プロローグ
まだ東方キャラは出てきません。
世界は決してひとつではない。
もしも・・・今の自分を捨てて違う世界に行けるなら、あなたはそれを受け入れますか?
これは、そのもしもを受け入れた少女の物語。
その少女は独りだった。
両親には先立たれ引き取る親戚も居なかった。
今少女にあるのは両親が誕生日プレゼントとしてくれた
実質形見のオカリナと学校には行けなくともバイトの給料を合わせた日常を暮らすのに不自由はしない貯金だけだった。
「・・・あれ、なにかなこれ。」
愛用のオカリナを側に置きノートパソコンを操作しながらネットを回覧していた時、少女はあるページに目を止めた。
[もしもあなたが別の世界に生まれていたら]
内容は単純で名前や誕生日等を入力する事でもしも地球ではなく別の世界に生まれていたらどんな世界でどんな種族でどんな能力を持っているのか。
そんなある種の雑談のネタになりそうな人気のページだ。
少女は少しの好奇心と興味で自分の名前等を入力した。
「うわ、なんかたくさん出てきた。」
まるで本当にそんなキャラがその世界に存在するように細かい設定が表示された内容だった。
「本当に別の世界に行けたらいいのに・・・。」
そう言いつつ最後のはページに辿り着いたときある文章が光だした
<それでは空野 蒼様、幻想郷での善き第2の人生を。>
「え・・・。」
その瞬間少女、空野 蒼は愛用のオカリナと共に姿を消した。
~東方灰河童~
灰色の癒しな河童
どうも、筆者の未奈兎です。
のんびりとしたストーリーでやって行こうと思います。