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素庵日記  作者: 春野一人
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2012年1月1日 (日) 晴 あたたか 夕方曇る

 素庵家は紅白は見ない。大晦日は十時には寝てしまった。朝九時に起床。「寿し常」の、おせちを今年は頼んだ。去年の正月は、素庵と山の神二人きりであったから、いくらかお正月っぽいもの・・・数の子・タラバガニ・かまぼこ・自家製のきんとん(金時芋を裏ごしし、飴と瓶詰めの栗甘露煮を混ぜて作る)等を用意しただけであるが、今年は三人であるから、二万ほどのおせちを頼んだ。三人ともなれば、いろいろ買い回るより楽で安価である。「寿し常」のおせち重には、数の子・タラバガニ・松前漬け・伊達巻き・黒豆・コウナゴとの甘煮・松葉ガニ・毛ガニ・煮アワビ・サザエとわさび漬けの和え物・まぐろのカルパッチョ・シャケのカルパッチョ・ホタテ貝の甘煮等がはいっている。これにお雑煮・酒である。

 素庵のうちは、年賀の訪問などと言うものはなく、今日も好例「ちい散歩」である。今日は千駄木を歩いた。千代田線千駄木下車で、森鴎外が三十年住んだ「観潮楼」跡地(文京区千駄木1ー23ー4。残念ながら記念館建設工事のため見るべきものなし)をたずねる。楼の名前のとおり、高台にあり、今はマンションなどに遮られて見えないが、当時は品川の海が見えただろう。もう一つは、漱石が「我が輩は猫である」を書いたという住居あと(文京区向丘2-20-7)が見所である。

 昼は川崎駅にもどって地下街の「ぼてじゅう」でミックスお好み焼き、にオムそば、で二千円ほどで満足。


 さて今日、「源氏物語 千年の謎」原作をアマゾンに注文。カスタマーレビュー(読者の評判)によれば、時代考証のなっていない、メチャクチャな作品という酷評が与えられている。しかし、素庵はそれでも読む人である。源氏物語の成立に興味があるからである。もう一人のカスタマーによれば、源氏物語の謎解きならこの本が良いですというのも買った。その内容については、何日後には書くつもりだ。

 

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