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素庵日記  作者: 春野一人
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11月27日(日) 曇り

 午前中は、「太安万侶」「素庵日記」筆。昼過ぎ家を出て駅の方に歩い行く。駅までおよそ2キロ、ちょうど運動不足解消に良い距離である。土曜日、車を使って歩かなかったので、今日は駅まで2キロ、買い物で2キロほど歩く。駅のユニクロで鬼妻、パンツ二本とシャツ2枚買う。しめて7千円ほどである。12月1日が鬼妻の誕生日なのである。誕生プレゼントを買わないと、大鍋でゆでられて食べられてしまう。(作品名は明かさないが、これは有名な作品の内容である)

 

 昼は「日高」で湯麺・ワンタン麺である。素庵は湯麺である。ラーメンを食べたいが、ラーメンは炭水化物であるから栄養なしでカローリのみというメタボには鬼門。野菜の多い湯麺を食べ、麺は意図的に食べ残す。かのベストセラー「タニタの社員食堂」などは肉ちまちま・野菜ゴッテリのオンパレードで、素庵がかって用務として勤めていた高校のランチは、まさにこれで、浅はかな同僚は「病院食」と悪口を言っていたのを思い出す。しかし長生きしたいなら、タバコなし・酒少々・おやつなし・タニタの社員食堂レシピに限るのである。

 さて買い物は前言をひるがえして(笑)米国産の牛ステーキ肉が300gで480円と安かった。貧乏な素庵は健康を投げ捨てて、これを慌てて買ったのである。夕食は従って牛ステーキ・麻婆なす・ブロッコリーのサラダ・キャベツの味噌汁・白菜の漬け物・大根おろし・しらす・(山の神は、肉料理が苦手、見かけによらず草食系である・したがって鰺の干物)


 食後「邪馬台国の秘密」を読み進もうとするが、眠くなって断念。読書はまさに格闘技、五分の閑でも

本を開かなければ、読める本の数など知れたものだ。まして働きながら何かを書こうという人間は、それらに時間が取られるから、素庵はバスを待つ時間もおしい。しかし歩くことは大切であるから、歩く時間は惜しんではいられない。二宮金次郎が寸暇を惜しんで、歩きながら本を読んでいる像は子供に「あぶないね」と言われる時代である。二宮金次郎の像に「ながら読みは危ないからやめましょう」なんて札を下げる教育委員会が出てきそうだ。(笑)

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