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素庵日記  作者: 春野一人
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12月30日(金) 晴 寒

 群馬の方では、青空に雲一つないのに、雪がちらつくと言うことがあるそうだ。日本海側に降る雪が山を越えて吹き飛ばされて来るのだという。あたかも桜の花びらが、桜の木がないのに散ってくるに似て、風情のあることである。しかし東京にはただ冷凍の風がやって来るだけである。

 したがって晴耕雨読の素庵、寒風は雨に似たりと今日の「ちい散歩」の旗を巻いて、朝食(昨晩のカレーの残り)の後、雨読、つまり映画を観ようと、予約のためパソコンにしがみついた。今日の映画上演目の中で素庵が観たいのは、素庵の「太安麻呂」に似ている、高山由紀子の小説「源氏物語 千年の謎1」の映画化作品「源氏物語」である。しかし山の神、同道ということで「リアル・スチール」・「タンタンの冒険」・「けいおん!」の中からすったもんだのすえ選んだのは一番観たくない「けいおん!」であった。「まあ勉強だ」とふてくされて呟いた。

 山の神は、女子高校卒であるから、同じような状況が描かれたアニメであるから、懐かしかったという感想であった。素庵には、ドラマ性がかんじられなかったが、卒業する四人の三年生が秘かに、もう一人の一年生の可愛いメンバーに歌を作って贈ると言う内容が、中高生の興味を引くのではないかと思う。素

庵も、歌をつくる事がある。「歩いて行こうよ」という歌である。これは素庵の詩に、湘南でウクレレクラブを主宰している青木さんという方が曲をつけてくれたものである。だから素庵には、歌が生まれてくることにもはや、新鮮な感動はないから、この映画の良さがわからないのかも知れない。

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