堕天使と主人公、異世界に旅立つ
神様なんているわけない。
どうしてこうみんなみんな神頼みをするのだろうか。
クリスマス、初詣、お祓い、ミサ、礼拝、念仏、、、、、、、
受験生たるオレの周りでも神頼みをしているやつらがいる。やれ初詣にいこうやらとうるさいのだ。そんなものしているくらいなら勉強でもしてろっての。ちょうど歩道で横一列でならんで壁になっているポニーテールの軍団のことだ、神頼みで気休めをしているのだろう。
あの時、そうおれが苦しんだあの中学の時、いくら神に頼んでもなにもかわらなかったじゃないか。救ってくれるのは自分だけだ。
そう!神などいない!!!神はしn
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白い光が見える。なんだ????
なんかわかんねぇけどオレ証言台の上にたってるぞ!?おまけに手枷がついてるじゃねえか!!なんで?なんでこうなってるの?
よくみればここ法廷じゃねえか!!!
カンカンっ
パニクッているオレをよそに木槌の音が鳴った。
音の方向へ顔を向けると黒い短髪の黒羽を背中からはやした女の子がいるじゃないか。しかし、彼女の表情は厳しい。オレをゴミを見るような目で見ている。
「これより、被告人宮島コウに審判を下します。」
「被告人を追放に処します。追放先はアレラムです。」
まったくもってわからない。とにかく、追放されるのか???
そんな理不尽あってたまるか!!!!!
「ちょっとまってくれよ!!!!なんなんだよ追放って!!!そもそもここはどこなんだよ!!!!」
「あらあらまあまあ、なにもおぼえてないんですの?」
「あなたは死んだんですよ。ここは審判所ですわ。死んだ人間が神にを信じているかを判断し、この先の処遇をきめるのですわ。あなたは信仰心が全くないと判断されました。よって規定によりこの世界から追放されるんですの。」
「はぁ~この追放処分はめんどくさいんですのよ。あなたが追放先でどうしているかを観察し、助言、支援、その他いろいろしなくちゃいけないんですわ。しかもよりによってアレラムとか・・。ったく仕事増やしやがって、ボッコボコにしてやりたいですわね。」
「おいおいおいおい。なんでそんなことになるんだよ!!俺はそんなよくわかんねぇとこにはいきたくねぞ!!!!」
「知ったこっちゃありませんわ。あなたが恥じらいもなく神はいないだとかいってるからいけないんでしょうが。神はしんだって言えてないのはわらいましたわwねぇ決め台詞言えなくてくやしい?くwやwしwい?」
「最悪だ・・しかもこんな顔と見てくれだけがよくて、まな板女といっしょかよ。どうせてめぇ堕天使だろ??なんたって羽も黒いしな!!!」
「なななんてこと言うんですの!!??もうおこりましたわ!!本当なら追放先に特別な魔法具とか防具とかを装備させて転生するところですけどあなただけなしですわ!!!ざまぁみやがれ!!!!」
「ええええええええええe......
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そして・・・
気が付くととオレはボダイジュの木のしたにいた。
「どうしてこうなったああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ」
青い空の下、草原の上で叫びは無為にすぎていく。
こうして
おれの異世界宗教生活が始まった