12月14日(水) 曇り
応接セットのテーブルに、数ヶ月文芸春秋が一冊置かれている。見れば平成二十三年十一月号であるから、十月のころ買ったのであろう。さて文藝春秋は、タイトルに惹かれてたまに買うが、虫食い状態に読むので、いつまでも捨てきれず、部屋のそこら辺に転がっていることとなる。この本は「100歳まで元気な人の秘密ー長生きする人の共通法則」という、素庵には非常に魅惑的な大型特集を組んでいるから、恐らく電車のぶら下がり広告を見て買い込んだものであろう。(いまなら、素庵日記に記すであろうが、この頃は長年書き続けていた三年連用日記は書かずにいたから、買い込み日時は忘却されたのである)
ここに登場する人々はいずれも当代元気老人である。名前を列挙すると、中曽根康弘・瀬戸内寂聴・有馬稲子・やなせたかし・森光子・金川千尋(85歳、現役経営者)・正治歌江・三浦雄一郎・山川静夫・石原慎太郎・曽野綾子・宮本輝・中村吉衛門・由美かおる、の皆さんである。今日のテーマは長寿に絞って、この号のもう一つの特集である、「角栄の恋文」に興味を持ったが、後日、これについては記すことにして、今日は書かない。
人々の長命・元気の法則を単語で拾ってみよう。中曽根氏、座禅・好き嫌いのない食・野菜・小量の酒・羊羹・納豆・ヨーグルト・新聞三紙を読みつつ長い朝食・食事を嚙む回数・週一ゴルフ・散歩・腹立てない・睡眠八時間・絵を描く・俳句・お風呂で歌うシャンソン・生きがい・目標を持つ。
瀬戸内寂聴さん、小説書く生き甲斐・断食で好き嫌いがなおった・現代語訳源氏物語を書く・歩行の荒行・オペラ原作創作・引っ越し魔・一度病気にかかって気をつける・玄米菜食・肉でも何でも食べる殺生坊主・熟睡・トキメキ・心の自由・仏教の勉強。・・・後は、また明日書こう。
ポケットに百円玉だけど青空 素庵