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石中の恋歌  作者: モノノベワークス
一対一対応の枕辺(まくらべ)
63/65

その時私は初めて人が人を好きになる瞬間を見たかもしれないと思った

次回の更新は1/18です

 そう思って見ていると周囲にガシャッ! という大きな金属音が響き渡った。音の方を見てみるとそこには地面に黄金の鎧を持って地面にたたきつけられたアキンボとそれを見ているソルヒルドの姿だった。


「ちょっと何やってんのよ…」


 そう言って私がアキンボに近づいて行くと彼は起き上がりながら『どうだ? やればできるだろう?』と笑った。


「いや、鼻血出てるじゃん…」


 そう言われてアキンボが手で鼻を拭うと赤い液体が指につく。


『これぐらいどうってことない』


 そう言って鼻にフンッと空気を送って血を飛ばす。


『あー! ちょっと! 鎧についたじゃん! バカ!』


 そう言うと私はアキンボの持ってる鎧に近づく。見ると鎧には数滴の血が付着していた。だが、それ以上にアキンボが持っている鎧が彼の握力で一部ひしゃげてしまっていた。


 ええ、うっそこれ。太陽の騎士の鎧…壊れちゃってるじゃん。


『え、どうすんのこれ…?』


 私はアキンボの側に座って鎧から彼の手指を引きはがしていく。近付いてきたアキレアがハンカチの様な布で鎧の血を拭いながら言う。その時私の目に黄金の鎧の背中の裏面に確かに字が刻まれているのが見えた。


「これぐらいでしたら叩けば直りますよ」


 そう事も無げに言うアキレアを他所にアキンボは顔を青くしてしまっている。


『…』


 まあ…。無理もないか。アキンボって昔から馬鹿力で物とか壊して怒られまくってたからなぁ…。やっちまったって感じだよね。


「エンギ・ヴァン」


 そう言うと近づいて来た少女は丸めた薬丸のようなものを持ってアキンボの鼻にムリヤリ詰めた。そして手についた鼻血をしばらく見た後肌が出た太ももで塗った。そして黄金の鎧を両手に持つと鎧を身体に身につけると落ちた兜を拾って頭に被った。その大きな瞳にはい感情のわだかまりが感じられず、凄く真っすぐに感じられた。そしてその目線の先には丘の上に立つリリア団長の姿があった。


『あの女はどうしてこいつ等と一緒に居るんだ?』


 アキンボは私に眼も向けずに背中越しに聞いてきた。


『わからないけどソルヒルドは団長を尊敬しているのかもね』


 そう言うと私はノクティスを振り返って聞いた。


「騎士団は彼女をどうするつもりなんですか?」


「団長がどう思っているかはわからないが…道中に現れた盗賊に二の一に向かっていくから評価している奴も多い。一番槍は騎士のほまれだからな」


 その言葉をアキンボに伝える。


『それは一番危険だからじゃないのか? 何故女が戦う必要がある? 女の戦場は家庭じゃないのか? 子を産んで育てるこそが本分じゃないのか?』


 いや、何でこの人急にキレてんの?


『そんなこと言ったらあたしだってそうじゃん』


『お前は違うだろう! アイツはお前とは違う』


 いや、違うって何だよ。私が女じゃなけりゃなんなのさ?


『お前はアイツと違って簡単にやられたりしない。だがアイツは…違うだろう?』


 …まあ、戦場の最前列で戦うであろうあの子と私じゃ死ぬ確率は大違いだろうけど…。


『あの娘は強いよ、アンタより』


 私の言葉にアキンボは何かを言い返そうとしたまま閉じてしまった。


 その時私は初めて人が人を好きになる瞬間を見たかもしれないと思った。


 その後私はアキンボの妙な熱に当てられたまま、開拓地へと戻った。アキンボといえばソルヒルドと別れたが、後ろ髪を引かれるかのように砦の外の騎士団のテントを最後まで見つめたままだった。


『え、何アイツどうかしたの?』


 幼馴染の機微というべきか。帰って直ぐ異変を察知したフランとピリピリしているアキンボの目を逃れて私達は砦の城壁の上の通路で話すことにした


『なーんでアイツはそんな娘好きになるかなぁ。面倒なだけじゃん』


 フランの発言は大分酷い気もするけど私も少し思っていたことなので反論できない。


『ていうか好きかどうかはまだわからないよ? 好きかもってだけ』


『いや、好きでしょ。アイツが女の子なんて気にしたことなかったじゃん』


『でも本当に好きかどうかなんてわからなくない?』


『好きなんて好きになる理由さえあればどうとでもなるよ。好きになる為に好きになろうと理由をでっちあげるんだよ。嫌いな奴相手なら嫌いな部分がどんどん目につくのと同じ』


 まあ、そういうところはあるかもしれない…。


『これから大変だなぁ。アキンボその娘が戦争に巻き込まれるってわかったら絶対首突っ込むでしょ』


『だろうね』


『そしたら私達も他人事じゃなくなるじゃん。だるいなァ』


『そうかもね…』


 そう言うとフランはその場に屈みこんだので、私も屈んで目線を合わせる。


『私達、本当に大丈夫かな?』


 フランは目線を落としたまま言う。


『人間を利用して争わせて…。疲れさせて…。そこを狙って支配する。そんなこと本当にできるのかな?』


 そう言いながらフランは首を傾げる。


『人間って本当にバカじゃん? 百年も生きられない癖にその命をかけてお互い争ってるんだよ? あの人達見ている怖いんだよ。本気で生きる為なら殺すって思ってるんだからさ。私達ですら美しさの為なら殺すとは言えなかったのにだよ?』


 人間への熱い風評被害…いや、風評でもないか? 事実か…?


『ていうかさ。あの団長さんって人。ちょっとおかしくない? なんなの? 人間の癖に綺麗すぎない?』


『まあ、それはあるかもしれないけど…』


『エルフなら美人は当たり前だけど…。ピンキリある人間の中の美人とかマジの美人じゃん。稀少性ならあっちの方が上じゃない? それでいて何かお上品で…なのに冷たい感じがさ…。外見がアレで内面も美人だったら本当に嫌なんだけど? それで多分二十代? なんであんな娘が団長やってるの? おかしくない?』


『それはあるかもね…』


『ていうか傭兵の人達もさぁ…。エマさんにほだされている様に見えて、言いなりになりながらこっちの隙を探ってあっちの要望ねじ込んでるし…なんかもう…人間って面倒くさ! ってかんじがしない?』


『まあ…それはあるかも』


『もしアキンボが好きになった娘が死んだら。私達のせいだよね?』


『それは多分…。そう』


『それで復讐に駆られたアキンボが死んだら…。それも私たちのせいかな?』


『多分』


『じゃあ…私達でその娘…助けてあげないとね』


 そう言うとフランはニヤリと笑った。


『だってそうじゃん。どんな理由があろうと、好きな人を助けてあげる。どんな困難も乗り越えて結ばれる二人。その方が絶対美しいんだから。そうするべきなんだよ』


『でも二人のことだから…』


『人間に矜持きょうじがあるように、私達だって矜持は在る。だって私達は…』


 ――美しさの為なら、死んでも良いんだから。


『いやいや、それはあれでしょ…。人間に引っ張られてない?』


 私の言葉にフランはキョトンとして言う。


『そう?』


『本当に美しくいくなら…アキンボの恋も成就させて、あの子も助けて。私達も死なない。その方がよっぽど美しくない?』


『…確かに言わてみるとそう…かも…?』


『ていうかそもそもさぁ…戦争って本当に起きるの? なんていうか…前の戦いも私達森に居ただけで現実感がないっていうか…』


『それは私もわからないよ。でもズバイダが言うから起きるんじゃない? 起きなくてもッムリヤリ起こすって感じになるだろうし』


『よくわからないけど地代を狙って皆、争っているんだよね? なんでそんなものが欲しいんだろう? そんなのあっても美しさの足しになんて全然ならないのに』


『貧しさは美しさを損なうからじゃない? 人は美しさを喪い続ける存在だから。そうならない為に豊かになろうとするんだよ。プラスじゃなくてマイナスを防ぎたいんだよ』


『ふーん…。じゃあここの人達を豊かにしてあげれば…。もう争わなくてすむんじゃない?』


『…それはいいアイデアかもしれない』


『そうだよね。ああ、ここでルリコの紙作りが生きるわけか』


『まあ、そこまで考えてやってたわけじゃないんだけどね…。帰りにエルゼワードの子供たちを訪ねてみるよ』


『まあ、何はともあれ最悪アキンボの恋は助けてあげようよ。そうするのが幼馴染ってもんだしね』


『まあ、そうだね』


 私達が砦の城壁の通路から降りる頃には日は沈んで夜になっていた。夜の開拓地は外出禁止命令でも出されているのか見張りの兵士と傭兵以外の住人は人っ子一人いない。そんな中、宿屋の前に出るとその扉の前に二人の子供たちが座って待って居た。


「ああ、どうも」


 近づく私達を見て子供の一人が立ち上がると、折りたたまれた布の紙入れを渡して二人で逃げるように町の夜に消えた。


『忙しない子等だね』


 私の背後でフランがポツリと言う。


『うん。もしかしたら何かあったのかもね』


 私は紙入れの布を開くと中にあった手紙を読んでみた。そこにはとぎれとぎれの木炭の字が書かれていた。


~繊維質は煮込みの時間を増やすこと。紙は乾かすだけでは渇きにムラができるので圧して水はけを良くすること~


 おお、ほぼ答えみたいなのが来た。


 そう思って裏返して見るとそこにも文字が書かれていた。


~風聞により歩みを隠さん~


 ふうぶん? 何それ? 何かに追われてるってこと? …傭兵に居場所がバレたのかな? でも商隊が来たってことは羊皮紙も手に入っただろうし…。そろそろ囚われのマーガレットさんの声明文も出されるハズだから…。そこの仲裁にってことで出て来ても大丈夫だよね…多分。


 私の脳裏に逃げるように消えて行った子供たちの姿が思い浮かぶ。


 …まさか子供を手にかけるなんてことは…。


『ねえ、ルリコ。むこうの紙作りの工房の方なんかおかしくない?』


 フランの指さす方向を見ると紙作りの工房があったカマド周辺には松明が建てられ、沢山の人が出入りしている。


『行って見よう』


 私が近づくと、紙作りの工房の砦部分の一部がバラされてできた隙間に木材や石材を搬入する男たちの姿があった。そしてそれを指揮する男の背中越しの茶髪のくせッ毛から名前が思い浮んだ。


「ラッセルさん?」


 そう呼ぶと振り返った男は即座にひざまずいて頭を下げる。


「ルリコ様! お疲れ様です!」


「あ、こちらこそどうも…よしなにです」


 そういうと私はつい、頭を軽く下げてしまう。


 ああ…どうも会社時代のへーこら癖が抜けないな…。


 ラッセルは私に頭を下げた後、後ろのアキレアに一礼してから言った。


「ええと…。ラッセル。よく来てくれましたね。今朝の商隊と共に来たんですか?」


「はい、妻クラリネと共にエイリスさん達も来てますよ」


「それはマルコもですか?」


「はい。マルコ達は向こうで建築の手伝いをしています」


「えっと…。で、今は何を作ってるの?」


「はい、我が妻クラリネがルリコ様の居館を建てた方が良いと…」


「いや…先に守護者エマの建物を建ててくれると有難いんだけど…」


「そちらの方は傭兵団の方が取り仕切っています。それに私はルリコ様に忠を尽くしたいのです…」


「そ、そう。わかったよ…」


 う~ん…ノグルスが接収した建築材を私の家に使っていいのかなぁ…? 横領だったりしない?


「それとファインの伝言なんですが…」


「え~とクラリネの娼館の妹分さんだっけ? 何?」


「ここで売春していいか聞いてくれって…」


「いや、ダメに決まってるでしょ」


 ラッセルの言葉を聞いて私は即座に却下する。


「ダメですか?」


「え? ラッセル的にはダメじゃないの?」


「お言葉ですが、この開拓地は治安が不安定な模様。で、あればガス抜きが必要です。そうでなくても、この地を発展させていくのであれば…いずれはそういう場が必要になってくると思います」


 いや、まあそうなんだけど…。でもその仕事認めたら結局クラリネさんも元の木阿弥になっちゃうし…かと言ってダメって言うと隠れてやり始めて余計に手が付けられなくなるし…。やっぱ入国させたのが間違いか…? いや…。多分道路が完成したら新しい国の噂を聞いた人達が押し寄せていずれは結局…。


「とりあえず暫くは拠点工事の名目で貴方達には給金を出すから待って居て頂戴。いずれ結論はだすから」


「承知しました」


 あーもー。確かに売春問題って前世の日本ですら無くすことが出来なかった問題だしなぁ…。なんでなくならないんだろう? …ていうかそう言えば…エルフの集落にも女性への性的暴行は極刑だったけど…。それは逆に考えると…エルフにもそういうものがあるってことだから…。


 無くせない。無くならない。


 結局売春も認める方向になるのかなぁ…。


 私が頭を掻きむしっていると後ろからフランが声をかけてくる。


『さっきの話だけど要はエルフの花みたいなもんでしょ? でもエルフは生殖のやり方を教える為にやってるからなぁ…。人間の女性は何の為に知らない男に身体を許すんだろう。お金がないから? 男が我慢できないから?』


『それは私もよくわからないけど。でも人は生きる為にそうしないといけない…ってことなのかも』


『でもお金があっても美しく生きられないと意味なくない?』


『人間は美しく在っても生きられないと意味がないと思うんじゃないかな?』


『ふーん。でも尊厳がないと美しくないような気がするけど…』


 私達はそんなことを話しながら建築現場から離れると門の脇に紙の干し板を移動させるヘルミを見つけた。


「ヘルミ」


 私が声をかけるとヘルミはキョトンとした顔でこちらを見て「ルリコ様」と笑って近づいて来た。


「明日の分は、先にカマド移動してからスタートらしいんで」


「わかった、明日の分だけどバナナの茎を煮る時間を増やして、干し板の上の紙の上に重しを乗っけてくれない?」


「重し? 漬物石とかでおけまるですか?」


「いや、多分レンガぐらいで良いよ」


「ういすー」


 そう言ってヘルミと別れた私とフランとアキレアは門を出ると外の市に人だかりができていた。顔を見合わせた私達はその人だかりの上から覗く様に人々の目線の先を見た。そこにあったのは古びた皮の布の上に乗っている赤身がかった白い肉の球体だった。その肉は丸い球体でピンクの肉に赤い血のような色が混じって、太陽の光を浴びてギトギトと反射していた。


 なんだろうあれ…。臓器? にしてもあんなの解剖の本で見たことないけど…。


「道を開けろ! お前達! エルフ様が検分なされる!」


 アキレアがそう言うと人々が囲いを解く。その際に皆「エルフ様だ!」「本物かどうか検分なされるぞ!」「エルフ様! この嘘つきを罰してください!」等と言葉をかけてくる。


 え? 検分? あの気持ち悪い肉の塊を? 嫌なんだけど…。


 そう思いながらも近づくと、その肉の前にあぐらをかいておじいさんはゆっくりと目を開いた。そのおじいさんは頭と顎が白いひげだらけのやせ細っていて下半身に腰布しか巻いていなかった。


 何だよこのいかにも修験者です。みたいな人は…。褐色肌だからシハナカの人かな…?


「えっとあのおじいさん…? これは一体なんなのですか?」


 私がおじいさんに聞くとおじいさんは困ったように眉をひそませて怯えた犬の様な目を向けて来た。


「これはフレッシュ・パールと呼ばれるものです。この男が修行の末、善行が体内に宿り、珠となった…。そう言い張っている」


 私とおじいさんの間に青年が割って入って来た。青年は芝居がかった手ぶり身振りで観衆を先導するように高らかに声を上げた。


「ところがこいつは、その珠は自分には不要だから、欲しい者にタダでくれてやるなどとぬかしている。だが、この世で価値ある物には、必ず値が付く。 善行とて例外ではない。善行をタダで与えるというのは、 善行そのものを無価値だと認めるのと同じだ。そんなものを、誰が信じる?」


 端で聞いていた私も青年のもっともらしい言い分に内心相槌を打つ。


「だから善行をタダで受け取る者はいない。それは善行を無価値と見ていると白状するようなものだからだ。つまりこ奴は、“善行をタダでやる”などと言いながら、実際には値を付けて売りつけるために、この珠を善行だと宣っているのです。一体誰がこんなものを買うでしょう?」


 うーん要するに善行が価値ある物ならタダなハズがない。だからお金で交換するのが狙いだろうって言ってるのか…。 


「ていうかこれって…」


「買います」


 市に響いた声の方向を見るとそこに立っていたのはケペンさんの娘のヘネシーさんだった。


「そのフレッシュ・パール言い値で買いましょう。あ、タダではなんて言わないでくださいね。そうですね…金貨一枚でどうです?」


 ヘネシーさんの突然の物言いに市の人々は驚く。


 ヘネシーさん、これに千マナも払うのは勿体ないって…。


「ヘネシーさん。これはフグっていう魚の浮袋で…」


「関係ありません」


「え?」


 私がそう言うとヘネシーさんは鷹揚おうように両手を上げて言った。


「例えこれがただの石ころであろうと私は買います。これに稀少価値があるかどうかなんてどうでもいいんです。重要なのはこれを誰かに”価値がある”と思わせること。それこそが商人の腕なんですから」


「ええ…」


 私はヘネシーさんの滅茶苦茶な言い分に頬をかく。


「買わせてあげれば良いでしょうエルフ様。この周辺の者でそれを買うものはおりませんのでな。何故この様な愚かなものが出回るか? それは買う愚か者がいるから…ということなのでしょう」

 

 そう言い放った青年はニヤリと笑う。その笑いにつられて周囲を取り巻いていた人々もつられてニヤニヤと笑う。


 これってあれか…損する商人を見て溜飲りゅういんを下すみたいな心理なのかな…。にしてもヘネシーさんもこんなもの買っちゃうなんてやっぱりノグルスに持ってきた資材全部持っていかれてせいでおかしくなっちゃたのかな? なんか申し訳ないし補填する方法とかないかな…?


 そんなことを考えながら私は顎に手を置きながら考えを巡らせていると、先日自分も同じようなことをしたことを思い出す。


 そういえば私も前に農家からゴムみたいな物を買ってたよね…。あれをケペンさんと一緒に研究したら儲からないかな? 今度折を見て提案してみよう…。


 私は苦行者風のお爺さんに金貨を投げ渡して拾わせながらガッツポーズをしているヘネシーさんとそれを見てまばらな拍手を浴びせている衆目を尻目にその場を離れた。

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