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都立夢異世界部活学校(とりつゆめいせかいぶかつがっこう)/第1章  作者: 羽絶 与鎮果(うだち よしずか)
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第一章5 【9月28日/初等部4年生初日】5/【芳一】の【部活動】初日1

 まずは、【芳一】の【部活動】初日の出来事だ。

 9月28日、日曜日。

 今日から、【新初等部4年生】として、9歳の肉体となって彼は【ゲーム制作部】に入部した。

 現時点での【ゲーム制作部】での活動人数は、【芳一】も入れて12名となっている。

 意外と多いと言える。

 その中には【部活静】として、【部活動】をしていない【部員】も居る。

 これは、【初等部】の3年間だけ認められている制度だ。

 【現実世界】で辛い目にあって来た者達が心の安定を求めるためにもうけられた制度であり、【中等部】からは、【落第評価】の対象になる。

 落第は4年間まで認められており、5年目が決まった時点で、退学となるから気をつけた方が良いと言う事になっている。

 他の部活はそうでも無いが、【ゲーム制作部】は【部活静】に入っている【部員】の数が6名と比較的多い。

 理由としては超天才部員が【転校】して来たからだ。

 あまり感心の出来ない事だが、彼等はその【部員】の才能に嫉妬して、【部活動】のボイコットをする事にしたのだ。

 その嫉妬と羨望のまなざしを受ける【部員】は【芳一】も心当たりがあった。

 超天才的な才能を示した17歳の【男子高校生】/【天村(あまむら) 能活(よしかつ)】である。

 彼は約一年前から【部活動】を行い、【初等部4年生】で居るのも、今日と明日の二日間だけとなっている。

 明日は、彼にとっての最終日であり、彼は【飛び級】のための【最終試験】をしなくてはならないので、【能活】と交流出来るのは基本的に今夜限りという事になる。

 活動は全員、9歳の肉体になっているが、【能活】が誰なのか、すぐに解った。

 彼には花がある。他の部員とは纏っているオーラが違っていると言えた。

 だから、【部活静】をしている【部員達】からの嫉妬の目線を受けているのだ。

 【能活】の方も【芳一】の事にすぐに気付いた様で、

「【唯野さん】、お待ちしていました。【天村 能活】です。昨日はどうもありがとうございました」

 と言った。

 【昨日】とは【芳一】は【能活】と一緒に【デート】をした件についてだ。

 そこで、【能活】は【マンション】を一棟買いし、破格の家賃で、【芳一】の新たな引っ越し先として、提供してくれたのだ。

 だから、年齢は半分以下でも【芳一】にとっては恩人の様なものである。

 そして、【能活】にとっても、【芳一】は、自分に夢を与えてくれた恩人であり、推しであった。

 つまり、お互いがお互いをリスペクトしあっている関係となっている。

 【芳一】は、

「ここでは貴方が先輩です。よろしくお願いします」

 と言うと

「今日明日は同級生ですよ。僕は、大体、この部活での活動を終えていますので、今日は、僭越ながら僕が、部活案内をさせていただこうと思っていますが、よろしいですか?

 この部では新入生は初日に最終試験をしている人以外の誰でも部員を捕まえてレクチャーを受ける権利を持っています。だから僕が嫌なら他の方にお願いすると言う事も出来ます。僕も明日は試験があるので無理ですけど、今日なら可能ですが、どうされますか?」

 と返ってきた。

「それなら【天村君】にお願い出来るなら僕としては大変ありがたいと思っているけど、本当に良いの?」

「えぇ。僕としては推しと少しでも触れ合いたいので、僕の方からお願いしたいくらいなんです」

「じゃあ、遠慮無く。よろしくお願いします」

「こちらこそ、お願いします」

 と言う話になり、【芳一】は【能活】から【部】の案内をして貰える事になったのだった。

 他の部員とは合いそうも無いが、【能活】となら波長が合うから、【芳一】としては願ったり叶ったりと言う感じだった。

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