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82輪


『ぼくはばけものだから、みんなといっしょ。ふしぎじゃないよね?ねぇーこなゆき、ゆうき、ゆうたねこ』


『そうねぇー』


『こなゆき、あんまり陽日鎖を甘やかすな』


『あら?そのわりにはあなたも結構甘やかしているじゃない夕汰猫』


『ガハハハハハ!と言うよりは俺たち全員だな』


『笑うな悠鬼!』







人より妖怪に育てられた哀れな子


幾ばくそう言われようと僕はここにいる……


君たちが望むならこの●●●だって





時が経つにつれ、人々からの僕への風辺りが強くなるが、別段どうだっていい


人より妖怪といることに安心する


人という輪から外れられる


あぁ、なんて素晴らしいことなんだろう



『陽日鎖!!どうしたのその傷!!』


『大丈夫なのッ!!?』


『うん、大丈夫。知らない人間の子供に石をぶつけられたダケだから』


『仕返しをしなかったのか?』


『仕返す?なんで?弱いものが弱者を苛めることや、自分達と違うからって殺しにくるなんて同族殺しの人間がやること』


『……そうか』


『仕返しはしなかったけど、貧乏神様と疫病神様が近くにいたから、彼らにまかせた』


『『『『仕返してるじゃねぇーかッ!!』』』』


『アハハハハハハハハハッ!!本当に陽日鎖は面白いな』


『えぇー?』


『つか、仕返しの仕方がヤバイな』


『違うよ。仕返しじゃなくて、僕はただ、「彼らが二日間神様たちを泊めてくれるって言ってたよ」って言っただけ』


『屁理屈!!』



ワハハハハハ


キャハハハハハ


アハハハハハハハハハ


ウフフフフフ



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