1月27日(金) 晴
通勤の時、公園のがまの穂がはえている10㍍ほどの池をみると、氷が一面に張っている。その池のそばを通っている散歩道の花壇には長い霜が降りている。がまの穂はすでに綿毛を飛び散らして、ウインナーの食べ残しのようになっている。世界も寒いが、クリスマス、正月に孫六人のためにプレゼントで素庵の懐は、極寒である。何だって、クリスマスとお正月をくっつけるのだろう、この時期、素庵がいつも思うことである。
さて、ジブリ美術館で小学生の孫に買わされた「魔女の宅急便」四冊を読んだ。映画の原画を元にして、吹き出しを書き込み、漫画本にしたこの本は美しい風景、生き生きとした人物描写が魅力的である。
魔女の卵は13才になったら一年間、自活する修業に出なければならない。魔女の卵は、この困難を乗り越えて、どのように生きて行くかといったお話である。次に、「天空の城ラピュタ」を読むべく狙っているが、小六の男孫はまだ読み終わってないとのことで、待つことにする。
ジブリの作品については、そのダンディズムで「紅の豚」が好きである。これは飛行機好きにはたまらない作品である。似たような作品に、サンテグジュペリの「夜間飛行」「南方郵便記」「戦う操縦士」の
三作があるが、これは宝石の様な作品群だ。「鷲は舞い降りた」で大ベストセラー作家になった、ジャック・ヒギンズの作品に「神の最後の土地」というのがあるが、第一時世界大戦の撃墜王マロリーは、ハナの経営する郵便飛行を手伝う事になる・・・。これは、子供向きではないが、航空冒険ロマンとしては「紅の豚」より断然面白い、おすすめの作品である。この作品を読んだときは「紅の豚」原作ではないかと思ったくらいであった。「紅の豚」は、少年少女向けにハッピーにしあげてあるが、「髪の最後の土地」は大人の苦みのある、非教育的な作品(笑)である。それゆえすごく面白い作品なのだ。
今日の晩飯は「すき焼き」。素庵家、この頃はすき焼きに白菜は入れない。牛肉・ネギ・エリンギ・シメジ・水菜・豆腐である。まず濃いめのつゆにエリンギ、シメジ、豆腐をいれたあと、煮立ったら牛肉、ネギ、をいれ最後に水菜をいれる。すき焼きは、まさに時間芸術である。ネギも水菜も牛肉も煮すぎてはいけない。これにグリーン・アスパラガスを添えて、満足の夕食となった。
安肉も腕次第ではグルメ店 素庵