128輪
「広野江ッ!!」
「す、すみません!ちょっと……色々あって」
「色々って、何があったんですか!?」
状況が余計に悪化した!!?
と、とりあえず!!皆に落ち着いて貰って、僕は無事で祖父が子供で、僕自信も落ちつかないと!!
「もう、状況悪化させてどうするの?僕は煩いから黙らせろって言ったと思うんだけど?」
棘が痛いです……
僕の心にグサリと刺さるんですが……
「そこに誰かいるのか!!」
「えっ!?誰だ!誰がいるんだ広野江ッ!!」
「広野江君!」
何かさっきより悪化してない!?
「ほら、また煩くなった」
うわぁっ!!責任全部押しつけてきたよ
「とりあえず、何か言っといたら?」
「えっ、えっ!?」
「『煩くするな』とか『黙れ餓鬼共』とか?」
「無茶苦茶言わないで!!先輩や瀧月君に美咲さん、皆優しいんだから!」
「優しいのと、煩いのと、近所迷惑なのを同一にするのはどうかと思うよ?」
「同一にする以前に貴方の物言いにツッコんでるんですが!?」
突如、祖父がピタリと止まった。そしていきなり真顔になったので、何か可笑しなことを言ったのかと心配になったが、
「突っ込むって何処に突撃するの?」
「そう言う意味じゃなぁぁあぁぁあぁぁぁいッ!!」




