ヒーローインタビュー
「放送席~。放送席~。今日のヒーローは、見事、今シーズン八勝目を挙げた、クリス・ヒース投手です! ナイスピッチングでした」
「アリガトウゴザイマス」
「さて。ヒース投手、これで五連勝となりましたが、今のお気持ち聞かせて下さい」
「ウンチャラ、カンチャラ、ナンチャーラ(最高にエキサイティングなゲームだったよ。みんなの股間のバットもビンビンさ)」
「……はい。とても良い試合で、皆で掴んだ勝利だと思います。その勝利に貢献できたことが嬉しいです」
「七回途中までを、一失点という内容でしたが、ご自身で振り返って、今日はどんなところが良かったんでしょうか?」
「ウンチャラ、カンチャラ、ナンチャーラ、ヤタラメッターラ(僕の調子はウンコのように最悪だったけど、相手の打線が、そんな僕の糞ボールをやたらめったら振り回してくれたから、すっかり助けられたよ。彼らは野球をやめた方が良いね)」
「……そうですね。今日は左バッターへのカットボールが上手く使えていて、投球の幅が広がったのが良かったんだと思います」
「六回には、連打とフォアボールでツーアウト満塁のピンチを招きましたが、今お話にもあったように、最後はカットボールで詰まらせましたね。あの場面、どのような気持ちでマウンドに立っていたんですか?」
「ウン? え? ウンチャラ、カンチャラ、ナンチャーラ、チータラ(え? カットボールの話なんてしていないよ、僕は。まあいいか。あの場面は、そうだね。昨日食べたチー鱈が逆流してきて大変だったよ。芋焼酎との相性がグンバツだね、あれは)」
「……あの、えーと。味方が点を取ってくれた後だったので、とにかく無失点に抑えたかったんですけど、ピンチを招いてしまって、とにかくチー鱈のように思い切って腕を振ることだけを考えていました。最高の結果に終わって良かったです」
「? ええっと、そうですか。二回にはセンターの矢崎選手のファインプレーなど、守備もよく盛り立ててくれましたね?」
「ウンチャラ、カンチャラ、ナンターラ、デカマーラ(あのプレーはすごかったよ。久々に濡れたよ。さすが、チンコがでかいだけあるね)」
「…………はい。あのー。本当に抜けるかと思った当たりだったんですけど、よく追いついてくれて、感謝しています。いつも、矢崎選手の守備には助けられていて、素晴らしい選手だと思います。デカマーラ」
「デカマーラ? はい。あの、ヒース投手。現在、チームは首位と三ゲーム差。明日からオールスター前の最後の直接対決です。チームとしての意気込みをお願いします」
「ウンチャラ、カンチャラ、ナンターラ、ゴルゴンゾーラ(僕は今日投げたから、関係ないよ。四日後まで休養さ。仕事の話はしないで欲しいな。今日は帰ったら、貴腐ワインとゴルゴンゾーラで晩酌だよ)」
「……はい。僕たちは強いチームです。チャンピオンも狙える位置にいるし、勿論狙うつもりです。三つ全部勝ってゴルゴンゾーラみたいにドロドロにしてやるつもりなので、明日からも応援よろしくおねがいします」
「??? 今日のヒーローは、六回三分の二を投げて、一失点と見事な快投を見せてくれた、ヒース投手でしたー!」
いつも野球を見てて、ヒロインで助っ人外国人が出てくると、本当に通訳はちゃんと訳しているんだろうかって懐疑的に見ています。それにしても最近、下ネタが多いなあ。反省反省、デカマーラ




