第一章6 【9月28日/初等部4年生初日】6/【芳一】の【部活動】初日2
【芳一】は【ゲーム制作部】の【部】の案内を今日明日だけ一緒の【能活】に案内してもらう事になった。
【能活】は、
「あの、お願いがあるんですが」
と聞いて来たので、【芳一】は、
「何でしょう?」
と答えた。
「僕の事は【天村君】では無く、下の名前の【能活君】って呼んで貰えると嬉しいです。それで、僕は、【唯野さん】では無く、親しみを込めて【芳一さん】って呼びたいのですが、良いですか?」
「そんな事ですか?良いですよ。じゃあ、君の事はこれから【能活君】って呼ばせてもらいます。改めましてよろしく」
「推しにそう言ってもらえるなんて最高です」
「推しだなんてオーバーな」
「大げさではありません。貴方は素晴らしい方です。
後、ずっと気になって居たんですが、【芳一さん】の名前って」
「そう、【耳なし芳一】と一緒だよ。怪談のね」
「そうですか、やっぱり」
「昔はよくからかわれたよ【耳落としたよ】とか【耳、斬られたよ】とか【耳ちぎられた】とかね」
「ははは、子供が言いそうな事ですね」
「今では名前を覚えてもらうのに、役に立っているけどね。【耳なし芳一】の【芳一】って言ったら、すぐに理解してもらえるからね。怪談がってのがひっかかるけどね」
「ですね。でも良い名前だと思いますよ」
「ありがと。君の名前は何かエピソードか由来とかってあるの?」
「大した事は無いですよ。両親が、【能力】が優れていて【活動的】な大人になって欲しいから【能活】ってつけたらしいですけどね」
「君も良い名だ」
「ありがとうございます」
と言う様に何気ない雑談から始まり、【能活】は的確かつ簡潔に【ゲーム制作部】内のルールを説明してくれた。
まるで、他に話したい事があるかの様に急いで説明していた。
そして、それは正しかった。
【能活】は、ブログなどを閲覧して、【芳一】が特別に考えている【24作の小説】の内容を大体知っている。
それはサービス精神が旺盛な【芳一】が結構、制作の内容を【ちょいちょいちょいなのせーさく日記3】で説明しているからである。
ちなみに【3】とついているのはこれまで【1】と【2】のブログのサービスが終了しているからである。
だから、それはフェアじゃないとして、【能活】は、自分の作る【24作のアニメーション】の事も知って欲しいとして、その話をし出したのだ。
つまり、【ゲーム制作部】だけど、【ゲーム制作】は今夜はしていないので、【部活動】ではなく、【部活静】をしている様なものだったのだった。
【能活】は、現在、【第2の御神体】と契約しているが、【アイテム】として【万年筆】、【腕時計】、【大皿】の3つの姿に【顕現】出来る様になっている。
つまり、3作分だけ、形になっているのだ。
契約している【御神体】が【力】のある姿として【顕現】出来る様になる条件は、【芳一】の【小説】、【能活】の【アニメーション】、【神宮姉妹】の【漫画】ではそれぞれ【第一話】を完成させると言う事になる。
つまり、【能活】は、3作分だけ第一話を作り終えていると言う事になる。
【小説】や【漫画】と比べても【アニメーション】はする作業が多く、全て1人でやったとすると相当な手間暇がかかって居ると言えるだろう。
3作作れただけでも凄い事だと言えるのだ。
【能活】は、自分専用の【自作AI】や【自作AE】を作り出し、それを【アシスタント】代わりに使う事で不可能を可能としているのだ。
【能活】にとって、残り21作はまだ形になっているとは言えないから発表出来ないが、形にした【3作】だけでも【芳一】に知っておいて欲しいと伝えて来たのだ。
【能活】が作る【24作】の【特別なアニメーション】の【タイトル】は、【ことわざ】や【格言】、【金言】などの一部を変えたタイトルにしようと言うルールがあるらしく、出来て居る3作のタイトルと内容は、
(01)【能ある鷹は爪を隠す】から【能ある何とかはどうする】、
【能ある鷹は爪を隠す】とは優れた能力のある人はそれを無駄にひけらかしたりしないということの例えを意味しているが、そこから転じて【主人公】は、自分の事を自慢したいナルシストのイケメンだが、実は普通に暮らしている一般人に凄い経歴の人がたくさん隠れていて、所々、その凄さが垣間見えて【主人公】がショックを受けて自信が揺らいでいくと言う【ギャグアニメ】になっている。
(02)【美人薄命】から【美人革命】、
【美人薄命】とは美しい人は、病弱であったり、数奇な運命にもてあそばれたりして、短命な者が多いということを意味しているが、【美少女】達が不幸なままでは居られないと【革命】を起こして行くと言うモヤモヤした事柄がすっきりとする痛快な感覚になる【すっきり感たっぷりのアニメーション】になっている。
(03)【後は野となれ山となれ】から【後は野となるか山となるかが問題だ】、
【後は野となれ山となれ】とは後のことはどうなろうとかまわないことを意味しているがそこから、転じて、心配症だった【主人公】は自分のやりたい事だけをやってすっきりしたつもりだったが、自分の知らない間に次から次へと連鎖的に事が大きくなって行くと言う【パニックアニメ】となっている。
としている。
これらの展開を【能活】は楽しそうに【芳一】に話して聞かせたのだった。