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六花と槍の物語  作者: hiddenkai
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第101話 異世界編~Rokka of Revenge~みんないっしょ!

「あれ?何と戦ってたっけ?」

「なんだよ萌葱!若年性認知症か!ほら、あれ?えーっと?」

「なによ茜も認知症じゃやない!あれ?なんだっけ?」

萌葱と茜の2人が揃って頭を抱えているのを見ている珊瑚、夜花子、蒼、桔梗は何故2人があの場所にいるのか理解できない。

それよりもここは何処なのか?

白く輝く部屋が無限にも思えるほど広がるのを察知したアルジーは六花の足元に次元回廊を開いて落した。


「危なかった0次元に囚われるところでした。」

0であり∞の次元に囚われると脱出は不可能となる。

ロイガーという神格を抹消した事で存在の証となる事象は全て0次元に飲み込まれた。


それは他人の記憶にも干渉し六花、アルジー更には双子邪神ツァールにも及びロイガーの記憶・記録が全て0次元に消える。

森羅万象から忘れられた神格の復活は絶無であった。


六花が落ちた先は薄葉亭の居間であり、彼女達が今最も帰りたい場所である。

空間から突如降ってきた六花は居間でボーっと仏壇を眺めていた雌ゴリラの膝の上にストンと落ちた。


「ママ!」

「ベイビー!」

それぞれの親子ペアは再会の喜びを爆発させ互いにきつく抱きしめ合い、何度も口づけをした。


▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽


六花がここを出発して現実時間では1週間経過していたことから、おおよそ1ヶ月のタイムラグが発生したことになる。

雌ゴリラがここに放り込まれたのは3日前で心神喪失状態であった。


管理部署が専門施設での療養を命令したが拒否をしたことから、半年の休職の辞令が下される。

復帰は絶望的な状態であったが一縷の望みをかけての処置だった。


六花の出現で雌ゴリラに生気が戻るも重度な依存状態になる。

その日の親子ペアは片時も離れることがない。

食事、風呂、トイレ、歯磨きと全て共に行動し相手に尽くす。

食べさせ愛、洗い愛、拭き愛、磨き愛、そして夜に愛しあう。


明け方に叫び声を上げて飛び起き六花を見て号泣するママを見て危機感を持ちアルジーに藻の移植による生体ネットワークの構築を願うが処理能力が低下すると拒否される。

代案として胞子を体内に放出して芽吹かせ増殖させることを提案された。


六花は自分達の進化と改造をママ達に打ち明け、同じ身体にならないかと持ちかける。

ママ達は迷うことなく同意し全てを受け入れると答えた。


「どうやって体内に放出するのだ?」

「こうするでち。」

日向 友子はまた散らかされた桔梗の汚部屋を10分で片づけ、布団を敷き、指示通りに全裸になると胡坐をかき、全裸の桔梗の股間を見た。


「お、おおおっ?オオッ!!」

桔梗の膣から赤い肉状の塊が生えてくると日向が理想とする形と大きさに変化する。


「触っていいのか?」

「いいでち。」

恐る恐る手に取り優しく撫でまわす。

手の温もりと刺激が桔梗に伝わり「あうっ」と嬌声を漏らす。


「気持ちいいのだな、しゃぶってもいいか?」

「いい・・・でち。」

恥ずかしそうに答える桔梗に日向のタガが緩む。

日向は人生で一番丁寧に気持ちをこめて肉塊を愛撫する。

一舐めごとに可愛らしく反応する姿についにタガが外れた。


「桔梗!桔梗ぉぉぉ!」

日向は己の技術全てを駆使して桔梗を押し倒す。

何をされたか認識できずにポカンとする桔梗に跨ると一気に肉塊を胎に納めた。


「カチリ。」

日向は体の中で鍵が開く音を聞く。

その瞬間に秘めていた思いや感情が濁流となり意識を飲み込む。

自我を失った日向は負の感情に支配されると性獣と化し快楽を求めて激しく腰をグラインドさせた。


「ドン!ズズン!ミシッ!」

人の交わりとは思えない音を発し肉と肉が打ち付けられる。

普通の人間であれば骨盤を割られ背骨をへし折られていたであろう。

しかし桔梗は平然と受け止め微笑さえ浮かべていた。


「ぎぎょう”!」

「友子!」

子宮内に肉塊が突き刺さり胞子が放出されると絶頂の稲妻が体を走る。

それは自身を苦しめる負の感情を焼き尽くし脳天を突き抜けていった。


胞子は卵子と受精し子宮に着床すると急速に根を張り、瞬く間に子宮を侵食して体中に伸びていく。

一晩で桔梗と日向間の生体ネットワークが構築され、二人の隔てる壁が全て取り払われた。


朝チュンである。

日向は傍らでクークー寝息を立てる桔梗を見て幸せな笑顔を浮かべる。

口元から垂れてくる涎を舌で舐めとるとそのまま唇を重ねる。

昨夜の人生で一番の快楽と幸福を与えてくれたお礼をしたかった。


「おはようでち、友子・・・ママ。」

桔梗は昨晩のことを思い出し言いよどむ。

すると日向の思考が(ママと呼んで)と語りかけてきた。


「これからもずっとママでいて甘えさせてくださいでち。」

「これからもずっとママでいさせて甘やかさせてくれ。」

互いの目的が一致したことで自然と笑いが湧き上がる。

六花とママ達は親子として夫婦として悠久の時を共に生きてゆく運命を結んだ。


六花がママの膝に座り互いに食事を与えあう。

薄葉亭での食事風景に新しい日常が加わった。


「仲睦ましいのようござりんすがうちだけでしておくんなんしえ。

他所様でありんするのは禁止でありんす。」

「はい!薄葉お母さん!」

六花のみならずママ達もお母さん呼ばわりすることに薄葉の目尻が自然と下がった。


▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽


「お前ら何を考えている・・・」

六花、ママ、薄葉、お糸が揃って狼牙の部屋を訪れた。


「狼牙、このロープは最終手段よ。桔梗謹製だから絶対に切れないのよ。」

「狼牙、力づくは嫌なんだ大人しく裸になってベッドの上でうつ伏せになってくれ。」

ロープをピンと伸ばした蒼が一歩踏み出す。

伊勢 真弓が申し訳なさげに話をするが目が異常にぎらついていた。


「私達はこれから無限ともいえる時間を共に生きていきます。

それなのに狼牙だけが年老いて死んでいくなんて絶対に無理です!」

「そうだな、私も萌葱の意見を全て肯定する。共に生きよう狼牙くん。」

悲壮感たっぷり溢れるセリフを語りながら、少々歪んだ笑顔で一歩近づく萌葱と扶桑 蒔子に狼牙は一歩引いた。


「いや!俺は限りある命の方が全力で生きている感があって好きだな!」

我ながら良い事を言った感で狼牙が語るがまるで聞き入れる様子がない。


「旦那様、お腹の赤子の将来が気にならねえと言いんすか?」

「腹のややこは間違いなく狼牙の種だ。」

そう、薄葉は妊娠をしていたがいつ生まれるかが全く分からない。

お糸の触診で間違いなくお腹に別の生命反応があるという。

ちなみに人間の場合100%で妊娠を当てる能力であった。


「これから生まれる私達の子供達は確実に長命種となるとアルジーが言っています。孫やひ孫、玄孫が見たいでしょう!」

「狼牙くんには今後生まれてくる私達の子供の扶養義務が発生します。

決して逃がしませんよ?」

足がベッドで止まり仰向きに倒れると夜花子と長門 玲の顔が鼻ずらまで近づきペロリと舐められた。


「狼牙!大丈夫だ!痛くないようにピッタリサイズだ!」

「そうよ!これ以上無い位のフィット感よ!欠けてたピースがカチリとはまり込む快感はまさに天国極楽よ!」

茜と山城 萌が抱き合いながらクルクルと回転している。


「狼牙、お尻でするなんてなんてことないの!慣れよ慣れ。」

「私も初めてのお尻で絶頂するなんて思わなかった。

最初だけだよ!入れて10cm位のところ抜けたらあとは楽だから!」

珊瑚と陸奥 啓子が互いのお尻を愛撫しながら見せつける。


「わ、分かった!散々君らの胎に挿入してきたんだ、1度位ならいいだろう!誰がするんだ!」

すると全員が手を挙げた。


「ちょっと待て!薄葉とお糸は無理だろう!」

「あら、霊体は自由に体の形を変えられると言いんせんでありんしたか?」

「聞いてないぞ!」

「観念しろ狼牙。オラ初めての経験でワクワクすっぞ!」

薄葉とお糸の体が金色に輝き、毛が逆立つとシュンシュンと音を立てはじめた。


「・・・分かりました。せめて腸内洗浄をさせてください。」

「必要ないです。アルジーが全て分解吸収しますのでとてもすっきりしますよ。」

萌葱のトドメの一言で覚悟完了した狼牙は全裸になりベットでうつ伏せになった。


「ではわっちが旦那様の初めて・・・初めてですよね?」

「ああ、初めてだ。メンヘラ夜花子に戻ってるぞ。」

「クフッ!お互いの初めてを捧げ合う同士、末永く愛し合いましょう。」

「優しくしてくれよ。」

「それはもう!旦那様にメスイキを教えてあげますわ!」

「ア”ーーーーーー!」

狼牙の悲鳴はやがてイケボの甘い嬌声に変わり、途中治癒と回復を施されながら全員が6巡する迄続けられた。


ぽっかりと広がった菊門がパクパクと動き尻がビクンビクンと痙攣している。

だらしなく開いた口元から涎が流れ出し、目の焦点が合っていない。

狼牙は数十回メスイキをして胞子を放出された。


胞子は直腸から大腸まで達しそこで着床すると根を張り体全体に生体ネットワークを形成する。

狼牙は晴れて改造超人類へと進化を果たした。


▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽


六花とママは四次元回廊から異世界へ転移しようとしたが、異世界への窓が見つからず立ち往生していた。


「窓自体が無いということは四次元より高位次元なのでしょう。」

アルジーの出した推論を全員が肯定し一旦異世界の攻略を中断することに決定した。


「AKBFコンサートが終わってからでいいよね!」

珊瑚の強い要望で終了迄延期となり、それまではママと狼牙の新生アルジー能力開発を親アルジーから提案される。


「子供達とネットワークを通じて知識・経験を共有していますが、知っていると使えるは別モノです。

ここは地獄で私達抜きで魔獣狩りをしてもらうのが有効と結論がでました。」

なかなかのスパルタ教育だなと思いながら六花が賛成すると、ママと狼牙も強く同意した。


「早くベイビーに追いつきたいですもの、ママの威厳としてね。」

「嫁より弱い旦那じゃ格好がつかないだろう。」

かくしてママと狼牙は地獄に赴き魔獣狩りを始めることになる。

六花が村長に話を通すと早速地獄とヘルに打診して討伐魔獣候補のピックアップをはじめた。


「同行者を付けることを許可してほしい。」

村長から地獄・ヘルからの全面的協力の返答をもらった際に条件をひとつ付けられた。


「魔獣討伐の確認と討伐内容の記録係じゃ。ファフニール討伐の話が大好評でなそれに続く話を仕入れておきたいというのが本音じゃ。」

小鬼兄弟とビッチーズの劇仕立ての語りが大好評で、連日劇場は満員御礼の札が下がり経済効果がバカにならないという。

ママと狼牙は同行を承諾し魔獣討伐の冒険が始まった。


とはいえタイムラグのおかげで大抵の場合、地獄で6日の冒険が現世で2日の出張で帰宅する。

その度に強くなって戻るママと狼牙を心から喜び迎えた。

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