4月21日(土) 映画「ももへの手紙」を観る。
今日は雨。しかも寒い。今日はラゾーナ109で「ももへの手紙」を観る。愛するお父さんに「お父さんなんか死んじゃえ」と言った翌日、お父さんが本当に事故で亡くなってしまう。そんな苦しみが癒えない「もも」は、母と一緒に、母の故郷の瀬戸内海の島に戻ってくる。そこには、「遠野物語」に似た妖怪が住んでいた!
アニメ映画「人狼JINーROH」という、殺戮の物語を作った沖浦啓之監督が7年の歳月暖めてきた作品だという。製作担当は「キル・ビルVOL1」(廃刀令の宣布されなかった日本での復讐劇)のアニメーションで名高いプロダクションI・G。作画は「もののけ姫」「千と千尋の神隠し」「AKIRA」」などを手がけたスタッフ。サザンオールスターズの原由子の主題歌。都会生活で、心がこちこちに固まってしまった人に最適の映画。美しい瀬戸内海の風景、古さの中に美を忍ばせる文化、人々の優しさは、今日大都会が失いつつあるものだ。ともすれば電車のホームから人をけ落としてしまおうという都会人(笑。素庵は品川ー川崎間の退社時の下りの東海道線には乗らない。京浜東北線を愛用する。目が血走ったさもしい怒りっぽい鬼のような連中が乗っているからだ!)には何という清涼な風であることか。
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