58話 魔王軍、襲来! 7
バビロニアで心が砕:qkw@fzs4b4w@r。
uit@3zqtfgtuew@hq@xe
体調をガッツリ崩しました。例の肺炎では無いですが皆さんも注意しましょう(喉が死んだ+咳もヤバみ)
視界左下に表示されていた開戦までのカウントダウンがゼロになると、急に空が暗くなり魔王の姿が映し出される。前とは違って今回は玉座に座っていないようだが、声を出せなくなるのは変わらない。
『ふむ……よくもまあ、有象無象がここまで集まったものだな。群れる能力だけは優れているようだ』
【やっぱ声的に魔王=リィスなんだな。というかだけとはなんだだけとは、他に優れてるところあるだろ】
【具体的には?】
【んー、んーー……団結するところ?】
【言い換えただけなんだよなぁ…】
『まあそんなことはどうでも良い。此度はひとまず侵攻の区切りとして貴様らに実験体となってもらおうではないか。死んでも死なぬ放浪種ならばデータも取りやすいというもの、さぁ出でよ。Epoh,dna.Evil,etaerc…peels!』
【なんて?…てか何だこの揺れ。地下から出てくるパターンか?】
【かも知れないな。でも姿が見えん、ボス格だから奥の方にいるんだろうけど】
ルヴィス達がそう話し合っていると、リィスとは違った男の声が聴こえてきた。これが先程アーティの言っていたテレパシーのようなものだろう。
『中衛隊より通達、魔王が召喚したと思しき巨大モンスターを一時方向森内部に確認。……いえ、巨大モンスター付近に多数のディメ、アサスラ、毒蝶出現確認!こちらに向かってきます!』
『フハハハハ、では我はここで姿を消そう。精々街が破壊されるまで粘ることだなァ!』
「…よし、まずは前座か?」
「みたいだな。っと?」
『戦神フリートリンドよ、私達の戦いに祝福を!命の輝き、冷めることなき血潮は此処にある!』
《RAID START!『妖精姫の権威』によって一部ステータスが上昇します》
「お、おぉ?」
「色々バフついたな、しかも時間は戦闘終了までと来たもんだ」
それ以外にも、HPMPのリジェネやクリティカル威力増加などの時間制限はあるがかなり強力なものも全体に付与されていく。これは吟遊詩人系のプレイヤー達によるもので、複数人で発動させると効果が増幅するという性質があるためこのような大規模戦闘で真価を発揮する。
「さて、バフ貰えたしやるか」
「あぁ。とりあえず目についたやつから倒すぞ」
「ハァッ!…なぁシオン!」
「何だ?っ、せいっ!いや、言いたいことはなんとなく分かるぞ」
「それでもあえて言わせてくれ、これ敵減ってなくねぇか!?だー鬱陶しい、オラ死ねぇ!」
『俺の言葉が聴こえる奴ら、少し孤立気味だ!周囲を確認して戻ってきてくれ』
「らしいぞ、ルヴィス」
「ちょい待ちコイツ倒し、倒……あーー人型ウザってーー!!よっし戦略的撤退!」
戦闘が開始されてから一時間ほど、取り巻きと思われるモンスター達の群れは未だに無くなる気配が感じられない。今のところはタンクの活躍によってまだ壁まで到達されていないが、もしこのままエンドレスで続くとなるといつか街まで侵入されてしまうだろう。
「う、剣そろそろ怪しいな。生産系の人達って街内部にいるんだっけ?」
「そうだな。どうする、一旦離脱して修理頼むか?」
「だな。でないとせっかく作ってもらったのが無駄になる。…問題はこの状況でどう離脱するか、だけども」
「確かに。ま、代わりのやつあるならいっそそれを使うってのも、ありだがなっ!」
一応二人は常に代わりの剣をアイテムボックス内に入れてはいる。オーダーメイドではない店売りの物を一、二本程度なので当然火力は今使っている物には劣るが、完全に破損して二度と使えなくなるよりはマシだろう。
「HPにもリジェネで余裕はあるか。よし、武器変えるだけにしとこう」
『全部隊に通達。推定ボスがこちらに向かって進行開始、各自警戒しなさい!』
「お、やっとか。姿を見てなかったけど、召喚系ならリッチ的な……何だあれ」
「火力やっぱ下がる、なー…?何あの巨大な浮いてる毛玉…毛玉?」
森の中から姿を現したモンスターは、三メートルほど浮遊しながらふよふよと動くたびに毒々しい色の粉を撒き散らし、どこからともなくディメーラ達三種モンスターを生み出している毛玉という、情報量の暴力のような存在だった。
ルヴィスが困惑しながらも『鑑定』を使った結果、そこに表示されたのはこのようなものだった。
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■六■生■■ガニ■ズ■■ナ ■造■ Lv■4
生体実■の末■開発され■■スティ■ルニ■■■の人■■獣。三■のモン■タ■の■性を■■■■おり、高い■■耐性、■熱性などを誇る他、■■■にベースとなった■■スターを生■することが可能。
一度■れたモ■はそ■■上■■ることは無い。■一手段があ■■■■ば■■魔術を使い■■てからになるだろう。
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★ルヴィスは称号"真理を覗く者"を手に入れた。
「は?」
「どうした、何が見えたんだ?」
「あー……いや、シオンも見てみ」
「?二度手間じゃないか。まぁいいが……虫食いで全然読めな」
★シオンは称号"真理を覗く者"を手に入れた。
「い…は?」
「な?ってそんなこと言ってる場合じゃねぇ。近くにいる人にでも知らせた方が良いか?」
「いや、さっきあの場所で確か『鑑定』持ちの人がいたよな?その人が結果を誰かに言うだろうよ」
『全部隊に通達!あのバケモノの名前特徴弱点は虫食いでよく見えなかったけど、恐らくディメとアサスラ、毒蝶のいいとこ取りしてる可能性が高いわよ!前衛の人達は撒き散らされてる推定毒の粉を出来る限り吸わないように!』
「マジか、あれ毒粉かよ。いやまぁあんな怪しい色しといて無害だったらそれはそれでアレだけど」
『前衛隊、恐らくアイツに近接はあまり効かん。それどころかあの粉で纏めて毒にされて削られる可能性が高い。スコアが惜しいが処理は中、後衛に任せて俺達は湧いてくる取り巻きを排除するぞ!』
「そりゃアレ吸ったら毒るだろうなぁ。よっしゃシオン、周りにいるやつらをぶっ倒すぞ」
「FFは避けたいがな。頑張ってくれよノエル、というか中後衛」
「あ、これ『魔族化』の破滅でどうにかなるんじゃね?」
「効いたらクソゲー待った無しじゃねぇかそれ。流石に対策されてるだろ」
「だよなー」
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「MP枯渇したぁ……誰か変わってくれー」
「はァァんMP管理も出来ないとか終わってましてよぉぉぉ!!あっやべ」
「貴方がたリジェネまでついててMP切れ起こすとか正気ですのォ!?ほらさっさと立ちなさいな!」
「「ういーっす」」
「すげぇな…流石のガチお嬢様RPだぁ」
「いやーあの靴で踏まれてみたアバーーッ!!?」
「あら、私としたことがごめんあそばせ。でもまぁ、三発までなら誤射ですわよね?」
「アッハイ」
「さすお嬢」
「………(何なのかしらこの地獄絵図。ぶっ飛んでる人しかいないじゃないの……)」
「?こちらを見つめて、何か気になることでもございまして?ポーション類ならまだ差し上げられますわよ?」
「へっ!?あぁいえ、まだ大丈夫です!お気になさらず!」
「…?」
お嬢様語録は使ってて愉しいので好きです。煽りとして私に向けて使われたらナーでググりに行くレベルですが
前書きで何が書かれているかは翻訳サイトを使えば分かります。何語かと言われたらRHM語と言っておきますよ…




