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六花と槍の物語  作者: hiddenkai
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第107話 究極名器の開発

「さぁ、お前の罪を数えろ」

ゲイツはいきなり目の前に現れた少女に度肝を抜かれその場に座り込んだ。


「だ、誰だ?ここのセキュリティは完璧なはずだ!どうやって侵入した?!」


「瞬間移動です。それより今から地獄に行って貰います。問答無用です。」


「ボ、ボクを殺す気か?!金ならやる!好きな額を言え!幾らでも払うぞ!いい条件だろう!」


「うーん、お金はいらないかな。欲しいのは貴方の反省ですから。」


「意味がわからん!」


「地獄に行けば分かりますよ。」

沙也加はゲイツに触れると地獄へ直接転移した。


「裁定!第九圏 「コキュートス」刑期は内緒だが直ぐに出れると思わぬこと。まあ、死んだあとだがな。

これより死ぬ迄の間に人類とって真に徳となる行いを重ねれば刑期の短縮は必ず叶う。

ではヘル巡りに行くがよい。」

ベルゼブブの裁定に「不当だ!弁護士を呼ばせろ!」と騒ぎ立てるが無視をしてツアーガイドの悪魔が引きずりだす。

日に何人もの裁定をこなすとサタンの業務が滞るため、72柱が日替わりで裁定者を行いかなり評判がよい。

自分の順番を心待ちする72柱が多いとのことだった。


「沙也加さん、今日はあと何人裁定できますか?」

「えーっと・・・あと4人かな。」

「そうですか!気合が入ります!」

手を振り消える沙也加を見送り事前情報を読み直すベルゼブブは真剣そのものだった。


▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽


狼牙とママがキング・ブラック・クラーケンの討伐を終えて帰還したのは期日を6日過ぎた1月5日である。

本来なら新年を共に迎える予定であったが、想定外の出来事が発生し帰還が遅れてしまった。


「竜宮城に招かれてね、そこで乙姫様が狼牙に一目惚れしちゃってさ。

結婚しないと船を沈めるって言いだしてね。」

ママ達は当時の事を思い出しクククッと思い出し笑いをはじめる。

アルジーを経由すれば全ての情報が即時共有されるが、皆はそれをせずにあえて会話による手段を選択している。

情報共有は緊急時以外は極力使用しない暗黙の了解であった。


発端はとある島で河童に虐められていた亀を助けた事にはじまる。

お礼に竜宮城へ案内され、美味い酒や美味い海の幸をご馳走になり、気分の良くなった狼牙が一曲披露しそれを聞いた乙姫が堕ちた。


実は乙姫は人魚族で魔力の籠った歌で人を惑わし、船ごと海に沈めることを生き甲斐にしている困った種族であった。


そんな人魚が一見人間にしか見えない狼牙の歌声に堕とされては面目丸つぶれであったが、恋は盲目といったもので家臣の忠告を無視して求婚をしてしまった。


更に厄介なことに女人魚が大小の差があるものの狼牙に恋心を抱き乙姫の母親もそのうちの1人であった。


その事実を知った男人魚達の怒りが狼牙に向けられると女人魚が擁護に回り更に事態が悪化する。

男人魚が腹いせにママ達を辱めようと計画しママ達はわざとその企みにのった。


「いやぁ、人魚としたことがなかったから興味が勝っちゃってね。

案外イケメン揃いでさイイ体してたのよ。」

山城ママは屈託なく当時を思い出しニヤッと笑った。


男人魚との交尾は三日三晩続き「・・・ごめんなさい・・・もう許してください」と詫びが入りママ達の完全勝利で終わった。


一方狼牙は1人で全ての女人魚を相手にし、やはり三日三晩の後に全員を失神させて何とか竜宮城から脱出したとのことだった。


「人魚は名器ぞろいで実に危なかった。

アルジーの感度1/10がなければ完敗だった。」

狼牙が言うには構造が人と比べ根本的に違うとのことであった。

内部のヒダヒダが陰茎に纏わりつき幾つもの舌で舐め上げられる感触とバキューム効果を持ち、射精しても直ぐに回復させられ以後ループする。

一度経験すると抜け出せない麻薬のような性器だと説明された。


「人があんな名器を持ったら男が絶滅するな。」

狼牙の言葉は真に迫ったウソ偽りのないものに聞こえた。


その後船旅は順調に進みキング・ブラック・クラーケンの生息域に到達すると1日と待たずに遭遇する。

海中からの攻撃にほとほと手を焼くが狼牙の機転で突破口を見つけ出しついには討伐に成功した。


「何をしたんですか?」

「よくぞ聞いてくれた萌葱!トランスフォームを覚えたんだ。」

「・・・?」

「まあ見てくれ。」

狼牙はパンツ1枚になると獣人となる。

以前と変わり体躯が一回り大きくなりより精悍なフォルムとなっていた。


「トランスフォーム!」

体毛が合わさり金属状の装甲に変化しながら体を覆うとロボットのような姿になった。


「すっげえ!アイアン〇ンか!」

茜が興奮して狼牙に抱き着くとペンペンと叩きだす。

姉妹も狼牙の体をペンペンと叩き感触を確かめた。


「この形態での防御力は絶大だ。

更に抵抗が減り空中どころか水中でも自在に動ける。

足裏と手の平から気力ジェットを噴射しそれが攻撃手段にもなる。

更にだ!なんと超絶合体も可能だ!」

「な!なんだそれ!すっげえ強そうだな!見せてくれよ!」

茜の瞳がランランと輝き鼻息が荒くなる。

狼牙はニヤリと笑いママ達を見た。


狼牙「だそうだ。どうする?」


長門「・・・アレをやるの?」


陸奥「あまり気乗りしないんだけど。」


日向「そうか?私は気に入っているぞ。」


伊勢「私もだ!アレをすると超絶きもちがいい!」


山城「嫌だけど!茜のお願いだからやるわよ!」


扶桑「ここでは狭いね、四次元に行こうか。」

かくして一行は四次元に跳んだ。


「みんな行くわよ!心をひとつに!超絶合体!」

扶桑の掛け声でママ達の体が光輝き体の形態が変化していく。

日向と伊勢が足の形状に、長門と陸奥が腕の形状に、山城が下半身、扶桑が上半身に変わり人の形に合体し、狼牙が頭部に収まると全長5mのロボットが出現した。


ロボットは全裸で抜群のプロポーションを持ち見目麗しく力強く見える。

茜は興奮のあまり鼻血を吹き出した。


「茜ェェ!」

ロボットは大急ぎで茜の介抱をはじめた。


「ふげえよ!おへたちもがっはいしようふぜ!」

鼻に綿を詰められた茜が姉妹に力強く語りかける。

姉妹は微妙な顔つきで「いつかね」と言葉を濁した。


▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽


後日、六花とママは人魚性器の詳細な内部構造と肉体に与える快楽指数の情報を共有し人の性器では太刀打ちできないと知った。


珊瑚「人魚が10として人が3かぁ。完敗ね。」


日向「うむ、人の膣はただの肉穴だからな。」


夜花子「人は心で愛し合う割合が大きいものね。」


伊勢「思えば男人魚も感情より肉体重視であったな。」


山城「それで気持ちを込めたベロチューとか愛撫に弱かったわけだ。」


陸奥「言葉責めにも弱かったしなるほど納得だわ。」


萌葱「そうすると狼牙のイケボがクリティカルなのも理解できるね。」


扶桑「正直狼牙くんのルックスは男人魚の中では中の下でチ〇コは標準以下だったからね。」


茜「マジか!どんだけレベルがたけぇんだ人魚!」


長門「人魚のチ〇コは長さ太さもだけど何よりカリの大きさと竿のヒダヒダが反則級だったね。あれに堕ちない女はいないと思うよ。」


桔梗「ママたちよく勝てたでちね。」


日向「それこそアルジーの感度低下が無ければ完敗だった。アルジーよありがとう礼を言う。」


アルジー(どういたしまして。家族を勝利に導くことが私達の役割であり喜びです。

ところで人魚の膣を肉体に取り込む気はありませんか?)


全員「ええー!できるの!」


アルジーは六花、ママ、息を飲んで念話を聞いていた七令嬢に肉体改造を提案し直ぐに承認される。

早速下半身がモニョモニョと動き1分も掛からない内に改造が終了する。

各々が指で膣内の感触を確かめヒダヒダが付いてることに驚いた。


(オリジナルはヒダが無感覚でしたのでVer.1.1では性感帯を設けました。蒼どうしましたか?)

「やばいよこれ!指が止められないよ!ヒダの一枚一枚がクリちゃんみたいに感じりゅう!ラメェ!イ”グゥ”ゥ”ー!」

蒼のみならず全員の精神値が危険レベル迄達したため、ヒダの感度を0に落とすがすでに泡を吹いて失神していた。


(肉体が如何に快楽に対して脆弱かよく理解しました。)

「言いたいことはそれだけかしら?」

(・・・ごめんなさい。反省しました。)

やり過ぎたアルジーの反省会が終了し改めて人魚性器の取り扱いについて話し合いが続けられる。


「これは外交上とても有効な手段として使えると提案します。」

「傑物は色事が好きって言うし案外的を得ているかもね。」

黒川 優の提案に蒼が腕を組み賛同の意を示す。


「指を入れてみた感触が男性器に与える快感を想像するに筆舌に尽くし難いものがあります。

アルジー根で実験するのが怖いですね。」

財前 康子をはじめ7令嬢のアルジーは完全に定着しアルジー根を生やし生殖活動を行う事が可能となっている。

目下のところ使用はパートナーのみとなっているが、今後有能で目的に賛同する人が現れれば積極的に胞子を供出する予定である。


「アルジー?ヒダの数やバキューム力の調整はできるかしら?」

(可能ですが対象が普通の人の場合ですと調整が難しいですね。

現状普通の人間男子でのサンプル数が0です。

サンプルを要求します。)

この要求に萌葱が答える事ができないでいると、夜花子が助け舟を出した。


「ほら、学園祭の時に契った男達がいるじゃない?

彼らなら口外しないと思うし、元々私達にベタ惚れなんだから打って付けじゃないかしら。」

「それだ!」

六花のみでサンプル収集を行う予定でいたが、ママのみならず七令嬢が協力を申し出て一悶着が起きた。


「地獄で聞いた私達の役目は既に始まっています。

私達は一刻も早く地球人を昇華させなくてはならない。

ならば貞操などに捕らわれている場合ではありません。

それに六花ばかりに汚れ役をさせるなんて絶対にイヤ!

私達は家族、そう六花ファミリーなのですもの!

みんなで助け合うのは当たり前です!」

七令嬢の決意は固くサンプル採取に参加することが決まった。


翌日から貰った名刺の連絡先に電話をかけまくり、デートの予定をカレンダーに記入する。

1ヶ月で600近いサンプルを入手するとVer.1.8が出来上がる。

このVer.は人間女性器1に対して1.8の快楽指数に調整された。


その後サンプルが増える度に自動Ver.アップされ続け、人間に使用される最終Ver.は2.6に落ち着いた。


なおVer.2.6を体験した男は人間女性でイクことができなくなり中折れ事案が多発する。

責任を感じた六花ファミリーは月に1度慰安の為に男の元を訪れる。

後に彼女らに訪問される事が彼らの社会で最上級のステータスと評されるようになった。


▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽


「ここが野生パンダの生息地なんですね!なんて雄大な景色なんでしょう!」

京極 恵三子は眼前に広がる竹林と峡谷を見て感嘆の声を上げた。


六花ファミリーは中華三国連合国のひとつ「蜀」を訪れている。

中華帝国の崩壊後、新政権が発足し3人の指導者が選出される。

「この地は1人で納めるには広大すぎる」という名目で国が3つに分割され中華三国連合国が樹立した。


魏国 代表 曹操

呉国 代表 孫権

蜀国 代表 劉備

古の三国の誕生に人民は大いに沸き、1ヶ月に渡り祭りが催された。


「雌ゴリラの皆さん六花の皆さん無事でよかった!」

蜀国国会議事堂の代表執務室で劉備と再会し互いの無事を喜ぶ。

ロイガーは忘れていても、雌ゴリラが作戦に参加した事と六花の活躍は覚えているらしく大いに感謝された。


「そうですか、キャンティーは死んだのですね。そして俺の名を・・・」

趙雲はキャンティーの最期を聞くと蹲り泣き声を上げた。


六花が七令嬢の紹介をすると劉備はすぐさま重鎮を集めて挨拶を交わす。

荒れた祖国の復興には外資が必須であり、蜀は他の2国に比べ出遅れていた。


「魏国はアメリカ、呉国は中東石油産出国と主に提携を結んでおります。

ここは海に面していないため中々良い条件の提携が結べずに四苦八苦している状態であり、ここはなんとしても日本資本との提携をお願いしたい次第であります。」

「チベット・ウイグル・モンゴルの各自治区は放棄されると聞いていますが本当でしょうか?」

「放棄というか自治権を完全移譲し国として認めるということです。

正直に言えば構っていられる余裕がありません。」

「そこまで国が荒れてしまったのですね。」

「はい、そこまで。です。」

劉備は口ヒゲをいじりながらしょげてしまう。

西園寺 寿子はその仕草を見て「なんか可愛い」と思ってしまった。

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