2話 マッシュへの復讐
囮にされたモラタは地獄に落ちてしまった。
おまけにモラタは算盤スキルしか持っていなかった。
モラタ「くそお、ここはどこだ」
なんだか地獄のように見えた。
とりあえず1000年努力した。チートではない、努力である。
女神「おおモラタよ。お前は努力したからスキルを強化してあげましょう」
モラタ「やったぜ」
モラタの算盤スキルはバイナリエディタスキルになった。
女神「これであなたは見たもののステータスを自由に書き換えられます」
モラタ「なんだって!じゃあ最強の勇者も攻撃力0にできるのか!」
女神「もちろんです」
その後にも女神はながながと説明してきた。
上限255ならFFとすればいいが、上限100や99のステータスは64か63にしないとバグるとか。
特殊能力のon-off切り替え箇所を間違えてバッドスキルをうっかりつけないようにとか。
モラタ「とにかくこれで地獄から出られるんだろ?どうやればいい」
女神「どうって・・・やり方はいくらでもあるのでは」
モラタはイライラした。どのステータスを書き換えれば地獄から出られるかわからなかった。
女神「防御と速力ステータスを上げて地表まで走ってみては。それか身長を100kmにするか」
モラタ「それだ!」
身長を100kmにした。地表に頭が突き出た。
モラタは地獄からなんとかギルドに戻ってきた。
+ + + + +
職場の課長のマッシュが外を歩いていた。
地獄から帰ってきたモラタは陰に隠れてその動向を探った。
マッシュ「ベリア君はよく働くし契約社員登用だな。一年経ったら一般職に引き上げるか」
契約更新のひとりごとを言っていた。
モラタ「ベリアなんてどうでもいい。僕はどうなんだ!」
マッシュ「モラタは今頃囮役か。仕事しないし問題起こしてばかりの奴だったからなあ」
囮役だと!あいつ僕を囮役にするつもりだったのか!
モラタは怒ってマッシュの前に出ていった。
モラタ「やいてめえ!僕を囮役にするつもりだったな!」
マッシュ「なんだ結局クエストには同行しなかったのか」
マッシュは悪びれずに言った。
モラタは怒ってバイナリエディタのスキルを使った。
モラタ「お前の攻撃力と速力を0にしてやる!」
マッシュ「うわああ!俺の攻撃力と速力が0になったああ!」
マッシュは亀並のスピードでしか動けなくなった。
さらにモラタはスキルを使った。
モラタ「次は身長を僕より低くしてやる!それから体重は僕より重くしてやる!」
マッシュ「うわああ!身長159cmで体重78kgになったああ!」
もっとスキルを使った。
マッシュ「うわああ!年収180万円になったああ!貯金が消えたああ!」
最後に防御力を0にしてから殴った。
マッシュは死んだ。




