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素庵日記  作者: 春野一人
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12月27日(火) 晴 寒 東北雪 由紀さおりについて

 「由紀さおり」と米国のジャズ・オーケストラ「ピンク・マルティーニ」とのコラボレーション・アルバム「1969」がiTyunes全米ジャズチャートで第一位となり話題となっている。

 由紀さおりは11月17日にロンドン「ロイヤル・アルバート・ホール」で米国・オレゴン州のジャズオーケストラ「ピンク・マルティーニ」に、「BBCコンサート・オーケストラ」を加えてコンサートを行い、大盛況の内に終了させたという。

 

 曲目は、夜明けのスキャット(本人の歌)・ブルーライト横浜(いしだあゆみの歌より)・さらば夏の日(フランシスレイの映画音楽より)・夕月(黛ジュンの歌より)・マシュケナダ(セルジヲメンデス&ブラジル66の歌より)・真夜中のボサノバ(ヒデとロザンナの歌より)・パフ(ピーターポール&マリーの歌より)・いいじゃないの幸せならば(佐良直美の歌より)・イズザットオールゼアイズ(ペギーリーの歌より)・私もあなたと泣いていい?(兼田みえこ歌より)・わすれたいのに(ザ、バリスシスターズ歌より)・季節の足音(本人新曲)・・・である。


 素庵などは1969年当時ヒットした「YMO」やジョンレノンのアルバム「ダブル・ファンタジー」やピンクフロイドも好きであったが、最近のものには乗れなくなってきていたので、年とったせいかと半分思っていたが、それがそうではないことが証明される現象が起きた。最近の素人のような歌に首を傾げていた素庵は間違っていなかったのだ!NHKラジオ第一の「ラジオビタミン」は素庵仕事中の愛聴番組であるが、昨日は音楽評論家を呼んで、今年の音楽総ざらえをしていた。その中で、韓国のKARAや少女時代が日本で人気がでた背景として、日本のグループがプロではないからであると断言しているのが印象的であった。


 この点で言えば、由紀さおりの歌はプロ中のプロであり、まさに、プロの神様、美空ひばりの域まで達していると言える。由紀さおりの良さを世界が知らなかっただけの話である。1969年の頃は各大学で全共闘運動が活発であり、月に人類が始めて降り立ち、ラジオではニールセダカやコニーフランシスやパットブーンやプレスリーやビートルズが全米のヒットチャートで人気があり、日本でも坂本九やパラダイスキングや上記佐良直美(さがらなおみ)などのポップな歌が人気を得ていた。その時代において、由紀さおりの「夜明けのスキャット」は、群を抜いた良さを持っていたのである。


 そういえば、先月、NHKFMで、由紀さおりが突然の世界的ヒットに自分自身驚いたという発言をしていたのを素庵は思い出した。そうだろうなと素庵もまた思ったのである。(若かりし素庵、映画会社で仕事の頃、テレビスタジオの待合室で若き由紀さおりさんと偶然二人っきりで同室したことがあった!綺麗な人であった!)


 

 年寄りを舐めちゃいけない塩辛い  素庵

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