表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/3

出会い

魔力の才能無し、つまり『無能』の烙印を押された俺、ハースは絶望という深い谷に落ちていた。そんな中、孤児院に戻った俺はさらなる絶望を知る。信頼を守るためだと言われ孤児院から追放された。訳がわからなかった。魔力がないってだけで追放された。

「じゃあな異端児」

最後にこの言葉を聞いて。

俺は歩いた。仕方なく歩いたどうしようもないまま。

ふざけんじゃねえよ...魔力がないってだけでこんなっ...!


何時間、何日歩いただろうか。空腹で意識も薄く、さらに歩きすぎたせいか吹雪も発生して来た。

「ふざけんな...ふざけ..んな....こんな..せ..かい.........



変え......て...」

俺は意識を失った。最後に忍び寄る足音をかろうじて聞き取りながら

「ほう。今の時代にこんな子が。これはきっと可能性があるな。ふふ、楽しみだ。」

吹雪く中ひとりの人間が呟いた。



「いやー君は幸運だねえー。本当に。」

急に聞こえた声に目を覚ました。真っ白な世界にひとり、そこに少女がいた。小柄な浮いてる少女が。

「ここは?ああ、死後の世界か。あんたお迎えか?」

「あはは、君は冷静だねえ。相当追い詰められてたのかな。」

凛とした声が頭の中に響きわたる。

「ここは君の意識の中さ。勝手にお邪魔してるよ。僕はリストレイン。一部の間だけだけどよろしくね。」

意識の中?意味わかんねえ。俺本当は死んでるんじゃねえか?

「は、はあ。リストレインね。よろしく。俺は」

名乗ろうとしたが遮るように「ハース。だろ?」

なぜ知ってるのだろうか。多分俺の意識の中だからなんだろうな。

「ところでさあ俺結局どうなったの?死んだの?」

シンプルに気になった。

「ああ君の体は無事だよ。本当にラッキーだよ君。五体満足で残れるなんて。」

ラッキー?五体満足?どういうことだろうか。五体満足に関しては意味すらわかんねえ。

「とにかく、僕はこれで失礼するよ。じゃあね。」

「おい!待ってくれ!まだいろいろ聞きたいんだが!」

「残念、時間切れだよっ!」

遠くに飛び立とうとするリストレイン。

「じゃあ最後に一言!君の武器はまだまだこれからさ!」

白い世界はよりいっそう白くなって何も見えなくなり……


「あれ、ここは……ベットの上…?」

「やあ、ようやくお目覚めだな。」

そこには将軍みたいな美人のお姉さんがいた。















なんか恥ずかしい感がすごい

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ