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プレミ




「グギャギャッ」


「ン『狙撃』ッ!」


「ゲギャッ!?」



 HEAD SHOT! ショォッショォッショォ…(セルフエコー)


 哀れゴブリン君は、『弓』Lv.3アーツ『狙撃』の第一犠牲者となってしまった


 ST(スタミナ)5消費、クリティカル率小上昇にクリティカルダメ微上昇のそこそこ使い勝手のいいスキルだ。また遠距離から当てた時に、距離が遠いほどダメージボーナスがある(上限あり)


 俺は草原からさらに進み、森へと進入していた。第一村人の緑の小鬼がいた気がするが、一撃でポリゴンになってしまった


 一瞬プレイヤーか見間違うんだよね。小さいけど、キャラクリで最小設定にすればあれぐらいの背格好になるし


 そうじゃなくても【テイマー】が使役しているモンスの可能性もある。草原の時は周りにプレイヤーがいなけりゃ即射していたが、森は木が邪魔で気づきにくい。あ、『鑑定』使えばテイムモンスかわかるじゃん



「…………あっ」


 重大なことに気がついた。なんで『鑑定』のレベルが上がらなかったかって?そりゃ一回も魔物を鑑定してなかったからだな!?


 今まで見つけた魔物は視界に入ったらすぐ倒していたから、『鑑定』するのを忘れていた……今度からちゃんと『鑑定』していこう。ついでに『そよ風』っと



「ゲギャーッ!」


「うるせえ!『狙撃』!!」


「ギョギャッ!!?」



 第二村人発見!撃破!!


 こっちは今ちょっとナーバスな気分なんだよ!RTAなら再走確定のやらかしだわ!!



 ……あっ。また『鑑定』せずに倒しちゃった……


 うん、一回落ち着いていこう。初心を思い出してゆっくり歩こう。そして次あった魔物はちゃんと『鑑定』してからシバこう。そしてそして視界の端に紫のキノコが



「おっほ!魔力茸ゲーッツ!」



 中レアアイテムの魔力茸発見。どうしても欲しいものだったので物欲センサーと長時間格闘も覚悟していたところにこれはありがたい


 きっと確率の女神が俺を励ましてくれているに違いない。おっと、しまう前に忘れず『鑑定』っと



「グギャ?」


「はい『狙げ─っと、『鑑定』からの『狙撃』ィッ!!」


「ギギョッ!!?」



 忘れなかった俺えらい。超えらい。てかさっきからゴブリン多くね?あ、公式鯖だからポップ率高いのか


 最初のスタンピードもこいつらだしな



〈『鑑定』レベルが上がりました〉



 …魔物鑑定して1発で上がったのは……レベルが上がる直前まで経験値が溜まってたんだろう。多分


 『鑑定』レベル上げ条件に「魔物を鑑定する」なんてないし。まあただの物より魔物とかの方が経験値多いらしいけど


 ゴブリンのドロップを拾う。これもしっかり『鑑定』してからポーチに入れる


 目的地についたらアイテムポーチの中身も全部『鑑定』していかないとな……そろそろ『鑑定』がゲシュタルト崩壊しそう。『鑑定』『鑑定』『鑑定』





 そんなこんなで目的地に到着した。途中からゴブリンの素材はスルーし、採取のみにしてきたが、それでもアイテムポーチがギチギチになっている



「『採取』とってたらめちゃくちゃレベル上がってたろうなぁ……」



 ちなみにレベルアップで手に入れたBPはまだ使ってない。使い道は既に決まっているのだ


 現在のステータスはこうなっている



 ━━━━━━━━━━━━


 名前:クロート

 種族:人族 Lv.2→6

 メインジョブ:【弓士】 Lv.2→7

 サブジョブ:【錬金術師】 Lv.1


 HP:10/10 MP: 1/100

 ST:123/145 EP:34/100

 STR:7→8

 VIT:3

 INT:10

 MND:3→20

 AGI:37→50

 DEX:27→50

 LUK:3→4

  (残りSP:0)


 {スキル}

 『弓 Lv.2→6』『身体強化 Lv.1』『錬金 Lv.1』『調合 Lv.1』『生活魔法 Lv.3→8』『鑑定Lv.1→2』

  (残りBP:11)


 {称号}

  『古代を読み解く者』


 ━━━━━━━━━━━━



 種族レベルが5に上がる時は、SP15、BP3貰える。5の倍数レベルの時だけ増える仕組みだ


 【弓士】ジョブレベルは6,7ではなにも増えない。ただLv.8にあがるときにBP2、Lv.10ではAGIとDEXが5ずつ増える


 ちなみにこれが【剣士】の場合はSTRとVITが増える。【盾士】ならHPとVIT、【魔法使い】ならMPとINTだな


 ただし、HPやMPが増える時は、それに×3した値が増える。SP振った時と同じだな




「MNDも充分だし、行くか」



 俺は目の前にある少し盛り上がった地面にぽっかり開いた穴を見る


 そここそが俺の目的地、隠しダンジョン『森の洞窟』だった

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