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100輪
またまた時を少し巻き戻そう
あまりにも瀧月達が煩いので阿比王はまた何処かに行った
その後をこっそりと付ける瀧月、亜矢椿、美咲
だが阿比王は三人が着いてくることに気がついていた
阿比王はしつこい三人に不機嫌オーラを飛ばしていた
「なんか、無茶苦茶怒ってるよな」
「ついてきている毎に気がついているのだろう」
「阿比王は広野江君が嫌いだから放っておくのかなぁ?」
「一理あるが……」
「なっ!それじゃあ」
「だが、私が思うにそれはないな」
「えっ?」
「本当に嫌いなら広野江が大変な時に助けをだしたりする訳がないからな」
そんな彼らを遠くから別の妖怪が見ていた
―――――――――――
そして現在
「人間ってどうして!」
「名も無き妖怪が連れてきた!」
「はぁっ!?なんでまた!」
妖怪達はパニック状態。そんな彼らを落ち着かせたのは……
「落ちつきなさいな。たかだか人間でしょ?」
絶対零度の笑みを浮かべたこなゆきだった
「お前が落ちつけ」
悠鬼にツッコまれながら……




