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冒険者になる

 ウェンディと組み手をした翌日、俺と爺さんとウェンディはグロータル街に戻ってきた。


 爺さんはグロータル街の領主で仕事の為、一旦領主邸に帰った。


 俺とウェンディは街を歩きながら冒険者についてを話した。


「冒険者になるにも、どこに行ったらなれるんだ?」


「冒険者組合がある街に行って身分証を提示したらなれるわよ」


「グロータル街には組合はないのか?」


 ウェンディは困った顔で言った。


「それがないのよね……武闘家の街だから冒険者組合が寄ってこないのよ」


 なるほどな、この世界では魔法絶対主義だから魔法を使えない武闘家に期待はされてないんだな。


「私も一応、冒険者なんだけどクエストを受注する為だけに王都まで行っているわ」


 王都はグロータル街から南にテルトスという街をさらに超えた位置にある。


「なぜだ? テルトスにも冒険者組合はないのか?」


「テルトスは上位貴族達の街だから、冒険者は野蛮扱いされて冒険者組合は入れないのよね」


 それで、仕方なしに王都まで行っているのか。


「王都は冒険者を大事にしてくれるし、クエストの量も報酬も多いからいいんだけどね」


「そうか、じゃあ冒険者になるのなら王都に行くのが早そうだな」


 ウェンディが俺の目をジーっと見ている。


「ウェンディ? どうかしたか?」


「いや、テリーは冒険者には興味無さそうだったから冒険者にならないと思っていたわ」


 確かに、以前の俺は冒険者に興味が無かった。


 だけど、自分が思っている以上に報酬も出るし、冒険者を続けていたらいずれエレンに会えそうな気がする。


「冒険者について話を聞いているうちに興味が湧いたんだよ」


 ウェンディは笑顔で二回頷いた。


「それじゃあ、二日後に王都へ行くとするかな」


「そんなに早くに行くの!? ようやく、ビリー様と会えたのに?」


「爺さんは多分だが、俺に冒険者になってほしいと思っているはずだ」


 爺さんは俺とウェンディが冒険者の話をしている時、ずっと笑顔だったし爺さんも元は冒険者だ。


「今日の夜に爺さんに冒険者になることを言おうと思う。俺が強くなれたの爺さんおかげだし、俺の父親みたいな存在だからな!」


「それなら、私もテリーと一緒に王都に行くわ! 丁度、クエストを受注しようと思ってたし」


「それに、テリーと一緒の方が安全だしね!」


 ウェンディは王都までの道のりや王都についてなら俺より詳しいし、一緒の方がいいか。


「一緒に行くか! ウェンディと一緒なら迷うこともないだろうし!」


 こうして、ウェンディと共に王都へ向かうのだった。

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