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素庵日記  作者: 春野一人
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11月21日(月) 晴

 「ルパン3世」の原作者・モンキーパンチは、少年の頃、トムとジェリーが好きで、作品に、その追っかけを真似ていれたと、今晩のテレビで知った。素庵、これで納得。そうか、「ダヴィンチコード」も、基本的には善玉を悪人が追いかけるという、漫画の基本的パターンなのだと思った。結局の話、SFでいえば、謎ときで終わらない長編物語みたいなもので、当然物足りなさが残ってしまうのである。トムとジェリーは素庵も孫とともに、数多く見たが、時を忘れる面白さがあった。これを悪いというのではないが、大人の見るものとしては不十分と言えよう。追っかけとセクシーとスリルは大衆映画に欠かせない3要素だと聞いたことがある。「ルパン3世」には、この要素がしっかり盛り込まれていたと思う。ミステリーとSFは良く似ているといわれる、謎が徐々に解明される面白さ。そして意外な結末。これは歴史ミステリーも同じではないだろうか。素庵はSFなら相当読み込んだと言えるが、ミステリーは初心者である。したがって、ここで余り無駄口を言えない。せっかく届いたコナン・ドイルのホームズシリーズ「まだらの紐」がルビの振ってある「少年文庫」であったから、(アマゾンで1円配送料250円はこの本だけだったのだ。素庵がこの本を電車で開いているのを人が見たらどう思うだろうと考えると、とても愉快である)小学六年生にもなって、本を読まない男孫を本の世界に引きずり込むべく「この本を読んで感想文を書いたら三千円やる」などといって本をうっかり与えてしまったので、ミステリー修業の道は遠のいてしまった。これでは今は亡きミステリー界の有名遊歩人「植草甚一」さんに遙かに及ばないままである。

 さて、今日の食事であるが、朝はハムエッグ・トースト・コーヒー。昼はコンビニのミニドッグ2コ190円にストレート缶コーヒー・先日の草加せんべい一枚。夜は回鍋肉ほいこうろう(キャベツと豚肉の芥子味噌いため)と鯖の塩焼き・もやし味噌汁・竹輪と野菜の煮物・酒なし・御飯・冷茶である。酒抜きだと、こんなに御飯が美味しくて、眠くならずにパソコンに向かっていられていいなあと思うのだが、酒をやめられないのは何故であろうか。



 

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