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52話 魔王軍、襲来! 1

戦闘描写とても難しい……

12/30 魔術名のガバを発見したので修正しました(フレアジャベリン→フレアランス)

「んー、あれか?あれだな。上にマーカーみたいなの付いてるし」



「Lvは…確かに他よりちょい高いくらいだな。大体5から8Lv上で、ディメーラ・ビーストって名前だな」



「ところで、ルヴィスはあの爆弾もどきは使うの?結局かなりの数作ってたわよね」



「最初は使わないかも。マズいと思ったら使うかもしれないけど」


 イベントが開始した一の鐘こと6時…から三時間ほど経過した今、ルヴィス達はロステマの北にあるネスティカ荒野に来ていた。


 辺りでは様々なプレイヤー達が魔王軍の敵であることを示すマーカーの付いたモンスターと戦っているが、場合によっては格上になるLvの相手に苦戦している様子も見られる。


 ここネスティカ荒野には人型、獣型、そして半人半獣型の三種のディメーラが存在するらしく、現在ルヴィス達が観察しているのが獣型だ。姿としてはウガルを想像すれば分かりやすいだろうか。


「っ、気付かれた。三体いるから、二体俺がどうにかする感じか?上手く行けばだけど処理できたらするわ」



「そっちは任せる。俺は残り一体を処理するってのでいいな?」



「じゃあ、バフかけるわね。〈我らに堅牢の加護あれ〉、『プロテクション』。〈風よ、我らに駆け抜ける力を〉、『アクセル・エア』」



「「「ガルァァァア!!」」」



「『集咆』オォォ!!よっしゃシオン一匹頼んだ!」



「了解!『三ノ剣-三日月』、『一ノ剣-新月』!よし、盲目成功」



「ギャン!?」



「シオンの方支援するわ!『フレアランス』!」


 無詠唱による威力低下はあるが、持ち前の魔力の高さによって十分な威力を発揮するノエルの魔術が直撃する。しかし、ディメーラ・ビーストは怯んではいるもののあまりダメージを与えられたようには見えない。


「うわ、もしかして火属性耐性持ち?」



「かもしれないな。『二ノ剣-繊月』、っと!今脚遅くしたのにこれか」



「グルアァ…!」


 そうこうしているうちに盲目も治ったディメーラは、シオンに向かって襲いかかる。繊月の効果で移動速度が低下している筈ではあるが、それでも中々な素早さでシオンに細かい傷を付けていく。


 そんな厄介なディメーラを同時に二体相手取るルヴィスの方はというと、こちらは多少不安定ではあるがシオン達の方に向かわないようしっかりと抑え込んでいた。


「クッソ、地雷に引っかかってくれねぇ!オラこっち向けや他所味してんじゃねぇ『シールドタウンティング』!!」



「「ガルルァァ!」」



「よっしゃ来たな、二体同時までならカウンターには自信があってなぁ!『八ノ剣-居待』、『逆上血牙』ァ!」


 自ら攻撃の当たる場所へと移動し発動した二つのスキルは、両方カウンター型のスキルではある。が、攻撃を避けて反撃するか受けてから反撃するかという差があるため、通常のスキルならば片方は不発になってしまう。


 しかし、反撃の発動に多少ディレイをかけることも可能な『逆上血牙』だとその心配は不要になる。


「グッ!?ハアッ!よっし首クリティカル!ついでにお前も喰らえ!」



「ガァッ!?」


 居待を受けた方はクリティカルにより首の血管が切れたのか、大量の血を吹き出しながら弱っていく。そしてもう片方は、突如脚を刺し貫いた血色の茨によってその動きを止められる。


「うし、これで時間は稼げるか。でもってこっちは…そろそろ死にそうか?速い分正面近くからぶつけると結構いいダメージになるな、ミスったら俺が死ぬけど…」



「こっちは終わったぞ、残りはそこの動き止まってる方か?」



「あぁ。でもそことそこに地雷仕込んだから動き回らない方が良いかも。…当たんなかったけど」



「とりあえず倒しちゃいましょ。そろそろ茨消えるわよ?」



「機動力は削いであるだろうし、油断しなければ大丈夫だろうよ。てことで『七ノ剣-十六夜』」



「グオァ……」


 シオンが容赦無く頭部に直撃させたことで最後のディメーラ・ビーストは絶命し、ドロップ品の毛皮や爪がその場に残った。


「これ、イベント専用装備とかに使えるんかな?」



「どうだろうな。大体は素材になるからここでもそうだとは思うが」



「確認するわ。……うん、毛皮は防具素材で爪は武器素材っぽいわね。あとはレアドロがどうかだけど」



「そこはひたすら狩るしかないよなー。よし、次だ次」





 日が完全に姿を隠し、月明かりが地を照らす20時頃。三人は帰宅して今日の戦利品や現時点でのランキングの確認をしていた。


「こうして見るとビーストの素材多いな、ヒューマンとワービーストの遭遇率がやけに低かったから当然と言えば当然だけど」



「ヒューマンとビーストの遭遇率はPTによって違うみたいだがな。俺達みたいにビーストが多かったとこもあればヒューマンが多いとこもあるし、半々だったPTもあるらしい。共通して言えるのはワービーストは少ないってとこか」



「ワービーストって一回出たっきりよね。レアモンス扱いなのかしら。……討伐数はまぁ、今もやってるトップクラスの人達が四ケタに突入しようとしてるわね。与ダメの方はルヴィスが今11341位、シオンは10392位、私が8548位みたい」



「え、二人とも高くね?俺ももうちょい上目指したいなー…出来ることなら上位報酬貰いたいし」


 なお現状での全プレイヤー数は約五万、そのうち戦闘職プレイヤーが六割ほどのため、中間よりは上である。


 が、事前に分かっている順位報酬で特殊な称号やアイテムが貰えるのは5000位以上から。今の段階では遠く離れた順位である。


「流石に上位はキツいんじゃないか?10000位は超えるかもしれんが」



「そこはほらアレだ、なんたら補正的な…ある訳ねぇよな」



「大剣とかの隙はデカいけど当たると強い武器に比べるとまぁ、純粋なダメージでは劣るわよね。私は種族補正と魔術自体のダメージの大きさで順位が上めなんでしょうけど」



「んー…『鬼化』使って小望からの満月、最後に月白風清でクリティカル決めれば結構出るか……?」



「…ん?ルヴィス、最後に言ったやつって何?」



「え?あー、あれ。『月剣術-守』Lv10で覚えるやつ。『守ノ剣-月白風清』って名前」



「月の名称から四字熟語に変わるのか。どんな感じの戦技だ?」



「内容内容……ほれ、こんな感じ」



「どれ………割と強いんじゃないかこれ。デメリットあるにしてもそこさえどうにか出来ればさっきお前が言ってたやり方で結構ダメージ出るんじゃないか?」



「確かに、見た感じそうね。明日試してみる?」



「あ、良いの?それならやってみるか」

余談ですが、現状討伐数トップPTは既に1200体を超えています。ルヴィス君達三人の合計が150体ちょっとなので、相当な高Lvによる蹂躙が行われているようです。


『七ノ剣-十六夜』について

相手の弱点にヒットすれば高威力の確定クリティカル、ただし当たらなければカスダメ&次に発動する戦技に50秒という鬼長いチャージが必要になる上威力は変わらないというピーキーなものです。よく平然と使う気になれましたねシオン君

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