第一章4 【9月28日/初等部4年生初日】4/謎のVチューバーの事と飛び級のための課題準備
【芳一】は、【芳果】と【芳寿】と今日の行動の相談をした後、特にする事も無いので、夜まで家で創作活動をする事になった。
【芳一】は唯一、毎日視聴している【Vチューバー】の【クリエ・イター】の動画をチェックしていた。
【クリエ・イター】は女の子型の【アバター】を使っている【Vチューバー】であり、彼女は他にも多くの【ボーカロイド】を作って提供している。
彼女は【最強の24体のアバター】を作る事を夢としているらしく、先日、動画で、ある作家さんが【使っている24と言う数字】に憧れて【24体】の【特別なアバター】、もしくは出来なかったら【13体】だけでも作りたいと思っていると言っていて、ひょっとして、その参考にした作家さんというのは自分の事では無いか?と思って気にしているのだ。
自意識過剰だとは思うが、【芳一】はライフワークの【小説】、【フィクション・レジェンド】で【ラスボスキャラ】に【13】と【24】と【96】と言う数字を当てはめて使用していた。
だから、妙に気になって見ていたのだ。気づいたらファンの様になっていた。
そして、何となくだが【クリエ・イター】の雰囲気から中味は【日本人】では無い気がするのだった。
その【クリエ・イター】から【芳一】にDMが届いていたのだが、うっかりとチェックをし忘れていた。
それは飛び級のための準備として、【ゲーム】の【アイディア】を考えておこうと思っていたからだ。
今夜から【ゲーム制作部】として、主に【ボードゲーム】や【カードゲーム】などを中心に作っていこうと思っているが、同時に【飛び級資格】を得るために、日中の作業で、その活動と同等以上の【作品】、つまり【ゲーム】を作らねばならない。
よって、【日中】に作る作品をどうしようかと言う事でそれを考える事にしたのだった。
最初だから、なるべく単純で遊べるゲームにしようと思い、【じゃんけんカード】と言う【ゲーム】を考えてみた。
これは【トランプ】のカードをベースにして、それに【印刷】したものを貼り付ける事で実際に作る事が出来る【ゲーム】となる。
ひとっ走り、近くのホームセンターや100円ショップなどで【ゲーム創作】に必要な道具を買いそろえた【芳一】は、【ルール】を簡単にまとめることにした。
【じゃんけんカード】は【グーの1】から【グーの15】、【チョキの1】から【チョキの15】、【パーの1】から【パーの15】、【ジョーカーの1】から【ジョーカーの5】までの50枚のカードを使用する。
つまり、【トランプのカード】はジョーカーを抜いても【52枚】のカードがあるわけだから、これに【じゃんけんのカード】を貼り付けて使用する事が出来ると言うものになる。
遊び方は【じゃんけんカード】をシャッフルしてカードを配り、手札となったカードの中から1枚ずつ選び、じゃんけんで勝負する様に【グー】は【チョキ】より強く、【チョキ】は【パー】より強く、【パー】は【グー】より強くと言うルールでプレイすると言うシンプルな物だ。
【ジョーカー】は【オールマイティーカード】であり、出すときに宣言したものとして考えられる。
つまり【グー】と宣言すれば【グー】、【チョキ】と宣言すれば【チョキ】、【パー】と宣言すれば【パー】となる。
その【ルール】でじゃんけんに勝てば、カードを捨てて、負けたり引き分けたらカードを手札に戻すと言う事になる。
その方法で、手札が無くなった物が勝利すると言う事になるのだが、このままだと最後の方で引き分けたりすると、相手に自分の持っている【じゃんけんカード】の中味が読まれてお互い勝負が付かない場合がある。
その場合、10回勝負がつかなかったら捨てられた【じゃんけんカード】をまとめて【シャッフル】して、【手札のカード】カードと同じ数だけを交換する事が認められている。
例えば、5枚、手札にカードが残っていた場合、
【1枚交換】、【2枚交換】、【3枚交換】、【4枚交換】、【5枚交換】と言う5種類の交換が認められているので、好きな数だけ交換すれば良いと言う事になる。
また、【グー】、【チョキ】、【パー】に数字が付いているので、【数字】が大きい程有利、ただし、【15】より【1】の方が有利というルールで引き分け無しというルールでも出来ると言うアレンジが可能となっている。
また、これは1対1だけでなく、3人や4人で勝負する事も出来る遊びとなる。
あまり、人数が多くなると最後の【カード交換】がやりにくくなるが、ギリギリ4人くらいまでなら十分楽しんで遊べると言う【カードゲーム】となる。
また、単に【グー】、【チョキ】、【パー】、【ジョーカー】と作るだけなら味気ないので、例えば、【グーの15】だとしたら、【キャラクター】が【グー】を出して、【15】と言う数字の入った【コスチューム】を着ていたり、同様に【チョキ】だったら【ピースサイン】、【パー】だったは手のひらを開いたり、【ジョーカー】だったら、【キャラクター】が手を隠しているみたいな表現をしていたりすると【コレクションカード】としても使えるだろう。
そうなるとすぐには出来ない。これからコツコツ作っていくしかないと言う訳だ。
ちなみに【芳一】は勘違いしている。
彼は1カ月で1作作らなければならないと思っているが、【初等部4年生】の【飛び級】のための【現実世界】での課題は、4カ月で1作品以上、1年間で3作以上作れば条件を満たすのだ。
話を良く聞かず、思いこみによる、勘違いで、【飛び級】の資格を得るためのハードルを上げていた。
そんな事を考えたり作ったりしていたら、寝る時間になったのだった。
それでは【芳一】、【桔梗】、【瑠璃】の【部活動初日】を順番に追っていこう。