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詩全集2

闇キン

作者: 那須茄子

 暗闇の中、私は走っていた


 黒い衣装に赤いアクセントが映える


 顔を覆う白いブロックが視界を遮るが、それでも前に進むしかない

 周囲には無数の破片が舞い、まるで私を取り囲むように動いている



「逃げられないぞ!」



 背後から声が聞こえる

 振り返ることなく、私はさらに速度を上げた


 心臓が激しく鼓動し、息が切れる

 だが、止まるわけにはいかない




 目の前に光が見える。




 あれは出口だ

 

 全力でその光に向かって突進した 


 破片が肌を切り裂く痛みを感じながらも、私は一歩一歩前進する



「もう少し…もう少しで…」



 自分に言い聞かせるように呟く

 光が近づくにつれ、希望が胸に広がる

 


 ついに、私はその光の中に飛び込んだ

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