6/31
ドキドキまっくす!
「王女様!私めにもおやすみのご挨拶を!」
「あい…」
突然のキスに固まる魔王と我々にかまわずチェルシー殿が立ち上がる。
その声に誘われ、姫君はフラフラと寄り添いチェルシー殿にもキスをしてまた夢の中へ。
『問題ないようね~、魔王様一年後には可愛い孫を期待してるわぁ。
もしウチの可愛いミルキーでぱーん事件起こしたら…』
それはそれは妖艶に王妃様は魔王に微笑まれた。
『捻り潰した上で切るぞ。』
ぶつんと、ホログラムが消え去る。
怖っ、怖いわ王妃様!
ヤバイ、膝が笑ってる。
魔王は…固まってる。
え、何?真っ赤なんですけど。
あの脅しじゃなくて、さっきの可愛いチューでメロメロなの?
この童「うるせえよ!!!!!」
勝手に人の思考を読んだうえ、襟首ガクガク揺さぶらないでほしいですね。
やれやれ、です。