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エルフさんが通ります  作者: るーるー
別大陸編
194/332

ぶとうかいの招待状?

2話抜けていました。

189話少し見学していきましょう

190話全力で殴ってますが?

追加してます

 アリエルの手による髪のセットが終わった後に顔を赤くしているゼィハによばいについて尋ねてみました。


 夜這いとは夜中に性交を目的に他人の寝ている所を訪れるという異国の風習である。


 異国の風習でしたか。でしたら私が知らなくてもおかしくはないということですね。


「ふむ、シェリーは死にたいんですね?」


 私の怒りに反応してかぽちが嬉々とした波動を放ち私の体に魔力が満ちていきます。

 なんで私があんな変態の元に夜這いをかけなきゃいけないわけですかね。


「「っ!」」


 私の体から放たれる殺気に反応したのかウルルとクルルが主人を護るべくシェリーの前に移動します。アリエルはというとシェリーの背後に控えているようですが警戒はしているでしょう。


「あらあらリリカさん、なぜそんなに怒るんです?」

「ほう?」


 首を傾げながらわからないと言わんばかりの表情を浮かべるシェリーに若干の苛つきを感じながら私はぽちの柄を握る力を強めます。そんな、私の苛つき具合に気づいたのかゼィハは袋に入っていた大量の本をいそいさと魔法のカバン(マジックバック)へと入れている姿が見えました。


魔ノ華(マノハナ)


 私の呼びかけにぽちが再度震えその刀身を紅く染めていきます。


「シェリー、私は快楽主義であることは知っているでしょう? 同時にやりたくないことは絶対にやらないタイプなんですよ」


 魔ノ華(マノハナ)をいつでも振るえる構えを取りながらシェリーを睨みつけます。が、シェリーは未だに笑みを浮かべ続けています。命を狙われているこの状況でも笑えるというのは一種の狂気ですよね。


「リリカさん、わたしは別に性交してきてほしいわけではありませんわ」

「どうですかね?」


 シェリーも私と同じ、いや、それ以上の快楽主義ですからね。恐らくは私以上に楽しいと思えばなんでもやるんでしょうし。


「アリエル」

「はい、お嬢様」


 シェリーがアリエルに声をかけるとアリエルが了承し、私の前までやってきます。


「こちらを」


 警戒している私を他所にアリエルは何処からか手紙を取り出し私へと差し出してきます。とりあえずは受け取るとアリエルは再びシェリーの背後へと戻ります。

 とりあえずは警戒を解き、魔ノ華(マノハナ)を床に突き刺しもらった手紙の封を開けます。中から出てきたのは綺麗な紙で内容は。


「ぶとうかいの招待状?」


 舞踏会ってなんです? 文字は最近は読めるようになってきましたが意味がわからない言葉はまだ多いんですよね。


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