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告白と悪魔。

まだ第2話です!

これからも頑張るので、ご愛読よろしくお願いします♪

翌日。梓と麻衣と駅で待ち合わせをして学校へ向かう。

朝の登校は麻衣と静くんの惚気を聞くための時間といっても過言ではない。

でもその話をしている麻衣はあまりに幸せそうで、こっちまで幸せになってしまうのだ。


そんな時、私の下駄箱にあるモノを見つけ、戸惑った。

「う…わ……」

固まる。こーゆうのってもらったことがないから、どうしたらいいのか分からない。

「蓮?」「どーしたの〜」

ひょいっと麻衣が覗き込む。

「え〜もしかしてそれ、ラブレター?」

「わ…分かんない!!取りあえず行こ!」

恥ずかしいから、人に見られないように鞄に入れて教室へ急ぐ。

「待ってよ〜速いよ、蓮〜」

「だってこの時間帯なら教室に人がいないでしょ!?」

「確かにそうね…。麻衣、急いで」

階段を急いで上ったせいで息が上がった。教室の中に人はいない。

「よかったぁっ!」

「なんて書いてあるのかしらね」「見せて見せて〜」

封筒の中に入っていたのは、1枚の折りたたまれた便せん。

それに書かれていたのは……

「ん〜アドレス?」「と、相手の名前ね」


shion.t_ksiaope@xxxxx.ne.jp

話したいことがあります。よかったらメールください。 


    滝本詩苑



「滝本詩苑って誰かな?」

「さぁ?少なくとも1年の頃のクラスにそんな名前の人はいなかったわね。」

「メール下さいって書いてあるよ〜?試しに送ってみる〜?」

「まさか。いきなりアドレス書くとか怪しすぎでしょ」

「まぁ、それが妥当な判断ね。」

キーンコーンカーンコーン……キーンコーンカーンコーン…………

予鈴が鳴った。

退屈な、授業の始まり。


☆*。☆*。☆*。☆*。☆*。


「んーっ!疲れたぁ」

昼休憩。思いっきり背伸びをしながらそう言うと、先生に全力で睨まれた。

……やば。まだいたんだ。

「麻衣もうお腹ぺこぺこ〜いつものとこ行こ〜」

お弁当を持って、立ち上がった瞬間に響く黄色い悲鳴。

「うっるさ……」

元凶は誰?後ろを振り返るといたのは、式で目が合った例の男の子。

「かしわばら れん…さんっていますか?」

え、なんで私の名前知ってるの?ってそれよりなにより、他の女子達の視線が痛い。

……なんか、行きたくない。

期待を込めて麻衣と梓を見る。お願いっ引き止めて!!

「いってらっしゃーいっ」「また後でね」

帰ってきたのは笑顔と、私を男の子へと送り出す言葉だった。

しょうがなく応える。

「榊原蓮は私だけど。何か用?」

「あっ見ぃつけたっ!!」

そう言って手をぐいっと引っ張られる。

すると突然のことに反応しきれなかった蓮の体がぐらつき、とっさに詩苑の腕を掴む。

彼の顔に浮かぶのは、満面の笑み。手を握られる。

「じゃ、行きましょうっ!」

「いや、どこに!?てゆーか手、離してよ」

「いいからいいから」

「よくなーい!!」


男の子はどんどんどんどん歩いていく。

「ねぇ、ちょっと!手ぐらい離してても、ちゃんとついて行くってば!」

周りの目が!視線が痛いから!

そう思いつつ手を振り払おうとするけど…そこにあるのは男女の差。

意外と力が強くて振り払えない。一体その華奢な体のどこにこんな力が!?

彼が立ち止まった場所はいつもご飯を食べにくる裏庭だった。

「話ってなに?」

彼はにっこりと笑いながら振り返り、言った。

「あなたを、僕のモノにしてしていいですか?」

「はぁ?」

「僕は、先輩のことが好きなんです。だから付き合って下さい」

いやいや、なんで?初対面でいきなり告白ってありなの!?

予想外の言葉に頭が混乱する。


「あのー先輩?人の話、ちゃんと聞いてます?」

気付けば顔を覗き込まれていて。心臓が今までにないくらい大きく鳴る。

こんなに近くで異性の顔を見るのは初めてだった。

「っちゃんと聞いてる!…から、お願いだからそんなに近くに来ないでっ……」


クス…という小さな笑い声に顔を上げれば、彼の顔に浮かぶのは黒い笑顔。

「……ねぇ先輩、どーして近くに来ちゃダメなの…?」

「そんなこといいじゃない!…お願いだから……早くどけてっ」

「…お願いをするなら、ちゃんと理由をつけないと。もしかして、そんなことも知らない?」

そう言いながら、顔をさらに近づけてきて。もう、彼の瞳に映る自分が見える程、近くに顔があった。

「っ…顔が!そんなに近くにあると恥ずかしいからっ……」

細い指で首筋をなぞられて、体の力が抜けた。地べたに座り込む。

「どーして顔が近くにあると、先輩は恥ずかしくなっちゃうの…?」

男の子自身もしゃがみ、目線を合わせる。

「だって………男の子とこんなに近くにいるのは、初めてだから…すごく緊張するっ……」

いっぱいいっぱいになっていた私は、もう限界!とばかりに顔を背けた。顔が、熱い。

知らぬ間に流れ落ちた涙で頬が濡れた。


ぐいっとあごを持っていかれる感覚と、ちゅっという、軽いリップ音。

そして唇に触れる、柔らかい感触。

思考回路が止まる。その一連の出来事を認識したのはしばらく経ってから。

ばっと顔を上げ、口元をおさえる。


「ちょっ…なんでいきなり……!?」

「なんでって……先輩がかわいかったから、かな…?」

「なっ……」

頬が赤くなるのが分かった。

「…それで、結局返事は…?」

「あ…えっと……取りあえず考えさせて……」

「分かりました。あ、今日の放課後、何か用事ありますか?」

「ないけど……なんで?」

「じゃあ、いっしょに帰りません?」

「…遠慮しとく。梓と帰る約束があるから」

「いいから待ってて。あと,僕のことは詩苑って呼んで下さい」

「はぁ…?なんでそんなっ!?」

反抗すると手で口を塞がれた。

「いいじゃないですか。……それとも、もしかして出来ない…とか?」

「出来るよ!それくらいはっ」

「じゃあ約束ですよ?もし破ったら、おしおきですからね…?」

そういって笑った彼の笑顔は、まるで悪魔のようだった。

やっと詩苑の黒い部分が書けました〜♪

うまく書けてるといいけど(汗)


まだ序の口です。

次話もよろしくお願いしますm(__)m

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