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素庵日記  作者: 春野一人
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1月17日(火) 晴れ

 北海道に雪が例年の3倍も降っているとのことだ。北海道岩見沢では積雪194㌢を記録した。あまりの北日本の降雪で、関東周辺はカラカラに乾燥して、雨雪が降らないため富士山が白くない!(素庵先日、日帰り温泉、山中湖紅富士の湯で確認)


 今日、図書館に予約してあった、「異本源氏物語・千年の静寂しじま」森谷明子作・東京創元社2003年十月刊・第十三回鮎川哲也賞受賞作(鮎川哲也は推理小説家、作品「黒いトランク」等で知られている)と、司馬遼太郎随筆集・「歴史の中の日本」(「生きている出雲王朝」という一章がある。あまり古代に言及しない氏の思索が書かれていて興味深い)と、再度借りる「大佛次郎時代小説全集」の第二十四巻の初期作品(隼の源次・宗十郎事件・幻の義賊・蒼龍庵河井継之助・講談《?・後日、説明》)の三冊を借りる。映画「源氏物語・千年の謎」の原作も、図書館に注文してあるが、やはり新作・話題作は手にするのが難しいようだ。

 このところ、図書館利用ばかりで、作者の皆さんには還元が少なくて申し訳ないと思う。もともと小説作家は割に合わない商売であるのに・・・。今、小説家はわずかな給料でこき使われる労働者と同じである。わずかな著作権料で十分な所得を得るためには多作するほかない日本の作家は、短命が行き着く先である。もとより素庵の作品がそんなに良い作品とはうぬぼれないが、このような薄謝では「小説界のストリート・ミュージシャン」のままでも良いかという気持がしないでもない。素庵に足りないのはあとは「薄謝」だけであるからである。ガハハ。ところで素庵愛読の葉室麟はむろりん氏(実朝の首の著作あり)直木賞受賞。おめでとうございます。


 我もまた 一茶に似たる 貧乏人       素庵


 

 

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