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素庵日記  作者: 春野一人
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11月29日(火) 山茶花梅雨につき曇天

 日本書紀現代語訳 上下刊の内の上をアマゾンに注文。送料込みで800円ほどである(素庵の古文解釈はいつも、解釈文→原文(漢文)→自分の訳→現代語訳チェック、この手順で自分の文章を作り出すのである。暗愚な素庵は一つの単語が解らなくて半日それに引っかかっていることがある。)で、あるからして、最終チェックのために現代語訳は欠かせない。釈日本紀や日本書紀私記といった、学者か相当な歴史マニアしか手に取ろうとしない本は、この現代語訳も解釈書が作られていない。それで、この素庵の無学にして、おおざっぱな頭で、漢文の壁に挑戦しなければならなくなるのは実に困ったものだ。

 原文と現代語訳をてらしあわせると、現代語訳の執筆の学者・文学者の訳が適正か否かが、素人の素庵にも判断できて面白い。時にひどい現代語訳にぶち当たって「この先生の国語力はこんなものかなあ」という優越感に浸るばかな素庵である。そう言うわけで、今書いている「太安万侶」の田沼詩人が訳している日本書紀巻頭部分は数日後に、現代語訳を加味して改変される可能性大である。


 九時まで出社しなければならない素庵は、早めに会社近くに来て、会社至近のマクドナルドで、一杯百円のホットティーを飲んで時間ぎりぎりまで読書を楽しむ。(贅沢を言えないが、リプトンのティーパックはないよな。アッサムとかダージャリンとか茶葉を使ってほしいよな。コーヒーについてもそれは言える。最低の豆ではないだろうか。素庵はかって、街のスーパーのオーナーであったが、先代が店を開いたのは戦後の1949年頃の事であった。この店に、大田区六郷に開業した第一パンの創業社長が、リヤカーを引いてパンを卸に来ていたという関係で、二十五年前、二代目社長に会員制クラブに招待されたことがある。そのさい社長がマクドナルドは業界では「ネギルナルド」と言われているのです。と言ったことを思い出す。同じ値切るなら、もう少し良い品を値切って欲しいものだ。(笑)


 さて、今日は忙しいながらも走り食いの悪しき習慣は踏襲せずに済み、神田の「小諸そば」で天玉そば380円也を賞味できた。立ち食いそばの一番は、やはり「小諸そば」、二番が「ゆで太郎」で三番が「富士そば」であろうか。緑の駐車違反摘発係ができてから、立ち食い蕎麦も街のラーメン屋も車の客を失って、繁盛するのは駐車場がある「ガスト」「バーミヤン」「回転寿司」「コンビニ」「ロイヤルホスト」「デニーズ」「すき家」各店である。しかし、ここで出されるそば、ラーメンのたぐいはたいした物ではない。したがって、そば好き素庵はしかたなくコンビニのカップそばを食べていることが多いのである。(ああ!)

 夜はビーフカレー・サラダ・湯豆腐・ハム・甲類焼酎である。


 

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