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番外短編 紫音の元旦

めちゃめちゃ短いですがご容赦を……計画性の無さが露呈しましたね…

で、今回は珍しく紫音視点です。今年もよろしくお願いします。

「んぁー……眩しいな。とりあえずログボ貰うか」


 某年元旦、俺はソシャゲをしながら部屋から初日の出を見た。もう少しまともな見方は無いのかと言われそうではあるがそうでもしないと普通に寝落ちしそうだったからしょうがない。新春福袋ガチャはまぁ、ぼちぼちだった。奏夏は爆死報告をしてたがアイツのことだ、どうせどっかで大当たりするだろう。


「……よし、完了。さてこっから…雑煮作るか?あーでもおせちがあるな。でもいいや、どうせ寝てるだろうし今食っても大丈夫だろ」


 部屋を出てリビングに行くと、そこでは妹の朱里が感情が抜け落ちた顔でガキ○を見ていた。目に隈ができてるからこいつも俺みたいなことをしたんだろう。


「…?あー、あけおめー兄さん」



「ことよろことよろ。父さんと母さんは?」



「寝てんじゃなーい?初日の出は見たからもっかい寝てくるって言ってたし」



「あー。そうだ朱里、今から雑煮作るけどお前も手伝うか?」



「んーー……特にやることないし手伝う。今年はどっちなの?」



「関東風だな。去年たしか関西風だったし」



「おぉー、関東風も良いよね」



「じゃあどうすっかな、ほうれん草そこにあるから適当なサイズに切っといてくれ。それ終わったら餅を焼いといて」



「うーい」


 ということで早速作っていこう。まずは…鶏肉を一口大に、人参は細めに切っていく。鶏肉に火を通しとこうかとも思ったが……洗うもの増えても面倒だしいいか、しっかり火を通せば問題ないだろう。


「兄さん、切り終わったけどどこに置いとけばいい?」



「あー、そのまま置いといてくれ。餅頼んだぞ」



「りょーかーい」


 んで、鍋に水、醤油、酒、和風の顆粒だし、そして少し塩を入れて煮立たせてからさっき切った鶏肉と人参を先に入れて少ししたらほうれん草も入れる。栄養分がどうこうとかは気にしないでもいいだろう、胃に入れれば大体一緒だ。


 この煮る時に出てくるアクを取り除いたらもう大体完成だな。……ネギ少し切るか、そんなに沢山はいらない。なんか後ろで朱里が歌ってるな。確か今期ダントツクソアニメって酷評されてたやつのOPだが、確かに曲は良かったな。


「〜♪おっ、兄さん焼けたよー。とりあえず二個焼いたけどこれで良い?」



「あぁ。じゃあ椀につゆ入れてそこに餅入れて…はい出来た」



「このネギは?」



「好みで適当に。この量なら余る心配も無いだろう」



「はーい。じゃ、いっただきまーす。あつつ…」


 さて俺も食うか、洗いものは後だ後。………うん、美味い。料理サイト適当に漁って良さげなもの作ってみたが成功だな、餅もいい感じに焼けてる。


「うわ、ふごいよひいはん(凄いよ兄さん)ほれ、ふごいのいる!(これ、すごい伸びる!)



「おー、めっちゃ伸びるな」





「ごちそうさまー」



「ごちそうさま。さて、洗うもん洗ってからお前はどうする?」



「んー?とりあえず○キ使見るけど、兄さんは?」



「いや、何もすることないからとりあえず見ようかと思ってた。…お、雪だ」



「えっマジ?ホントだー雪だー。まぁ寒いから外出たくないけど」



「言うと思ったわ。んじゃ、寝正月といきますか」



「あーい。ところでお年玉はー?」



「ねぇよ」



「けちー」


 こうして、俺の元旦は過ぎていった。ちなみに両親は昼過ぎに起きて食べたらまた寝に行った、どんだけ寝る気だ。

やはりクックパッドは最強……!(調べたら大体理想のレシピが見つかるので使ってみても良いかもしれません)

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