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六花と槍の物語  作者: hiddenkai
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第105話 地獄巡りツアー①

「後悔しない?人間辞めることになるんだよ。」

「しなかったことを後悔するよりマシな選択です。」

2人の決意は固く撤回する余地は皆無に見えた。


(私も2人の意見に賛成です。既に発芽した子達から記憶を共有し有能さ及び忠誠心の確認は取れております。

地球人類の進化に大いに尽力して貰えると結論がでました。)

アルジーの一押しで珊瑚の決心は固まった。


「珊瑚さんお願いがあるの私初めてなの。散らされる瞬間を恵三子に見て貰いたいの。」

思惑を悟った珊瑚は恵三子に見せつけるように優を愛撫する。

弄ばれる優に気が付いた恵三子が手を伸ばし、その手を優が握り締めた。


「恵三子、私いまから想い人ではない人に処女を奪われます。

あなたに奪って欲しかったけど無理だもんね。」

「優、私の優、あなたも同じ道を共に歩んでくれるのね。

嬉しいとても嬉しいわ、いつかあなたのセカンドヴァージンを私が奪うわ。待っててね優。」

「嬉しい!恵三子!待ってる!きっと奪ってね!」

2人は口付けをすると激しく互いの口内をしゃぶりはじめる。

やりとりを聞いていた珊瑚の顔が無表情になっていた。


(なんか私って恋する2人に割って入る間男?みたいな?)

(めんどくさい2人ね。さっさとぶち抜いて終わらせたら。)

珊瑚と夜花子は2人のNTR性癖に呆れかえる。

珊瑚は少々強引に優の胎に突き刺すと激しく腰を振る。

当の優は痛がるどころか大量の愛液を滴らせながら「ああ、恵三子の指より気持ちいい」だの「恵三子許してあなた以外でイク」だの「中がダメえ

恵三子以外で孕んじゃう」だの心情解説がやかましい。


恵三子も「ああ、私の優が汚される」だの「やめてそれ以上汚さないで」だの「孕んでも私と一緒に育てましょう」と返すため2人のNTR会話は更にエスカレートしていく。

そして状況に興味を持った面々が一時情事を中断して見物をはじめていた。


腰を振り続けること30分、大量の愛液とバルーン現象で摩擦ロスを起こしイキづらい状態であったが感度を3倍に上げ、何とか放出を完了して床にへたり込む。

優はとうに失神していて白目を剥いている。

珊瑚は優をシャワーで洗い流し爺やに声を掛け運び出して貰った。


風呂場に戻ると九条 沙也加が伊集院 侑加と桔梗に両の肉穴を弄ばれていた。


「あなたの処女は私が奪ってあげたから安心しなさい!」

侑加が加虐的な笑みを浮かべて小さな拳を膣に抜き差ししている。

激しく胎を突かれているにも関わらず沙也加は恍惚とした笑みを浮かべていた。


一方、桔梗は泣きそうな顔をしながら尻穴に肉棒を抜き差ししている。

その動きはピストンマシーンのように高速運動を繰り返していた。


かくして九条 沙也加と黒川 優は改造超人類へと進化を果たした。


今度は昼チュンである。

風呂から上がり明け方まで睦合い、目が覚めると12時を回っていた。


令嬢達の体調はすっかり良くなり血色もよい。

アルジーによる情報共有で六花の思いも知る事ができ感情も落ち着きを取り戻した。


そうなると猛烈な空腹に襲われ腹がグーグーと大合唱をはじめる。

揃って居間に下りるとエプロン姿の爺や達が昼食を作って待ち構えていた。


「凄いな伊賀の爺ちゃん!これ何て言う料理なんだ!初めて見るぞ!」

食卓の上にはフレンチのフルコースと見間違う程の豪華に盛り付けられた食事が用意されている。

伊賀は滑らかな活舌で料理の名前を告げるが、茜にはチンプンカンプンであった。


「呪文料理だな!分った!」

全員は笑いだしそれぞれのパートナーと共に腰を下ろすと「いただきます」を斉唱し料理に舌鼓を打った。


心の休養と称した七令嬢と六花の甘い共同生活が数日過ぎた大晦日の日、すっかりアルジーの子供が令嬢に定着し、通信・跳躍系能力が使用できるまでに至った。


調理場では各家の筆頭メイド長自ら厨房に立ちテキパキ動きまわり、朝食を作り配膳を行っている。

起き出したカップルがいつもの場所に腰を下ろし、全員が揃うまで食事を見ながら味の予想を行う。

ほとんどのカップルが定められた7時の5分前に降りてくるが、桔梗・侑加・沙也加のトリオは5分を過ぎた頃に降りてきては、伊集院家の筆頭メイド長からカミナリを落とされる。

きっちり30秒のお小言を聞かされている間3人はしおらしくシュンとしているが、終了した途端食卓に着き一番にいただきますと斉唱すると猛烈な勢いで食べはじめる。

桔梗は脳への侑加は筋肉への補給のため常人の3倍の量を必要する。

この光景も薄葉亭の日常の一コマとなった。


朝食が終わり、いよいよ来年から本格始動する七令嬢の企みについて意見交換が行われる。

日本の企業・財閥をひとつに纏め上げそれを拠点としてアジア、ヨーロッパにユーラシア経済連合を作り、いずれはアフリカ、オセアニア、南北アメリカを飲み込み地球の経済を統一させるという壮大な計画である。


最も手強いと思われていた中国で最近内乱が発生し、秘密裏に日本が政経一体となり支援を行っていて、新生政府と良い関係を結べそうだと聞いた。


中国を裏で操っていたロイガーを倒したものの、ロイガーの存在を宇宙から抹消された為、当の六花含めて誰一人として覚えていない。

中国の人々からすると突然現政府が弱体化したとしか捉えていなかった。


「アルジーから敵対異星人の洗脳解除計画を聞いたけど、地獄って本当にあるのね私も行ってみたいわ。」

西園寺 寿子の発言で急遽「地獄巡りツアー」の予行が決まった。


「お爺様方は朝から納会での理事長と会食の予定よ、丁度いいんじゃないかしら。」

六花と七令嬢は会食場所に瞬間移動し頭首達の目の前に突如現れる。

食後のお茶を楽しんでいた頭首達は茶を気管に流し込み激しくむせる。

孫達がお爺ちゃんの背を叩いて事なきを得た。


「地獄へ連れていく?!」

「はい、お爺様方の罪を数えていただきます。」

財前 康子がにっこり微笑み告げると頭首達の顔が強張った。


茜(後ろめたいことが山ほどありそうな顔だな!)


珊瑚(そりゃあれだけの地位にいる人達だもの、3桁いや4桁はあるね。)


理恵子(私もお爺ちゃんと同罪だね、その稼ぎでいい暮らしをしてきたのだから。)


蒼(そう悲観しなさんな。それも含めて見て貰おうよ。)


夜花子(もしかしたら罪を軽くする方法もあるだろうし。)


恵三子(そう言って貰えると少しは気が休まります。)


侑加(死んだ後に桔梗と別になるのは嫌よ。)


桔梗(し、死んだ後も侑加ちゃんと一緒でちか?!)


侑加(イヤなの?!桔梗は私と一緒にいるのが嫌なの?!)


沙也加(私は永久に侑加と一緒です!)


侑加(あんたは黙ってて!桔梗!嫌といっても絶対離れないからね!どんなに嫌われたって影のように纏わりついてやるんだから!)


桔梗(・・・わかったでち。でもお願いがあるでち。Hは日に1回、2時間迄にしてくださいでち。魔法の勉強ができないでち。)


萌葱(それは重大な案件よ!桔梗の魔法は今後発生しうる事象の方向を決める大事な羅針盤になるわ。)


寿子(そうね、ここは桔梗の意見を尊重して自重してください侑加。)


沙也加(桔梗の分も含めて私が精一杯尽くしてみせます。)


侑加(分かったわよ、桔梗と結ばれて少々能天気になってたわ反省します。それと沙也加ありがとう。頼りにしてるわ。)


恵三子(桔梗、私も魔法の勉強に参加したいわ。)


康子(それなら私もご一緒します。)


桔梗(うれちいでち!恵三子ちゃん!康子ちゃん!一緒にがんばろー!)


この日を境に魔法技術が急速に発達し、後に異星文明との接触に大いに貢献した。


「あまり気が乗らないが愛しい孫娘の誘いを断るわけにもいかん。」

頭首は地獄ツアーを承諾し四具祖とナイラーは見送ることにした。


「これは翻訳器でち。耳に入れてくださいでち。」

桔梗が参加者に耳栓型の翻訳機を配ると老人達は早速装着した。


「おお!最近耳が聞こえづらかったが何とも鮮明に聞き取れる!」

「西園寺もか!これはいい!補聴器と比べ物にならない!」

西園寺と京極の頭首が大喜びではしゃいでいる。

伊集院頭首は商品化できないか桔梗に交渉を持ち掛けるが、侑加に「今は時期ではない」とたしなめられた。


「そうと決まれば善は急げね!」

萌葱の号令で全員は瞬間転移で薄葉亭に転移するとゲートから地獄へ跳び、村長の納める村の入り口に現れた。


「これは六花の皆様!お久しぶりです!」

ゲートを守衛する護鬼8人が一行の姿を確認すると直ぐに整列して出迎えた。


「村長はご在宅かしら?」

「はっ!ほ、本日は閻魔様、サタン様とご自宅で極秘会談でございます!」

2m近い屈強な黒鬼が1m60cmない萌葱の前で畏まり緊張する姿に五頭首は驚く。

そして黒鬼が恐怖でなく憧れと敬意で緊張していると分かり感心した。


「じゃあ会談が終わる迄待たせても貰っていい?」

「と、とんでもございません!六花様のご訪問に勝る優先事項などございません!すぐに村長にお目通りくだし、さい!」

黒鬼は緊張で途中舌を噛みながらも言い切ると、部下に六花が来たことを伝えるように伝令を送った。


「カラーン、カラーン」

柔らかく心を落ち着かせる鐘の音が村に響き渡る。

すると村人達が我先にゲートに向かってきて六花に手を振り歓迎の言葉を叫ぶ。

六花もまたそれに応えるように手を振りお礼の言葉を贈った。


一行は村人達の歓迎を受けながら村中を進む。

六花は以前来た時と見違えるほどの変化に驚いていた。


「商店が増えたわね。土産物屋かしら。」

夜花子は初めて来た時に生活必需品の店が5に満たないことを思い出す。


「人口が爆増よね、子供の数が倍以上増えたんじゃない。」

珊瑚はしきりに手を振る子供達に負けないくらい手を振り返している。

元々村としては規模が大きいが辺境ということで人口、特に子供の数が数える程度だったが、今は視界に必ず子供の姿が見える。


「私達の伝説発祥地だもの。観光業が栄えるのも頷けるわ。」

蒼は自分達起因で村が発展したことを少しばかり誇らしく思った。


村長宅の門の前で2人の鬼と1人の悪魔が出迎えに立っている。

村長は萌葱の姿を見ると駆け寄り抱き上げた。


「萌葱よ!息災であったか!もっと顔を見せんか!」

「村長、恥ずかしいよ。おろして。」

「いや!今日はずっと萌葱を担いだまま過ごす!今決めた!」

「・・・重くない?」

「全く重さを感じんわ!萌葱は羽毛で出来ているのではないか?!」

ガハハハッと豪快に笑う村長。

はにかんだ笑顔で村長に体を任す萌葱。

その様子を何枚もキャメラで撮影する同行記者たち。

してやられたと苦い顔をするサタン。

ホクホク顔の閻魔。

各々の思惑が絡んだ会談の幕が開いた。

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