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六花と槍の物語  作者: hiddenkai
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第77話 狼牙と薄葉の子作り週間

PM8:00

六花達は帰宅すると直ぐに風呂場に直行する。

小袖を脱ぎ綺麗に折りたたみ、肌襦袢を脱ぐとパンツ1枚の姿になる。

肌襦袢を洗濯機に放り込み、パンツを脱がずに浴室に駆け込んだ。


「うわ、パンツが精液でべっとりだ。」

大量に中出しされた精液で下着がべちょべちょになり、不快感と戦っていた萌葱はようやく解放されるとホッと息を漏らす。


「うわ、垂れてきた!」

床に垂れ落ちないように手で股間を押さえながらパンツを脱ぐ珊瑚。


「こうすりゃ垂れてこないぜ!」

大胆にも中指で栓をして締め付け隙間をなくす茜。


「あんたら、おりものシートしてないの?」

蒼は精液のしみ込んだシートごとパンツを脱いでクルクルと丸める。


「ふんふんふーん♪」

桔梗は手慣れたもので垂れ落ちてきた精液を、鼻歌混じりでパンツで拭いとり、水を貯めた洗面器でパンツを洗い始めた。


「うわっ、くっさいい匂い!」

夜花子がクロッチ部分を嗅いでウットリした顔になる。


「夜花子ってパンツの匂い嗅いだり、他人の鼻水をすすったり変な癖があるよね、性癖なの?」

蒼は京極 恵三子の鼻水を啜っていた夜花子を思い出し尋ねた。


「どうだろう?別に汚いと思わないんだよね。

それに汚れたパンツの匂い気にならない?

私ってこんな匂いがするんだってなんか安心しちゃう。」

そう言いつつパンツを鼻に当て、スーハーしながら汚れを舐め取った。


「それ男の前でやっちゃダメよ、ドン引きされると思う。」

呆れた顔で珊瑚が忠告するが本人は気にも留めていない様子だった。


6人揃ってシャワーの前の床にお尻をペタリとつけて座り、股を大きく開くとシャワーヘッドを外してホースを膣に押し込む。

冷水を勢いよく流し込みその冷たさに全員が悲鳴を上げた。


萌葱「いくら妊娠しないと分っていてもやっぱり不安は残るね。」

蒼「性病感染もしない妊娠もしない、私達にはうってつけの加護よね。」

夜花子「これって加護なのかな、見方によっては呪いかもね。」

珊瑚「確かベルが寿命が延びて、筋力強化、体力増強、免疫力の上昇が永続的に続くって言ってたよね。」

茜「という事はオレ達は事故が無ければ、確実に長生きするってことだよな。伊集院達より先に死ぬ事はないわけだ。」

桔梗「なんかいやでち、侑加ちゃんたちも長生きちてほちいでち。」

珊瑚「とは言っても金龍拉麺はつくれないしねぇ。」

萌葱「そうだ、冬休みに異世界に行ってみない?私リベンジしたい!」

茜「いいな!オレもリベンジしたい!行こうぜ!」

夜花子「戦闘力は十分だと思うけど、精神系の魔法に抵抗ないじゃない私は反対。」

珊瑚「私も反対よ魔法が厄介すぎる。また性奴隷はなりたくない。」

桔梗「魔法を抵抗できればいいでちね、あたち護符をつくるでち!」

いつになく強い口調で宣言する桔梗に皆から歓声が上がった。


「あたちもリベンジちたいでち!初めての赤ちゃんの仇をとるでち!

ころちて、ころちて、ころちまくるでち!」

この時の桔梗は訶梨帝母かりていもかくや、子の為に怒り狂う仏のようであった。


風呂から上がり脱衣所で冷たいコーヒー牛乳を一気飲みすると、髪を乾かし居間に向かう。

居間では狼牙と薄葉、お糸が燻製肉をつまみに晩酌を楽しんでいる。

六花はマイグラスと貯蔵庫から思い思いのつまみを手に着座した。


「初日、お疲れ様でしたー!」

珊瑚の音頭で乾杯がされると最初の一杯を一気に飲み干した。


「異世界にリベンジ?」

六花の提案に狼牙の声が裏返った。


「あの世界にやられっぱなしとかなんか許せないんですよ!」

「あたちが対魔法の護符つくるでち!」

萌葱と桔梗の鼻息の荒さに狼牙は考え直す提案を引っ込めた。


「それで対魔法の護符の作り方に当てはあるのか?」

「ないでち!でも絶対つくるでち!」

狼牙は少し考えて自室から何かの皮の塊を持ってきた。


「これは神威といって対異世界用戦闘服だったものだ。

黒屋儀と戦う時に獣化するのに邪魔だったから、パージしてバラバラにしてしまった。

まあ、俺が獣化した方が瞬間的の能力が上だからな仕方ない。」

「どんな能力があるんでちか?」

狼牙はマニュアルを広げて皆の前に提示した。


衝撃無効・斬撃無効・突撃無効(各耐久限界有)

耐熱・耐寒(各耐久限界有)

毒完全無効・精神系魔法完全無効

攻撃魔法半減(火・水・風・土・低温・高温・電気)

弱攻撃魔法・回復魔法放出可

装着者の精神力を源に障壁を自動展開

時間経過と共に体力、精力を自動回復


「狼牙が着てたぴっちりスーツって、そんなに凄いもんだったのか!

もったいないな!」

茜は皮の山を見てガッカリとする。

桔梗が皮の一部を持って気を注入すると表面に赤い光の筋が走った。


「凄いでち、表面に魔法陣、裏面に護符が刻み込んであるでち。

これを解析できれば同じようなものが作れるでち。

これ貰っていいでちか?」

有無を言わせない強い眼差しを見た狼牙は頷き許可をした。


「但し条件がある学園祭が終了してからだ。

君達は目先の人参に飛び付く悪い癖があるからな。

無事学園祭を終了させたら好きにしてよし!

・・・返事は?」

「はい!!!!!!」

「よろしい、今日はもう寝なさい。明日も早いぞ。」

「おやすみなさい!!!!!!」

「寝る前に歯磨きを忘れるなよ!」

「はーい!!!!!!」

六花は立ち上がると手分けして洗い物を済ませ脱衣場に駆けていく。

数分すると階段を駆け上がる音がしてやがて静かになった。


「旦那様、今日はありがとうございんした。

わちきの我儘聞いてくださり本当に嬉しゅうござりんした。

それで、もうひとつ我儘を聞いて欲しゅうござりんす。

わちき血の道はありんせんが生前の記憶では孕み易い日なんでありんす。

お情けと思って濃い子種を与えておくんなんし。」

薄葉が狼牙にしなだれかかり股間を淫らに撫でまわす。

お糸の姿はいつの間にか消えていた。


「分かりました、まずは風呂に入って気持ちを高めましょう。」

「あい、わかりんした旦那様。抱っこしてくれんすか?」

「急に甘えんぼさんになりましたね。」

「わちきもただの女でありんした。娘達をバカにできんせん。」

薄葉は抱き上げられるとクフフと含み笑いを漏らす。

その夜2人は夫婦として甘く激しい情熱を燃やした。


▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽


「朝チュンか?これは朝チュンだよな!」

周りの騒がしい声で目を覚ました狼牙は六花に取り囲まれている。

隣で腕枕の薄葉がスヤスヤと寝息を立てていた。


「お、おはよう、もうそんな時間か?」

時計を見ると午前5時になろうとしていた。


「朝チュンは禁止のはずでしたよね?」

ずずいと顔を寄せてくる夜花子の目が怒っている。

狼牙の額から冷や汗が流れ落ちた。


「そ、それはだな・・・すまん!」

狼牙は飛び起きるとベッドの上で土下座をした。


「その、頑張りすぎて気を失ってしまったんだ!

不可抗力だと思って見逃してくれ・・・ないか。」

「お母さんの寝顔を見れば凄くがんばったんだなと分かります。

だけどエコひいきです!私も朝チュンしたいです!」

夜花子の要求に皆がウンウンと頷く。


「別荘で散々朝チュンしたじゃないか・・・だめ?」

「ダメです!断固朝チュンを要望します!」

「そうなんでありんすね、ならもう数回朝チュンしてもかまいんせんね。」

腕枕を外され目を覚ました薄葉がむくりと起き上がった。


「わちきが無理を言って旦那様にお願いしんした。

許してやってくれんせんか。

わちき昨日から子を孕みやすい期間なんでありんす。

どうか一週間の目こぼしをしておくんなんし。

よろしゅうお願いしんす。」

薄葉が狼牙の隣で土下座をして頼み込んだ。


「お母さん!土下座なんて止めてください!」

薄葉の土下座に六花が慌てふためき顔を上げさせた。


萌葱「そんな大切な理由があるなら先に教えてください。

幾らでも朝チュンしてかまいませんから。

むしろ朝チュンどころか1日中してください。」

茜音「そうだな!今日は1日中絞り取ったほうがいいな!」

珊瑚「どうせ今日は適当に流す日だから、美味い料理を振る舞う必要がないと思うし、いいんじゃないかしら。」

蒼「私から理事長に説明するから気にせずがんばって!」

桔梗「あたち赤ちゃんにオッパイ吸わせたいでち!」

夜花子「では全員の意見が一致したので、狼牙は必ずお母さんを妊娠させる事と、家事は私達で分担するので種付けだけに注力してください。」

六花は2人に「がんばって!」とエールを送ると部屋を出て行った。


「本当に親思いのいい子達でありんすね。

旦那様、子供達の期待に応えんしょう。

これから1週間よろしゅうお願いいたしんす。」

赤く長い舌が狼牙の頬に伝わり落ちる汗を舐めとる。


(あいつらが子供が欲しい時期が来たら、俺は種馬にされるのか?)

そう遠くない未来に起こりえる事に金玉がキュッと縮み上がった。


部屋を出た六花は厨房に向かうと、ネットで検索した精の付く食事を作り始めた。


「精子を増やす食材はコーヒー、魚の缶詰、ビターチョコレート、うなぎなど亜鉛を含む食材ね。」

珊瑚の読み上げる食材を手分けして貯蔵庫、冷蔵庫から探しだす。


「鰻は無いね学園で分けて貰おうか。」

献立に鰻の蒲焼があることを思い出した蒼が提案した。


「デザートはコーヒーゼリーのチョコレートソースにしよう。」

早速萌葱と茜が調理を始めた。


「朝食はお手軽にご飯に生卵ととろろを掛ければよくない?」

夜花子が山芋をおろし金で摺り始めた。


「お昼は一度戻って来て鰻にしよう。」

珊瑚がレバーとニラ、もやしを調理台に並べると、フライパンを火に掛け油を熱し始めた。


「なら、料理長にお願いしてうな重を作って貰おうよ。」

「賛成でち!」

蒼がもやしをザルで洗い、桔梗がニラを手際良く刻み、レバーを炒めているフライパンに次々と投入していく。


デザートを作り終え冷蔵庫にしまい込んだ萌葱と茜は、砂抜きを終えているアサリで味噌汁を作る。


15分もしないうちに、生卵ととろろ掛けご飯、ニラレバ炒め、アサリの味噌汁を人数分用意して、狼牙と薄葉の分をお盆に乗せ部屋へ向かう。


「入りますよー!」

萌葱が一声掛けると薄葉から返事があり襖を開け、お盆を持った桔梗と珊瑚が部屋に入る。

丁度一戦終えたらしく狼牙がベッドの上で荒い息をしていた。


「朝ごはんができました。

食べ終わったら食器はそのままにしておいてください。

お昼に戻ってくるのでその時片付けます。

昼ごはんはうな重にしますので楽しみにしててください。

ではごゆっくり。」

小さなちゃぶ台に食事を並べ、そそくさと部屋を後にする。

居間に戻ると座卓に朝食が並べられ、お糸が待ちわびていた。


「お糸ちゃんお留守番よろしくね。」

「任せろ、2人の営みの邪魔をする奴はオラが懲らしめる。」

萌葱は胸を張るお糸にハグをすると絨毯に乗り込み学園へ飛んだ。


「朝からスタミナがモリモリだな!」

ちからコブを作る茜の鼻息が荒い。

皆も同じように少し興奮気味である。


「何も起こらないといいなぁ。」

萌葱は自分の呟きがフラグを立ててしまった事を、この時はまだ知る由もなかった。

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