが一桁多くおろしたり、暗証番号がまともに打てなかったりするのでこのキーボードは非常に相性がいいんです。
ですから試し打ちがしたい方は空いているATMで数字キーをカタカタ打ってみるとわかります、大体あんな感じです。
迷惑がかからないように誰も待っていないところでやってくださいね?
ここまでの文章をHHKBで打ってきましたが感想としては「慣れが必要だが実用性は高い」です。
弘法筆を選ばずとは言いますがたまにはキーボードについて考えてみるのもいいかもしれませんよ!