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-変化-そして映る世界

可愛くなりたい。恋を知りたいと言ったところでどうにもならないのは分かってる。


そもそも可愛いってなによ…?周りが可愛いって言ってるから信じる?それができるなら周りも絶対可愛いよね?私に何ができるの??可愛くなるってどうしたらいいの…?

恋ってなんなの…?青春…?私にそんなことができるならとっくにやってる…!好きになる条件とか、好きになってもらうとか駆け引きとか…難しすぎてよく分からない…。

漫画とかアニメならここでヒロインを救う王子様が現れるんだろうな……。そんなのが現実にいるなら見てみたいよ…。

私だって好きでこんなことしてる訳じゃない…自分に自信が持てるようになりたい…。


アニメみたいなのが起きるわ……


「……さん!……十和田さん…!」

「へっ!?あ!はい!!」

「やっと気づいてくれた〜!俺の事分かる?」

「えと……どなたでしたっけ…?」

「去年も一緒のクラスだった、黒島唯我だよ!」

「あ…!!隣の席だった…??」

「そそ!てか、なんで疑問形?」

「いや…ちょっと確証なくって…。」

「そっかー。まぁ俺と関わることなかったもんね。理亜ちゃん彼氏いたしね。近づかないようにしてたんだ。」

「え…?関わってくれて良かったのに…。」

「だって俺…。理亜ちゃんのこと狙ってるから…。去年からずっと…。」

は……?え??私を狙ってる……??なぜ!?

「理亜ちゃん、可愛いし…気遣いもできて、勉強とかもできてさ、俺とは逆だけど惹かれるとこがあるんだよね。」


みなさん……これがアニメで夢見たような展開です……。私をヒロインと仮定するなら彼は王子様です…。

「私なんかは…!大して可愛くもないし…それに運動ダメだし…。」

「どうして?完璧である必要なんかないよ?完璧な人なんかいないんだから、ちょっとでもいいから自信もと?」


この一言を言われた瞬間…私の見ていた世界が一変した。

白黒のつまらない色の世界から、鮮やかな色がついた世界へと……


この先はなにが……

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