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東方閉瞳神録  作者: 夢
第一章〜始まり〜
3/15

第2話

主人公起床&早くも原作キャラ登場

主人公や久遠と神楽の見た目については、適当なタイミングでキャラ紹介する時に詳しく書きます。

一応、久遠は妖狐ですから耳と尻尾はあります。神楽は・・・蒼角ですかね

ゆっくりと意識が目覚める。

どのくらい寝ていたのだろう。

確かめたくても、目が開かないのだから周りがわからない。

そういえば、久遠と神楽に任せっきりだったな。

とりあえず起きようか。



〜神様起床中〜


よし、なんとか着替えも終わったな。

そうそう、あの後着替えを探している途中に目の辺りに違和感を感じてさ、試しに神力を通してみたら、どこに何があるのかとか形だけだけどはっきり見えるようになったんだよ。

ただ、基本的に見えるのは黒だけど、そこに

色のついたものがあるっ感じ。景色とかは黒だけどね。


「お目覚めになられたようですね、ご主人様。」

この声は、確か久遠だな。

「あぁ、おはよう久遠。そしてごめんな。ずっと君達に任せたままで。」

「ご主人様の式ですから、これくらい大丈夫です。」

久遠が話し掛けてくると横から神楽の声が聞こえてきた。

2人ともいつ俺が起きたことに気が付いたんだろうか?


「神楽か、おはよう。それとありがとな2人共。俺が寝てる間に色々してくれて。」

「いえ、先程も言いましたが、私達はご主人様の式ですから。」

どうあっても、そこは譲らないらしい。仕方ないというか強情だというか・・・

「はぁ、そうか。ところで、寝ている間に何か変わったことある?」

「そうですね。30年程前から、ここの周りに人間の集落が出来てますよ。」

「集落が?」

「はい。といっても、今は大きな建物が立ち並んでいますが。」

どうやら、いつの間にか人間が出てきてたらしい。

そうか、もうそんなに経っていたのか。

「そうなんだ。なら、ここ一帯はどうなってるの?」

「ここから半径200m以内には一切手を加えないのを条件に住まわせてるから大丈夫です。」

「へー。流石だね、久遠。」

「ご主人様の為ですから。」

そういって久遠は頭を下げている。

うん、従者の鏡だな、久遠は。

「そういえばご主人様。先程から、私達がどこにいるのか見えてらっしゃるようですが?」

まあそりゃ気付くよね。

「そうだよ、神楽。実は・・・



〜神様説明中〜



・・・というわけなんだ。」

「なるほど、そうだったのですね。」

「ですが、それだと常に神力を目に通してなければいけないのでは?」

「そうなんだけど、自然の神様だから、信仰云々関係無しに神力を確保出来るから大丈夫だよ。」

「だからといって、あまり無理をなされては困ります。私達はご主人様の式。主人の体調管理も仕事のうちです。」

「いやだから・・・「「ご主人様!!」」

大丈夫だと言おうとした矢先、二人が突然声を荒げた。

「「ご主人様は起きたばかりなのですから、そういったことはなさらないでください!例えご主人様の目が見えなくても、私達がご主人様の目になります(から)!!」」

そうして2人は更に言葉を繋げていった。


「「私達はご主人様の式。例えご主人様の目が見えなくとも、手足が動かせなくとも、私達があなたの目となり手となり足となりましょう。ですから、どうか私達の言う通りにしてください・・・」」

正直、式とはいえここまでしてくれてるのに食い下がらない俺が悪いみたいだな。

(ポンッ)「まったく、ほんとに良い従者をもったもんだ。2人共俺には勿体無いくらいだな。」

「いいえ、ご主人様だからですよ。ご主人様

じゃなければ、私達がここまでするのはありえません。」

「久遠の言う通りです。私達はご主人様により創られた式。ご主人様以外にこのようなことは死んでも致しません。」

「そうか。なら、これからもよろしくな。久遠、神楽。」

「「はい!!」」

「さて、それじゃ「すいません、久遠さんか神楽さんはいませんか?・・・ん?」

そうして2人の式と改めて主従を誓うと、誰かが訪ねて来た。どうやら、久遠と神楽を知っているようだが・・・

「久遠、神楽、知り合いか?」

「はい、先程話した、ここの周りの集落に住んでいる子です。」

「なるほど、ならちょっと挨拶しておこうかな。」

久遠と神楽に用があるようだが、とりあえず2人の主人としては挨拶をしておかないとな。

そうして俺は家を出ると、そこには1人の女性がいた。

相変わらず目は見えないのでどんな容姿をしているかはわからないが、ひとまず悪い人ではなさそうだな。

「初めまして、見知らぬお嬢さん。俺は海塚 真火。久遠と神楽の主人だ。」

「あなたが、久遠さんと神楽さんの言っていたご主人様なのですか・・・。初めまして、私は八意 永琳と言います。」


これが後に俺の目を治してくれた彼女、永琳との出会いだったーーーー


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