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ずれてるのは時間軸じゃなく……。

 

「――僕と君の時間軸が完全にずれたことを確認しました」

 噛み合わぬ話に君の言葉を止める。

 窓から吹き込む薄紅の風が君の長い髪を揺らした。既視感が甘く、苦く僕の胸を締め付ける。

「君はあの春の日も、空が藍色に染まるまで窓辺で本を読んでいた。君の髪は肩につかないくらいで」

 その髪に薄紅が幾つか散って、凛とした空気を和らげ、可愛いなと思ったのだ。

「去年は部活で図書館で本を読む時間なんて無かったわ。それは、帰宅部の妹よ」

 その眼差しに、春の日差しすら凍った。


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