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コロシアム闘技場 決勝戦

 決勝戦は前年度のコロシアム闘技場の優勝パーティー、[ブレイカーズ]が相手だ。


 冒険者のパーティで五本の指に入ると言われるほど強い。


 観客席では、今年の優勝も[ブレイカーズ]だろうと湧き立っている。


 一部の観客は俺が優勝すると言ってくれている。正直なところ、嬉しい。


 魔物化したライオンと戦ってから一時間の休憩に入った。


 [ブレイカーズ]は勝ったとはいえ、剣士と武闘家は[コスタリアル]と戦った時にダメージを受けているから、回復するのに時間がかかるのだろう。


 俺の場合は特にダメージはないが、本気の状態で戦いたいので、休憩の許可を容認した。


 休憩の一時間は瞑想をして集中力を高める。


 俺がこの世界に転生してから、[ブレイカーズ]は過去最強の相手だと思う。


 俺の修行の成果を試すにはこれ以上にない相手だから、楽しみだ。


 瞬く間に時間は過ぎていき、一時間は経った。


 俺は決勝戦の開始十分前に武舞台に上がり、軽くウォーミングアップを済ませる。


 観客席からは腹の立つヤジが飛んできていた。


「あの武闘家、[ブレイカーズ]に勝てると思っているのか!?」


「一丁前にウォーミングアップなんてしやがって! 大人しく[ブレイカーズ]に負けろ!」


 いや、ウォーミングアップぐらい誰でもするだろ!


 と思いながら体を動かして試合のイメージをする。


 試合開始五分前になると、[ブレイカーズ]のパーティーが武舞台に上がってきた。


 どうやら、剣士と武闘家の回復が間に合ったみたいだ。


 [ブレイカーズ]の魔法使いと目が合い、魔法使いは俺に近づいてくる。


「待たせてしまってすまない。[ブレイカーズ]のリーダーをやっている、グレイスという。貴方は冒険者なのか……?」


 グレイスは俺と同じ歳ぐらいの女性で、茶髪のロングヘアーで青色のローブを着ている。


「俺は冒険者じゃない。ただの一般人、テリーだ」


「一般人が魔物化したライオンを無傷で倒せるのかい?」


 グレイスは満面の笑みで問いかける。


「うーん……、倒せるんじゃないかな」


「テリーは面白いわね。私の見たところ、一般人には見えなかったけど」


 そう言われましても……。

 グレイスは感の鋭い奴だな。

 

「そろそろ決勝戦が始まるけど準備とかしなくていいのか?」


 強引に話を区切りにいく。


「そ……そうね、試合前に邪魔をしてごめんなさい。お互いにいい試合をしましょう!」


 グレイスは[ブレイカーズ]の仲間の元へと戻っていった。


 俺は気合を入れる為に、道着の帯を強く締める。


 歓声が少しずつ高鳴っていく……。

 

 [ブレイカーズ]の方も準備が整った様子だ。


 運営の人間が魔法で炎をだしてカウントダウンを始める。


 炎が十個の円状から一つずつ消える。


 カウントダウンに合わせて観客も盛り上がっていく。


「[ブレイカーズ]! 今年も優勝しろよー!」


3


「武闘家の兄ちゃんも頑張れよー!」


2


「最高の決勝戦を見せてくれよなぁ!」


1


「GO!」


 ついに決勝戦が始まった!

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